関東ユース選抜(女子)・カナダ遠征
2013/08/15
2013年7月1日(金)~14日(日)にかけて、2012関東ユース選抜女子((以下、ユース選抜)は、カナダ・オシャワにて行われたTurtle Island Festivalに参加した。
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この大会は女子日本代表が出場した第9回FIL女子ワールドカップの付帯大会であったため、ユース選抜は大会出場と同時に女子日本代表の戦う勇姿を目に焼き付ける機会にもなった。
今回の大会を通して、以下の3点が浅井HCより目的に掲げられた。
・海外選手に対して自分たちが選手としてどれくらい通用するのかを確認する。
・日本代表が世界でどういった戦いができるのかを見る。またその相手を知る。
・ラクロスのみならず海外という異文化を知る。
【遠征報告】
7月12日(金)
初戦となる相手は地元カナダのGreat North Lacrosse Club。長身で身体能力の高い選手が多い事がウォームアップからも伺えた。試合内容は、海外特有の足の長い天然芝におけるグラウンドボールを相手に支配され3-15で敗戦。
次戦はNorlax。こちらも初戦に続きカナダのチーム。スイッチが切り替わったユース選抜の選手達は、戦術では無く必死に1つ1つの局面を勝ち取るべく走り、得点を重ねた。試合終了時には8-6で勝利した。
その後、女子日本代表vsオーストリアの試合を観戦した。ユース選抜の応援も届き、23-2で勝利した。
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7月13月(土)
2日目は8:00試合開始であったが、バス会社とのトラブルにより会場到着が試合開始10分前という状況であった。相手はワシントン(アメリカ)のPugetSounds。ヘッドコーチのお母様が日本人というチーム。中高生を中心の若手のチームであったが、ユース選抜は前半から体が動かず得点を取る事が出来ない。相手の1対1から失点が相次ぎ3-8にて敗戦。体が動かないとはいえ悔しい敗戦となった。
4試合目はアメリカ西海岸のMidwestern Force。以前の3戦の中でボールに対する意識が劇的に変わったユース選抜はドロー、グラウンドボール共に支配率を上げていく。良いかたちでボールを攻撃に繋げることができ得点を重ねた。相手チームからは得点後にユース選抜のスローガンである、”Awesome!!”(最高!)と聞こえるほどユース選抜のやりたい事が体現できた試合となった。しかし、相手の細かい技術とは圧倒的に差があるのもまた事実。結果は6-14にて敗戦となった。
また日本代表vsホーデノソーニーの試合を観戦した。ユース選抜の各選手は自分の所属する大学の応援を日本代表仕様に変更して疲れを感じさせない応援で日本代表を後押しした。
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7月14日(日)
この日は全員の疲れもあったが、対戦を申し込まれるということがあり通常1日2試合の所を3試合できることとなった。
3試合あるとはいえ1試合目から力を抜く事は許されない。しかし、地元のToronto Starsは安定したボール保持からカットインにパスを出す。典型的なカナダラクロスでユース選抜のゴールに襲いかかる。結果、6-8で敗戦。
2戦目のNotreDameはアメリカにあるNortreDame大学の付属中高のチーム。実力差を確実にものにして10-5で勝利。
この大会を締めくくる、7戦目はTop of the bay Lacrosse。本場アメリカのメリーランドのチーム。3日間走り抜けたユース選抜の選手達は目の前の相手のスピードに囚われ足を動かす事もままならなかった。幼少から鍛えられた基礎技術により見た事も無いプレーから得点を次々に取られてしまう。結果、2-17で敗戦。世界の壁というのを痛感した試合であった。
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日本代表の試合観戦も3日目ということもあり、日本からTurtle Island Festivalに参加しているもう一つのチーム、関西ユース選抜とも協力して想いのこもった応援する姿が見られた。試合後には縁ある先輩との写真を撮る選手達。
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7月15日(月) ※観光
選手は思い思いの場所で観光を満喫した。ナイアガラの滝まで行って大自然を感じた選手や、ショッピングモールで買い物をする選手など。
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大会を通して、選手達は勝つ事以前に戦う事の難しさを学んだ非常に充実した遠征になった。また、試合終了後にはグッズ交換を行ったり、写真撮影を行い常に笑顔で交流を深めていた。
7日間で濃厚な経験をしたユース選抜の選手達は、将来日の丸を背負うのもそう遠くない未来かもしれない。
・Text&Photo:2012関東ユース選抜(女子)ヘッドコーチ・浅井威宏
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この大会は女子日本代表が出場した第9回FIL女子ワールドカップの付帯大会であったため、ユース選抜は大会出場と同時に女子日本代表の戦う勇姿を目に焼き付ける機会にもなった。
今回の大会を通して、以下の3点が浅井HCより目的に掲げられた。
・海外選手に対して自分たちが選手としてどれくらい通用するのかを確認する。
・日本代表が世界でどういった戦いができるのかを見る。またその相手を知る。
・ラクロスのみならず海外という異文化を知る。
【遠征報告】
7月12日(金)
初戦となる相手は地元カナダのGreat North Lacrosse Club。長身で身体能力の高い選手が多い事がウォームアップからも伺えた。試合内容は、海外特有の足の長い天然芝におけるグラウンドボールを相手に支配され3-15で敗戦。
次戦はNorlax。こちらも初戦に続きカナダのチーム。スイッチが切り替わったユース選抜の選手達は、戦術では無く必死に1つ1つの局面を勝ち取るべく走り、得点を重ねた。試合終了時には8-6で勝利した。
その後、女子日本代表vsオーストリアの試合を観戦した。ユース選抜の応援も届き、23-2で勝利した。
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7月13月(土)
2日目は8:00試合開始であったが、バス会社とのトラブルにより会場到着が試合開始10分前という状況であった。相手はワシントン(アメリカ)のPugetSounds。ヘッドコーチのお母様が日本人というチーム。中高生を中心の若手のチームであったが、ユース選抜は前半から体が動かず得点を取る事が出来ない。相手の1対1から失点が相次ぎ3-8にて敗戦。体が動かないとはいえ悔しい敗戦となった。
4試合目はアメリカ西海岸のMidwestern Force。以前の3戦の中でボールに対する意識が劇的に変わったユース選抜はドロー、グラウンドボール共に支配率を上げていく。良いかたちでボールを攻撃に繋げることができ得点を重ねた。相手チームからは得点後にユース選抜のスローガンである、”Awesome!!”(最高!)と聞こえるほどユース選抜のやりたい事が体現できた試合となった。しかし、相手の細かい技術とは圧倒的に差があるのもまた事実。結果は6-14にて敗戦となった。
また日本代表vsホーデノソーニーの試合を観戦した。ユース選抜の各選手は自分の所属する大学の応援を日本代表仕様に変更して疲れを感じさせない応援で日本代表を後押しした。
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7月14日(日)
この日は全員の疲れもあったが、対戦を申し込まれるということがあり通常1日2試合の所を3試合できることとなった。
3試合あるとはいえ1試合目から力を抜く事は許されない。しかし、地元のToronto Starsは安定したボール保持からカットインにパスを出す。典型的なカナダラクロスでユース選抜のゴールに襲いかかる。結果、6-8で敗戦。
2戦目のNotreDameはアメリカにあるNortreDame大学の付属中高のチーム。実力差を確実にものにして10-5で勝利。
この大会を締めくくる、7戦目はTop of the bay Lacrosse。本場アメリカのメリーランドのチーム。3日間走り抜けたユース選抜の選手達は目の前の相手のスピードに囚われ足を動かす事もままならなかった。幼少から鍛えられた基礎技術により見た事も無いプレーから得点を次々に取られてしまう。結果、2-17で敗戦。世界の壁というのを痛感した試合であった。
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7月15日(月) ※観光
選手は思い思いの場所で観光を満喫した。ナイアガラの滝まで行って大自然を感じた選手や、ショッピングモールで買い物をする選手など。
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大会を通して、選手達は勝つ事以前に戦う事の難しさを学んだ非常に充実した遠征になった。また、試合終了後にはグッズ交換を行ったり、写真撮影を行い常に笑顔で交流を深めていた。
7日間で濃厚な経験をしたユース選抜の選手達は、将来日の丸を背負うのもそう遠くない未来かもしれない。
・Text&Photo:2012関東ユース選抜(女子)ヘッドコーチ・浅井威宏
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