第6回全日本ラクロス大学選手権大会:決勝戦(男子)(2)

2014/12/12

第6回全日本ラクロス大学選手権大会
男子決勝戦  慶應義塾大学(白) vs 関西学院大学(青)

試合試合

ゲームレポート
 第6回全日本ラクロス大学選手権大会、決勝戦は慶應義塾大学(以下、慶應)と関西学院大学(以下、関学)の対戦となった。

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1Q
 第1クォーターは慶應ボールで幕を開けた。フェイスオフに勝利した慶應は先制を狙って攻め込むが、逆に試合を動かしたのは関学であった。ボールを奪った関学は開始5分、#31日下がゴール裏でもらいゴールに切り込み、そのままシュートを決めた。しかしその4分後、慶應は#39高橋がゴールを決め、すぐに追いつく。
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 その後はやや慶應ペースで試合は進むが、一進一退の攻防となる。クォーター終盤、試合を再び動かしたのは関学であった。18分、慶應のフェイラートゥアドバンシグザボールにより関学ボールになると、素早いリスタートからゴール前で#3坂本がボールを受け、シュートを放り込んだ。慶應にとっては苦い失点となった。ここで関学1点リー ドで第1クォーターが終了した。
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2Q
 第2クォーター開始直後、慶應はスラッシングの反則により一人少ない状態で守ることに。ここで追加点を取りたい関学オフェンスであったが、ここは慶應の堅い守りを崩せない。逆に慶応はボールを奪うとポゼッションを続け、何度も相手ゴールを脅かす。そしてついに9分、慶應はブレイクからパスを受けた#8木島がステップシュートを決め、同点に追いついた。さらにその4分後、またも#8木島がシュートを決め、逆転に成功する。
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 流れを戻したい関学は相次ぐ相手ファウルにより有利なオフェンスを続けるが、ゴールは遠い。そしてクォーター終了直前に点を取ったのはまたも慶應であった。#3脇坂から#8木島へパスが送られ、そのまま豪快にステップシュートを決めた。木島はこのクォーターだけで3得点の活躍となった。慶應4-2とリードし、第2クォーターは終了した。
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3Q
 第3クォーター、開始早々ゲームが動く。開始1分、関学#5藤川のステップシュートが決まりこれで1点差とする。しかしその2分後、慶應がライド成功から#3脇坂がシュートを流し込むと、さらにその1分後、#7井上が右のスタンディングシュートを決めた。このまま慶應に流れが行くと思われたが、関学も意地を見せる。7分頃から優位にオフェンスを続け、果敢に慶應ゴールを狙う。そしてついにクォーター開始10分、#31日下の華麗な左ステップシュートが決まり、点差を縮める。
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 しかしここで流れを渡さないのが慶應。その4分後に#3脇坂が右ステップシュートを決めきり7-4の3点差とする。だが2分後、今度は関学のライド成功から#99桑田にパスが渡り、そのまま右ランニングシュートを決めて再び2点差とする。まだまだ勝負が読めないまま、ここで第3クォーターが終わった。
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4Q
 勝負の第4クォーター、先にペースを握ったのは慶應であった。開始1分、#9林の右ステップシュートを皮切りにして、その後立て続けに2点が入り、流れを呼び込む。5点差とされた関学はここでたまらずスティックチェックの申請を行うが、スティックは合法と判断され、一人少ない不利なディフェンスを強いられることに。さらに慶應#89大西の左の至近シュートが決まり、慶應11-5とリードを広げた。その後も慶應は攻撃の手を緩めず、#39高橋、#43伊藤、#30居塚がシュートを決め、10分経過時点で慶應は9点差をつけた。

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 しかしこのままでは終われない関学も反撃をみせる。12分#1後藤の右ステップシュートが決まると、その1分後には相手マンダウンディフェンスの状況で#39喜田が左シュートを決める。喜田はその1分後にもステップシュートを決め、これで14-8の6点差とした。しかし関学の猛攻もここまでであった。慶應はクォーター終了間際に#39高橋、#9林がそれぞれゴールを決め、ここで試合終了の笛。最終スコア16-8で慶應が勝利し、見事優勝を飾った。

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 最終的には慶應の底力を十分感じる結果となった。しかし、お互いが激しく点を取り合うラクロスらしいゲーム展開は、多くの観客を魅了したことに違いない。


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  ・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会info班・細川俊吾(一橋大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同広報部・前田浩一、肥後洋平