第21回中四国学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)
2013/12/16
日時:2013年11月2日(土) 13:40試合開始
場所:広島県(広島市)・広島広域公園第二球技場
岡山大学(白) vs 徳島大学(橙)
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
秋晴れに恵まれた今日、広島の広島広域公園にてファイナル4を勝ち進んだ中国地区総合1位の岡山大学(以下、岡山)と四国地区総合1位の徳島大学(以下、徳島)が激突した。
第1Q
初めのフェイスオフを制したのは徳島。しかし欲しかった先制点を取ったのは岡山だった。1Qからアクセル全開の岡山ディフェンス陣の激しいプレスにより徳島はうまくボールが回らない。徳島がボールダウン後、岡山のDFが蹴りだしたボールがハーフ付近まで転がる。徳島#9脇川がスクープ後、クリアのパスを出すも岡山#0近谷がパスカット。前のめりになった徳島ディフェンス陣を後ろ目にゴーリーと1対1になったところを岡山#0近谷が確実に決めた。
勢いづいた岡山。得点後のフェイスオフは岡山#16壺坂が勝ち、ゴール裏でボールを貰った2013年度男子日本代表にも選出された岡山#2三好がDFに押されながらもシュート成功。続けて、岡山#近谷のアンダーからゴールの右上に突き刺さる矢のようなミドルシュートが成功。このあと岡山#0は1Q前半にして本日3得点目となるミドルシュートを成功させる。
反撃したい徳島もブレイク状態を作った徳島#9脇川のパスに反応した徳島#4中野のシュートが成功。徳島応援団も盛り上がりをみせる。勢いに乗りたい徳島であったが岡山#2三好、岡山#29種治のシュートが決まる。クォーター終了間際に徳島#24のランニングシュートが成功するも、6-2と岡山リードで第1Q終了。
第2Q
始まるとすぐに猛攻を仕掛けたのは岡山だった。2年ながらアタック(AT)の一角を担う岡山#11高居の得点が立て続けに2点決まる。徳島は攻めどころを探すも鉄壁の岡山ディフェンスに阻まれる。徳島は、岡山#0近谷にパスカットされブレイク状態を許すと、パスを受けた岡山#14茶島が確実に決める。その後のフェイスオフも岡山#16壺坂が勝ち、岡山#14茶島にパスが渡ったとき、徳島のトリッピングにより本試合初のフラッグが飛んだ。
しかしマンダウンディフェンス中の失点は無かった徳島。徳島のマンダウンディフェンス時のクリアで、ゴーリーがセンターラインを越えて持ってあがりクリアした姿に客席がどよめいた。なんとか得点がほしい徳島はクリース前へのカットインにパスが繋がり、飛びながらシュート成功。この後しばらくは徳島のペースとなり果敢にシュートを撃つも得点には繋がらず、逆にチェイスを岡山に獲られてしまう。この後しばらく膠着状態となり点が動くことはなかった。
膠着状態を破ったのは岡山#2三好。また、岡山#8津田が徳島#4中野のスティクを折るチェックも炸裂した。どうしてもボールがほしい徳島は岡山の起点である岡山#0近谷をシャットする場面も見られた。作戦も功を奏し、徳島#26渡邉がゴール裏からDFをかわし、倒れこみながらシュート成功。10-4で第2Q終了。
第3Q
徳島#13のイリーガルスティックにより、岡山は3分間のエキストラマンオフェンス。岡山オフェンス陣は速いパス回しで相手ディフェンスを翻弄する。しかし、徳島ディフェンスの懸命の守りでマンダウンディフェンス中の失点は岡山#11高居に許した1点のみだった。
しかし、徳島は、1・2Qでの岡山の猛攻を受け、さらにマンダウンディフェンスでの体力消耗は見るからに明らかであった。徳島のタイムアウト中には足を伸ばしている姿も見られた。徳島ベンチからもより一層の檄が飛ぶ。徳島のタイムアウト明け後、両チーム2点ずつ加えた。観客全員が度肝を抜かれた、岡山#2三好がビハインドシュートを決めるシーンもあり、3Q終了時も、16-7の岡山リードで終了。
第4Q
始めのフェイスオフを制したのは追いかける徳島だった。息を吹き返したような流れるパス回しに岡山ディフェンス陣も翻弄されていた。徳島のゴール裏からのフィードに、岡山DFが徳島#4中野に振り切られ、パスを受け取った徳島#4中野のシュート成功。
その後は、お互い決定的な場面は作るも決めきれない。しかし、岡山のホールディングのファールによるエキストラマンオフェンスを機に徳島の猛攻が始まる。
徳島#9脇川が驚異のキープ力を見せると、徳島ベンチ、徳島応援席、会場全体が沸いた。徳島#6が0度付近からスティックのみを伸ばしシュートをゴール内に叩き込む。
徳島ペースのまま徳島タイムアウト。しかし反撃もここまで。岡山#11高居にシュートを許した後のスティックチェック申請も、リーガルスティック(合法)だと判定され、徳島のコーチが3分間退場。最後は岡山#2三好が本日5得点目となるシュートを決めてゲームは終了。
昨年に引き続き、岡山が18-10で徳島を下した。
・Text:日本ラクロス協会中四国地区内学生連盟 広報委員長・里永薫紀
・Photo:日本ラクロス協会広報部(中四国地区)・村上典大、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
場所:広島県(広島市)・広島広域公園第二球技場
岡山大学(白) vs 徳島大学(橙)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
岡山大学
|
6
|
4
|
6
|
2
|
18
|
徳島大学
|
2
|
2
|
3
|
3
|
10
|
岡山大学 | 徳島大学 |
(確認中) | (確認中) |
- | - |
- | - |
- | - |
主審 | 篠原 将浩 |
副審 | 杉本 明信 |
久保 勇人 | |
CBO | 保木井 慎吾 |
秋晴れに恵まれた今日、広島の広島広域公園にてファイナル4を勝ち進んだ中国地区総合1位の岡山大学(以下、岡山)と四国地区総合1位の徳島大学(以下、徳島)が激突した。
第1Q
初めのフェイスオフを制したのは徳島。しかし欲しかった先制点を取ったのは岡山だった。1Qからアクセル全開の岡山ディフェンス陣の激しいプレスにより徳島はうまくボールが回らない。徳島がボールダウン後、岡山のDFが蹴りだしたボールがハーフ付近まで転がる。徳島#9脇川がスクープ後、クリアのパスを出すも岡山#0近谷がパスカット。前のめりになった徳島ディフェンス陣を後ろ目にゴーリーと1対1になったところを岡山#0近谷が確実に決めた。
勢いづいた岡山。得点後のフェイスオフは岡山#16壺坂が勝ち、ゴール裏でボールを貰った2013年度男子日本代表にも選出された岡山#2三好がDFに押されながらもシュート成功。続けて、岡山#近谷のアンダーからゴールの右上に突き刺さる矢のようなミドルシュートが成功。このあと岡山#0は1Q前半にして本日3得点目となるミドルシュートを成功させる。
反撃したい徳島もブレイク状態を作った徳島#9脇川のパスに反応した徳島#4中野のシュートが成功。徳島応援団も盛り上がりをみせる。勢いに乗りたい徳島であったが岡山#2三好、岡山#29種治のシュートが決まる。クォーター終了間際に徳島#24のランニングシュートが成功するも、6-2と岡山リードで第1Q終了。
第2Q
始まるとすぐに猛攻を仕掛けたのは岡山だった。2年ながらアタック(AT)の一角を担う岡山#11高居の得点が立て続けに2点決まる。徳島は攻めどころを探すも鉄壁の岡山ディフェンスに阻まれる。徳島は、岡山#0近谷にパスカットされブレイク状態を許すと、パスを受けた岡山#14茶島が確実に決める。その後のフェイスオフも岡山#16壺坂が勝ち、岡山#14茶島にパスが渡ったとき、徳島のトリッピングにより本試合初のフラッグが飛んだ。
しかしマンダウンディフェンス中の失点は無かった徳島。徳島のマンダウンディフェンス時のクリアで、ゴーリーがセンターラインを越えて持ってあがりクリアした姿に客席がどよめいた。なんとか得点がほしい徳島はクリース前へのカットインにパスが繋がり、飛びながらシュート成功。この後しばらくは徳島のペースとなり果敢にシュートを撃つも得点には繋がらず、逆にチェイスを岡山に獲られてしまう。この後しばらく膠着状態となり点が動くことはなかった。
膠着状態を破ったのは岡山#2三好。また、岡山#8津田が徳島#4中野のスティクを折るチェックも炸裂した。どうしてもボールがほしい徳島は岡山の起点である岡山#0近谷をシャットする場面も見られた。作戦も功を奏し、徳島#26渡邉がゴール裏からDFをかわし、倒れこみながらシュート成功。10-4で第2Q終了。
第3Q
徳島#13のイリーガルスティックにより、岡山は3分間のエキストラマンオフェンス。岡山オフェンス陣は速いパス回しで相手ディフェンスを翻弄する。しかし、徳島ディフェンスの懸命の守りでマンダウンディフェンス中の失点は岡山#11高居に許した1点のみだった。
しかし、徳島は、1・2Qでの岡山の猛攻を受け、さらにマンダウンディフェンスでの体力消耗は見るからに明らかであった。徳島のタイムアウト中には足を伸ばしている姿も見られた。徳島ベンチからもより一層の檄が飛ぶ。徳島のタイムアウト明け後、両チーム2点ずつ加えた。観客全員が度肝を抜かれた、岡山#2三好がビハインドシュートを決めるシーンもあり、3Q終了時も、16-7の岡山リードで終了。
第4Q
始めのフェイスオフを制したのは追いかける徳島だった。息を吹き返したような流れるパス回しに岡山ディフェンス陣も翻弄されていた。徳島のゴール裏からのフィードに、岡山DFが徳島#4中野に振り切られ、パスを受け取った徳島#4中野のシュート成功。
その後は、お互い決定的な場面は作るも決めきれない。しかし、岡山のホールディングのファールによるエキストラマンオフェンスを機に徳島の猛攻が始まる。
徳島#9脇川が驚異のキープ力を見せると、徳島ベンチ、徳島応援席、会場全体が沸いた。徳島#6が0度付近からスティックのみを伸ばしシュートをゴール内に叩き込む。
徳島ペースのまま徳島タイムアウト。しかし反撃もここまで。岡山#11高居にシュートを許した後のスティックチェック申請も、リーガルスティック(合法)だと判定され、徳島のコーチが3分間退場。最後は岡山#2三好が本日5得点目となるシュートを決めてゲームは終了。
昨年に引き続き、岡山が18-10で徳島を下した。
・Text:日本ラクロス協会中四国地区内学生連盟 広報委員長・里永薫紀
・Photo:日本ラクロス協会広報部(中四国地区)・村上典大、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
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