一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2013年12月7日（土）　11:00試合開始
場所：大阪・長居第2陸上競技場

FALCONS（クラブ選手権1位） vs 神戸大学（大学選手権2位）



スコア

チーム	1Q	2Q	3Q	4Q	TOTAL
FALCONS	3	4	2	5	14
神戸大学	1	2	1	0	4

ゲームレポート
本格的な冬の到来を予感させる今日、長居第二陸上競技場で、全国クラブチーム1位のFALCONS（以下、FAL）と全国学生2位の神戸大学（以下、神大）が関西で今年最後の火花を散らす。



第1Q、FALはフェイスオフを制しそのまま#22夏目がボールをゴールに叩き込んだ。これで勢いをつけたFALは、試合開始3分ゴール裏から鋭いパスを#91本下が受け豪快なシュートを叩きこむ。その後神大も攻めるがFALの鉄壁のディフェンスを前になかなか得点を決める事が出来ない。
そして、神大は重大なミスを犯してしまう。神大はクリア中にハーフライン付近でボールを落としてしまう、それを見逃さなかったFAL#43山口はボールをすくいそのまま得点を決めた。しかし、このまま黙っていられない神大は、13分#7辻が強烈なミドルシュートを放ちゴールネットを揺らした。その後このままの勢いで得点を決めたい神大だが試合は動かぬまま第1クォーターは3－1で終了した。

第2Q、最初のフェイスオフは神大が制すがすぐにFALボールとなる。すると開始5分FAL#9継がゴール左横から華麗なシュートを決める。次のフェイスオフもFALが制しシュートを撃つが、これは神大ゴーリー・渡里が好セーブを見せる。しかし、７分FAL#9継がゴール横で貰い、強引に中に切り込みシュートを決め5得点目。
何としても得点が欲しい神大はフェイスオフを獲り、ランニングシュートを撃つが決めきれない。その後もスラッシングを貰いエキストラマンオフェンスとなりシュートを撃つも、ゴーリーにセーブされチャンスを生かすことができなかった。反対にFALは9分、#9継に対角の鋭いパスが通り、それをクイックで決める。その1分後FAL#90関根がシュートを決め、7得点目。神大との差をさらに広げる。
このまま黙っていられない神大は14分#19沖田がクリースで貰い、体勢を崩しながらもシュートをきめる。さらに17分神大#19沖田が強引に中に切り込み、3得点目をもぎ取り、徐々に点差を縮めていく。その後、点は動くとこは無く7－3でFALがリードしたまま第2クォーター終了。



第3Q、最初のフェイスオフを制したのはFALであった。FALは第2クォーターの勢いそのままに開始3分に#9継が強烈なミドルシュートを決めた。この勢いが止まる事は無いのかと思ったが、ボールの保持率はFALが多いが神大も粘りのディフェンスを見せ得点を許すことはなかった。そして17分にFALの鉄壁ディフェンスを切り抜け神大#19沖田がゴール裏からパスをゴール前で貰い、執念のシュートを放ちゴールネットを揺らした。しかし、間髪入れずにFALが反撃に出る。18分にまたしても#9継が豪快なミドルシュートを放ちゴールを決めた。その後もFALの猛攻は続いたがそれに屈する事無く、神大はゴールを守り抜き9－4で第3クォーターを終了した。

第4Q、フェイスオフはFALが制し、ブレイクを作るが、神大のゴーリー#2渡里の好セーブに阻まれる。神大もブレイクでチャンスを作るも、得点に結びつかせることが出来ない。
すると9分FAL#13橋本がゴール前の1対1を落ち着いて決める。ここからFALの怒濤の攻撃が始まる。1分後の10分、FAL#9継が華麗なシュートを決め11－4と突き放す。15分には#90関根が神大ディフェンスをかわし、シュートを決め、#13橋本がゴーリーとの1対1を決め、13得点目。1点が欲しい神大だがFALのディフェンスを前にシュートを撃つもゴーリーにセーブされ、攻めきることができなかった。18分、FAL#1大庭がゴーリーのクリアをキャッチし、1対1を落ち着いて決めた。その後もFALのオフェンス時間のまま終了のホイッスルがなり、14－4で試合終了。

試合は終始FALCONSが圧倒的な力を見せ勝利する形となったが、神戸大学も関西学生王者として恥じない戦いぶりを見せてくれた。次はいよいよ決勝戦。男子として前人未到の6連覇をかけ、更なるFALCONSの選手達の活躍に期待したい。

全日本選手権大会の予定
第24回ラクロス全日本選手権大会・決勝戦（男子）
　2013年12月15日（日）
　東京都（江戸川区）・江戸川区陸上競技場
　11:00　男子決勝戦　　早稲田大学　vs　FALCONS






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  ・Text：第24回ラクロス全日本選手権大会実施本部（大阪会場）・山本甫（大阪産業大学）、梶原圭貴（神戸学院大学）
・Photo：日本ラクロス協会広報部次長（関西地区）・中山崇