第26回ラクロス国際親善試合(女子戦・第1試合)ゲームレポート

2015/07/04

日時:2015年6月28日(日) 11:00試合開始
場所:東京都・
江戸川区陸上競技場

19歳以下女子日本代表(青) vs 23歳以下オーストラリア選抜(白)

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ゲームレポート
 6月28日(日)、照り付ける日差しの中、第26回ラクロス国際親善試合、19歳以下女子日本代表(以下、日本) 対 23歳以下オーストラリア選抜(以下、豪州)の試合を、東京都(江戸川区)・江戸川陸上競技場で行った。

 11時ドロー。豪州ボールから始まる。日本の3秒ルールのファールにより、豪州#14ケリーがフリーシュートを撃つが日本#2竹本のセーブにより、日本のクリアー展開となる。そのままオフェンスセットでファールを受け、日本#10野尾のフリーシュートとなるが決まらず、互いに先制点を譲らない状況が続く。
 5分、日本#3平野による#12大橋のフリーシュートに対するリバウンドやダウンボールへのフォローが目立ち、日本のオフェンス展開が続くが先制点は決まらない。豪州#1シャニースの1対1は、日本#5岩田が強靭なディフェンスでゴールを守る。

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 11分、豪州#12ジョージアのシュートを日本#2竹本がセーブをし、速いクリアーが展開される。正確な1対1でDFをずらしていき、日本#3平野のフリーシュートとなる。3人のDFに囲まれながらも華麗なスティックワークにより先制点をもぎとった。
 その後のドローも日本#12大橋が混戦の中マイボールにし、速攻で#14巻田にパスが繋がりファールを受け、フリーシュートとなる。先制点の流れはあったがシュートは決まらない。ラスト2分、豪州#7ケリーから#12ジョージアへのロングパスで流れをつかみ、#5ハンナがゴール左下からの1対1で得点をし、同点のまま前半が終了した。

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 後半、ドロー後は両チームともに負けず劣らずの展開が続き点差は開かず、グラウンドボールの混戦へ。豪州のファールにより日本#5岩田からリスタート。パスを繋ぎ、#17桑島がゴール左から1対1を仕掛け、シュートを試みるが惜しくも入らず。後半2分30秒、日本に得点のチャンスが訪れる。#3平野の勢いのある1対1に対し、豪州のファールがあり、日本にフリーシュートが与えられたのである。しかし豪州ゴーリー#19ステラがセーブ。その後も何度か得点のチャンスが訪れるが、日本はこれらを活かせずに後半7分20秒で、豪州によるタイムアウト。
 試合が再開される。豪州#7ケリーのボールとなり、#11レベッカ、#14ケリーへパス。そのままゴール裏へまわり、右下から1対1を仕掛けるが、日本#8岡田のナイスディフェンスが光る。

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 後半11分流れが変わる。豪州の攻撃、ゴール右下から#12ジョージアが1対1を仕掛け、中の選手へフィードするもグラウンドボール混戦へ。この中、豪州#10チェルシーがボールを獲り、シュートを決めたのである。試合時間は残り3分。得点は1-2で豪州の1点リード。ここで何とかして追いつきたい日本。
 試合が動いたのは後半14分、日本#4橋爪のゴール左上からの勢いのある1対1に対し、豪州#21シェルダンによるフリースペーストゥーゴールの侵害で、#4橋爪にフリーシュートのチャンスが訪れる。これをしっかりと決め、会場が沸く。しかしここで審判のホイッスルが鳴り響く。イリーガルスティックの為、得点にならないとの判定。予想外の出来事に、会場中がどよめく。
 豪州ゴーリーからのリスタートになり、ボールが進む。しかしここで最後の粘りを見せる日本。豪州のファールにより、日本代表ボールになる。残り30秒、再び#4橋爪にボールが渡り、左下から1対1を仕掛け、バックでシュートを決めたのである。先ほどのミスを取り返すように、強い気持ちを感じるシュートであった。会場には大歓声が響く。
 その後も日本代表は攻め続けるが、決めることができず試合終了のホイッスルが鳴り響いた。結果2-2で、暑さに負けない熱い戦いとなった。

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 試合終了後には、世界大会に向けて、19歳以下女子日本代表への壮行セレモニーを実施した。大会実施本部長・三好麻子から、応援メッセージの書き込まれた日本国旗が贈呈された。

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・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会info班・久保田咲(専修大学)、塩川ひかり(日本女子大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同広報部・川瀬萌