2014年男子日本代表・第7回練習会(4月19日~20日)

2014/04/30

2014年男子日本代表の第7回練習会を、4月19日(土)、20日(日)に、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて行った。
練習1練習2

今回の練習会では、前回に引き続きオフェンス(以下OF)に焦点を当てた練習を行った。OFを2チームに分けてミーティングを行い、練習に臨んだ。
トレーニング後、前回と同様、パス練習やポジション別にメニューを行った。ポジション別のメニューでは、OFはゴール前の3対2を主に行った。1パスでシュートを撃つ、ディフェンス(以下DF)に詰められた場合はかわして撃つ、もしくはパスを選択する。シュートを撃つ場所とタイミングを素早く判断するための練習だ。

練習3練習4

練習中盤からは、6対6やスクリメッジを行った。実践形式の練習のなかで、選手が自分で考えてプレーするシーンが増えてきたようだ。予想し得る範囲外の得点シーンもいくつか見られた。
また、プレーの合間には選手同士や、選手とコーチの間で多くの会話が交わされていた。代表の練習が始まった2ヶ月前には、あまり見られなかった光景だった。代表の目指すラクロスへの理解は、個人レベルで確実に浸透しつつあると言える。だがその一方で、選手のなかでも、理解の差が開き始めているようだ。
練習5練習6

「自分達でプレーに○×を付けられるようになること」
それはつまり、選手が自信を持って、主体的にプレーをするということだ。コーチに言われたままにプレーするのではなく、選手が勝つための武器を選択しながらプレーをする。そうでなければ、選手は強くならないのだと、大久保宜浩ヘッドコーチは言う。
OFはDFと比べて自由度が高い分、正解が見えづらい。
前々回までの練習会でDF面を整理したことで、どう攻めるかではなく、「どう守らせないか」というOFへの理解は深まった。しかし、それを「勝つ術」としては信じ込めている選手は少ない。自信を持ってゴールへ向かうためには、一つ一つのプレーをはっきりと判断すること、つまり選手自身の主体性が鍵となるだろう。

次回は、5月4日(日)~6日(火祝)に茨城県神栖市にて合宿を行う。

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Text by:日本ラクロス協会広報部・臼井杏美
Photo by:日本ラクロス協会企画部部長・保坂光信