第21回中四国学生ラクロスリーグ戦・開幕戦(男子・中国会場)
2013/09/14
2013年8月17日(土)、第21回中四国学生ラクロスリーグ戦・中国ブロックの幕が上がった。男子の開幕戦の組み合わせは、昨年度、中四国学生ラクロスリーグ戦の王者・岡山大学 対 広島修道大学であった。
スコア
審判員
ゲームレポート
1Q。フェイスオフを広島修道大学が制し、攻撃の流れを作り出す。攻め入る広島修道大学に対し、岡山大学は好守を見せ、流れを変える。その流れに乗り、広島修道大学のゴールへと攻め入り、この試合初のシュートを見せるが、ボールはゴールラインを割ることなく、ゴーリーのスティックの中に収まる。この後、続けて、岡山大学を攻め続ける中、広島修道大学も攻めのチャンスを作り、シュートを見せるも、ゴーリーのスティックの中に収まる。
最初の得点を巡る攻防戦を制したのは岡山大学#2のシュートだった。ボールはゴールネットを揺らし、この試合初の得点が刻まれた。続けて岡山大学がブレイクで点を決め、その後、1対1から点を決め、3-0で岡山大学が優勢に立つ。また、広島修道大学のスラッシングのファールもあり、岡山大学の攻めは止まらず、スコアは5-0となる。ここで岡山大学によるタイムアウトにより、試合にほんの少しの静けさが訪れる。
試合再開後、岡山大学の攻めにより広島修道大学のゴールを脅かすが、広島修道大学のゴーリーの好守により、追加点は生まれない。代わりに広島修道大学は攻めの流れを掴み、岡山大学のゴールに攻め入る。一度はシュートが枠外で点は決まることはなかったが、続けて放たれたシュートはゴールネットを揺らし、広島修道大学は初得点をものにする。1Qは6-1、岡山大学がリードしている状態で終わりを迎えた。
2Q。攻めの流れに乗る広島修道大学が1対1を制し、追加点となる2点目を決める。
その後、攻めの流れに乗り続けたい広島修道大学だったが、スラッシングによりイエローフラッグが飛び、1分間の退場により、マンダウンディフェンスの形になり、岡山大学が優勢に立つことになる。また、続けて、広島修道大学にイエローフラッグが飛び、ツーマンダウンディフェンスの状態になる。絶好の攻めのチャンスにより、岡山大学はディフェンス攪乱させながら、広島修道大学のゴールに攻め入る。だが、広島修道大学の好守もあり、なかなか、ゴールネットを揺らすことが出来ない。2回、シュートは枠外にはずれ、最後はゴーリーにより、シュートはセーブされる。時間の経過とともに一時的に退場になっていた選手もグラウンドに戻ってきて、ディフェンスを固める。
その後も、好守を見せ続けた広島修道大学だが、岡山大学にシュートを決められ、7-2とされる。
直後のフェイスオフは岡山大学が制し、攻めの進撃を続ける。再び、シュートを放つも、2回、ゴール枠内を捉えることが出来ず、最後は広島修道大学のゴーリーによりセーブされる。流れに乗りたい広島修道大学だったが、再び、岡山大学がボールをポゼッションし、ゴール左横からゴール裏へとボールが回り、そこからの1対1により、追加点を決める。
その後、岡山大学によりタイムアウトが取られる。スコアは8-2である。再開後、フェイスオフを岡山大学が制し、追加点を狙うものの、ゴーリーによりセーブされる。広島修道大学もタイムアウト取り、その後、岡山大学と広島修道大学の攻防戦が繰り広げられ、両チーム、追加点はなく、2Qを終える。2Qは岡山大学が2点の追加点、広島修道大学が1点の追加点により、スコアは8-2となった。
3Q。ハーフタイムに行われたスティックチェックにより、広島修道大学が一つイエローフラッグを飛ばしてしまい(イリーガルスティック)、岡山大学がボールをポゼッションし、広島修道大学はマンダウンディフェンスの状態で3Qは開始された。
開始後、速攻という言葉が相応しいように岡山大学は点を奪う。この頃、チームのベンチがある後ろの芝の応援席では大勢の岡山大学ラクロス部員の応援が特に響き渡っていた。
開始直後に追加点を決められた広島修道大学は追い付く、追い越す気持ちで岡山大学を攻める。だが、岡山大学のディフェンスがその進行を防ぎ、その切り返しで、岡山大学がさらに追加点を決める。その後、広島修道大学は岡山大学の攻めを防ぎ、ロングパスにより、一気にボールを運び、攻めの機会を生む。ここで追加点を決めたい広島修道大学だったが、岡山大学のディフェンスが立ち塞がり、その後、岡山大学は広島修道大学を突き放す追加点を得る。
さらに点差を広げようと攻め、フェイントを入れ、仲間にパスし、ゴールを襲う。だが、広島修道大学のディフェンスが見事に防ぎ、そのディフェンスの好守をクリアという形に乗せ、岡山大学のゴールを攻める。その攻めの中、ハーフライン付近でグラウンド-ボールとなり、両チームの点を狙う攻防戦とはまた違う白熱する攻防戦が展開された。岡山大学がポゼッションするものの、イリーガルプロシージャーにより、広島修道大学がボールをポゼッションする。これにより、流れをものにする広島修道大学は追い上げの一歩となる追加点を決める。
だが、再び、岡山大学が追加点を決め、また、岡山大学のゴーリーがポゼッションした状態でリストレイニングライン付近まで走る場面も見られた。また、広島修道大学のプッシュにより、岡山大学の選手の体勢が崩れる場面では、観客から歓声が上がっていた。3Q、終了も間近、岡山大学のスラッシングにより、マンダウンディフェンスとなるが、好守により、この場面を守りきる。3Qは岡山大学が4点の追加点、広島修道大学が1点の追加点により、スコアは12-3となった。
4Q。最終Q。選手にも疲れが見えてくる頃だが、選手たちのプレーに衰えは見えない。
フェイスオフは広島修道大学が制し、攻めるも、岡山大学のディフェンスに塞がれ、岡山大学の攻めへと変わる。その攻めはアンダーシュートにより、見事にものにする。続けて、フェイスオフも制し、岡山大学の攻めが続く。シュート後のチェイスは岡山大学が制し、攻めの流れは中々変わることはない。その中、広島修道大学は何とか、ポゼッションし、攻めを行うものの、一気に切り換えされ、岡山大学の攻めを止めることはできず、追加点を奪われる。
その後、広島修道大学は攻めを行うものの、岡山大学のディフェンスが立ち塞がり、再び、岡山大学に追加点を奪われる。終了間近、広島修道大学が攻めるも、ボールマンが岡山大学の選手4人に囲まれる場面もあり、最終Qは岡山大学がやや一方的に攻め、広島修道大学が守る展開となった。
最終スコアは15-3で岡山大学が開幕戦を制する結果となった。スコア上、点差が開く結果となったが、選手全員、疲れを見せず、全力でグラウンドを駆けるものとなり、開幕戦として相応しい戦いとなった。この開幕戦により、第21回中四国学生ラクロスリーグ戦の火蓋が切られた。今回のリーグ戦はどのようなものになるのか、楽しみである。
・Text:日本ラクロス協会 中四国地区内学生連盟 広報委員会・土屋貴寛
・Photo:日本ラクロス協会広報部(中四国地区)・上原佑介、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
岡山大学
|
6
|
2
|
4
|
3
|
15
|
広島修道大学
|
1
|
1
|
1
|
0
|
3
|
主審 | 杉本 明信 |
副審・CBO | 荻野 聡人 |
冨田 英郎 | |
保木井 慎吾 |
1Q。フェイスオフを広島修道大学が制し、攻撃の流れを作り出す。攻め入る広島修道大学に対し、岡山大学は好守を見せ、流れを変える。その流れに乗り、広島修道大学のゴールへと攻め入り、この試合初のシュートを見せるが、ボールはゴールラインを割ることなく、ゴーリーのスティックの中に収まる。この後、続けて、岡山大学を攻め続ける中、広島修道大学も攻めのチャンスを作り、シュートを見せるも、ゴーリーのスティックの中に収まる。
最初の得点を巡る攻防戦を制したのは岡山大学#2のシュートだった。ボールはゴールネットを揺らし、この試合初の得点が刻まれた。続けて岡山大学がブレイクで点を決め、その後、1対1から点を決め、3-0で岡山大学が優勢に立つ。また、広島修道大学のスラッシングのファールもあり、岡山大学の攻めは止まらず、スコアは5-0となる。ここで岡山大学によるタイムアウトにより、試合にほんの少しの静けさが訪れる。
試合再開後、岡山大学の攻めにより広島修道大学のゴールを脅かすが、広島修道大学のゴーリーの好守により、追加点は生まれない。代わりに広島修道大学は攻めの流れを掴み、岡山大学のゴールに攻め入る。一度はシュートが枠外で点は決まることはなかったが、続けて放たれたシュートはゴールネットを揺らし、広島修道大学は初得点をものにする。1Qは6-1、岡山大学がリードしている状態で終わりを迎えた。
2Q。攻めの流れに乗る広島修道大学が1対1を制し、追加点となる2点目を決める。
その後、攻めの流れに乗り続けたい広島修道大学だったが、スラッシングによりイエローフラッグが飛び、1分間の退場により、マンダウンディフェンスの形になり、岡山大学が優勢に立つことになる。また、続けて、広島修道大学にイエローフラッグが飛び、ツーマンダウンディフェンスの状態になる。絶好の攻めのチャンスにより、岡山大学はディフェンス攪乱させながら、広島修道大学のゴールに攻め入る。だが、広島修道大学の好守もあり、なかなか、ゴールネットを揺らすことが出来ない。2回、シュートは枠外にはずれ、最後はゴーリーにより、シュートはセーブされる。時間の経過とともに一時的に退場になっていた選手もグラウンドに戻ってきて、ディフェンスを固める。
その後も、好守を見せ続けた広島修道大学だが、岡山大学にシュートを決められ、7-2とされる。
直後のフェイスオフは岡山大学が制し、攻めの進撃を続ける。再び、シュートを放つも、2回、ゴール枠内を捉えることが出来ず、最後は広島修道大学のゴーリーによりセーブされる。流れに乗りたい広島修道大学だったが、再び、岡山大学がボールをポゼッションし、ゴール左横からゴール裏へとボールが回り、そこからの1対1により、追加点を決める。
その後、岡山大学によりタイムアウトが取られる。スコアは8-2である。再開後、フェイスオフを岡山大学が制し、追加点を狙うものの、ゴーリーによりセーブされる。広島修道大学もタイムアウト取り、その後、岡山大学と広島修道大学の攻防戦が繰り広げられ、両チーム、追加点はなく、2Qを終える。2Qは岡山大学が2点の追加点、広島修道大学が1点の追加点により、スコアは8-2となった。
3Q。ハーフタイムに行われたスティックチェックにより、広島修道大学が一つイエローフラッグを飛ばしてしまい(イリーガルスティック)、岡山大学がボールをポゼッションし、広島修道大学はマンダウンディフェンスの状態で3Qは開始された。
開始後、速攻という言葉が相応しいように岡山大学は点を奪う。この頃、チームのベンチがある後ろの芝の応援席では大勢の岡山大学ラクロス部員の応援が特に響き渡っていた。
開始直後に追加点を決められた広島修道大学は追い付く、追い越す気持ちで岡山大学を攻める。だが、岡山大学のディフェンスがその進行を防ぎ、その切り返しで、岡山大学がさらに追加点を決める。その後、広島修道大学は岡山大学の攻めを防ぎ、ロングパスにより、一気にボールを運び、攻めの機会を生む。ここで追加点を決めたい広島修道大学だったが、岡山大学のディフェンスが立ち塞がり、その後、岡山大学は広島修道大学を突き放す追加点を得る。
さらに点差を広げようと攻め、フェイントを入れ、仲間にパスし、ゴールを襲う。だが、広島修道大学のディフェンスが見事に防ぎ、そのディフェンスの好守をクリアという形に乗せ、岡山大学のゴールを攻める。その攻めの中、ハーフライン付近でグラウンド-ボールとなり、両チームの点を狙う攻防戦とはまた違う白熱する攻防戦が展開された。岡山大学がポゼッションするものの、イリーガルプロシージャーにより、広島修道大学がボールをポゼッションする。これにより、流れをものにする広島修道大学は追い上げの一歩となる追加点を決める。
だが、再び、岡山大学が追加点を決め、また、岡山大学のゴーリーがポゼッションした状態でリストレイニングライン付近まで走る場面も見られた。また、広島修道大学のプッシュにより、岡山大学の選手の体勢が崩れる場面では、観客から歓声が上がっていた。3Q、終了も間近、岡山大学のスラッシングにより、マンダウンディフェンスとなるが、好守により、この場面を守りきる。3Qは岡山大学が4点の追加点、広島修道大学が1点の追加点により、スコアは12-3となった。
4Q。最終Q。選手にも疲れが見えてくる頃だが、選手たちのプレーに衰えは見えない。
フェイスオフは広島修道大学が制し、攻めるも、岡山大学のディフェンスに塞がれ、岡山大学の攻めへと変わる。その攻めはアンダーシュートにより、見事にものにする。続けて、フェイスオフも制し、岡山大学の攻めが続く。シュート後のチェイスは岡山大学が制し、攻めの流れは中々変わることはない。その中、広島修道大学は何とか、ポゼッションし、攻めを行うものの、一気に切り換えされ、岡山大学の攻めを止めることはできず、追加点を奪われる。
その後、広島修道大学は攻めを行うものの、岡山大学のディフェンスが立ち塞がり、再び、岡山大学に追加点を奪われる。終了間近、広島修道大学が攻めるも、ボールマンが岡山大学の選手4人に囲まれる場面もあり、最終Qは岡山大学がやや一方的に攻め、広島修道大学が守る展開となった。
最終スコアは15-3で岡山大学が開幕戦を制する結果となった。スコア上、点差が開く結果となったが、選手全員、疲れを見せず、全力でグラウンドを駆けるものとなり、開幕戦として相応しい戦いとなった。この開幕戦により、第21回中四国学生ラクロスリーグ戦の火蓋が切られた。今回のリーグ戦はどのようなものになるのか、楽しみである。
・Text:日本ラクロス協会 中四国地区内学生連盟 広報委員会・土屋貴寛
・Photo:日本ラクロス協会広報部(中四国地区)・上原佑介、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
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