2013年度関東新人戦ウィンターステージ(関東学生フレッシュマントーナメント)

2013/12/28

2013年12月7日(土)、14日(土)、22日(日)に、東京都(江戸川区)・江戸川区臨海球技場、同(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場、第1球技場、千葉県(千葉市)・フクダ電子スクエアにて、2013年度新人戦ウィンターステージ(関東学生フレッシュマントーナメント)を開催した。

新人戦1新人戦2

男女計69チーム(延べ109校)が参加し、3日間合わせて111試合を行った。

■優勝
男子  早稲田大学
女子  立教大学
■優勝
男子 MVP  篠崎大雅(早稲田大学)
VP  竹内翔馬(東京学芸大学)
女子 MVP  萩原佳菜(立教大学)
VP  佐藤智美(東海大学・東京農業大学合同)

*新人戦ウィンターステージ・全試合結果はこちらへ(PDFファイル)


■12月14日(土) 千葉県(千葉市)・フクダ電子スクエア
新人戦3新人戦4

■12月22日(土) 東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第1球技場、第2球技場
新人戦6新人戦5


■男子決勝戦ゲームレポート
東京学芸大学(白) vs 早稲田大学(赤)


2013年12月22日(日)、大井ふ頭中央海浜公園第一球技場にて、2013年度新人戦ウィンターステージ決勝戦、早稲田大学(以下、早稲田)vs東京学芸大学(以下、学芸)の試合を行った。北風が吹きつける中、14:40に試合開始のホイッスルが鳴った。

前半のフェイスオフは早稲田が制する。開始2分、学芸のプッシングのファウルにより早稲田のフリーシュートとなり、早くも早稲田が先制のチャンスを得る。これを早稲田#4髭本が冷静にゴールを決め、早稲田が先制に成功する。さらに4分にも、早稲田#4髭本は学芸の選手をかわし、そのままランニングシュートを決める。早稲田の連続ゴールに早稲田の応援席は盛り上がった。その後も早稲田は、#54伊藤のランニングシュートなどでチャンスを作るが、ポストにも嫌われ得点することが出来ない。5分、反撃したい学芸は#66香取が早稲田のゴーリーがゴールをあけている隙をついてシュートを放つ。これが見事に決まって、学芸は1点を返した。しかし、早稲田は学芸を流れにのせなかった。失点直後に、早稲田#80篠崎がゴール裏から学芸の選手をかわしてゴールを決めて3点目。さらに6分、早稲田#54伊藤がランニングシュートを決め、リードをさらに広げた。この後、両チームシュートを放つ事が出来ずに、1-4で早稲田のリードで1Q終了となった。

後半もフェイスオフを制した早稲田のボールからスタート。しかし、後半最初のシュートは学芸。これは、枠外へ外れていった。対する早稲田はMFの仕掛けからパスを受けた、#80篠崎などのAT陣が何度もチャンスを作るが、学芸ゴーリーのナイスセーブにも阻まれ、なかなか得点出来ない。その後の早稲田#54伊藤のランニングシュートも惜しくも枠を外れていった。5分、ようやくゴールが生まれる。早稲田#4髭本のパスをゴール前で受けた#80篠崎が落ち着いて決めて、リードを4点に広げた。このまま早稲田のペースで試合が進むと思われたが、早稲田は痛恨のスラッシングのファウルで学芸にフリーシュートのチャンスを与えてしまう。このチャンスを、ゴール前で待っていた学芸#66香取が落ち着いて決め、反撃の狼煙を上げた。すると学芸は直後にも、#66香取がこの試合3点目となるゴールを決めて点差を縮める。試合残り30秒、学芸は積極的にダッヂをかけて何とか同点に追いつこうとする。しかし、早稲田も懸命なディフェンスを見せて、得点を許さなかった。このまま3-5で試合終了。早稲田が2013年度新人戦ウィンターステージの覇者となった。


■女子決勝戦ゲームレポート
東海大学・東京農業大学(白) vs 立教大学(青)


予選リーグ、決勝リーグを勝ち抜き、たった2チームだけが戦える決勝戦の舞台を掴んだのは、東海大学・東京農業大学の合同チーム(以下、東海・東農)対立教大学(以下、立教)だ。多くの観客が見つめる中、試合が始まった。

試合開始直後、東海・東農のファールによりフリーシュートを得た立教#11萩原のシュートは見事に決まり、前半50秒で立教は先制点をあげた。このゴールにより、試合は立教ペースで進み、東海・東農は前半なかなかリストレイニングラインを越えてプレーすることができない。立て続けに攻める立教だが、#11萩原が決めたシュートはインザクリースのファールによりノーゴールとなる。その後しばらくターンオーバーが続いたが、前半8分になろうというところで、東海・東農がオフェンスセットに持ち込み、#88佐藤が1対1を仕掛けシュート。これが決まり、東海・東農は1-1と同点に追いつく。このまま前半が終了し、勝負の行方は後半に託された。

後半開始直後、オフェンスセットに持ち込んだ東海・東農に対し、立教がファールでフリーシュートを与えてしまう。立教はそのフリーシュートに対してもファールをとられ、2度目のフリーシュートを得た東海#88佐藤がシュート。これが決まり、後半1分半、2-1と東海・東農が一歩リードする。次のドロー後、オフェンスセットに持ち込んだ立教だが、フリーで受けた#50のシュートは惜しくも決まらない。逆に東海・東農にクリアを運ばれ、東海・東農のオフェンスセットになる。ここでも立教はファールを犯し、東海・東農にフリーシュートを与えてしまうが、ここは立教ゴーリーの好セーブによりピンチを免れた。4分半、オフェンスセットに持ちこんだ立教#86湊のシュートが決まり、2-2と同点に追いつく。ドロー後、しばらくボールダウンでターンオーバーが続いたが、ついに6分半、フリーで抜け出した#11萩原がハーフラインから一人で運び、そのままシュート。これが決勝点となり、立教は2-3で東海・東農を下し、サマーステージに続いて優勝の座に輝いた。

立教は全体を通して落ち着きがあり、リードされた後もペースを乱さずに攻め続けていた。新人戦とは思えない技術や精神力が見られた試合となった。


■大会運営スタッフ
新人戦7新人戦8
[左:新人戦では多くの審判員が活動する / 右:大会を運営した新人委員会のスタッフたち]



・Text(男子決勝戦):日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・武山峻大(明治学院大学)、大野翔太(埼玉大学)、山崎洋平(筑波大学)
・Text(女子決勝戦):日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・横嶋美浦(青山学院大学)、寺本稚菜(日本女子大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東日本支部 新人委員会・小林あかり