第2回全日本ラクロス大学選手権・男子準決勝戦(東京会場)
2010/11/25
第2回全日本ラクロス大学選手権・男子準決勝戦
日時:2010年11月23日(祝) 13:30試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
早稲田大学(関東学生1位) vs 岡山大学(学生四地区1位)
スコア
得点者
審判
ゲームレポート
朝から降っていた雨が上がり、秋の日差しが差す中、11月23日、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第2回全日本ラクロス大学選手権大会の準決勝が行われた。強豪ひしめく関東を制した早稲田大学(以下、早稲田)、対するは2年連続全日本の切符を手にした四地区代表、岡山大学(以下、岡山)、どちらが決勝へ駒を進めるのか、注目の一戦が始まった。
第1クォーター(以下、第1Q)、早速試合が動く、フェイスオフを制した早稲田が素早いパス回しから#51林田がトップから走りこみシュートを決めた。しかし、岡山も#2岸本がゴール裏からディフェンスをひとりかわし振り返りざまゴールにねじ込む。互いに攻撃の手を緩めず、すぐさま早稲田#9加藤が左上からシュートを決めると、#19後藤もカットインか追加点を決めた。負けじと岡山#2岸本がゴール裏からの1対1で再び得点を挙げた。流れを渡すまいと早稲田#11鈴木がゴールを決めると、岡山#16竹上も右上から内に切り込み豪快なシュートを決めた。熾烈な攻め合いが続く中、早稲田#51林田がこの日2点目を決め、早稲田2点リードの5-3でこのクォーターを終えた。
第2Q、岡山が第1Q終了間際にファールを犯してしまったため、早稲田のエキストラオフェンスから始まった。早稲田#9加藤がトップから豪快なミドルを放つも、岡山#31松浦がナイスセーブ。対する岡山もゴール裏からチャンスを伺うも、早稲田の堅いディフェンス陣がそれを許さない。その後も互いに粘り強いディフェンスが続き、時間が過ぎる。そして緊迫した展開の中、早稲田が均衡を破る、ゴール裏#31弓場からのパスに上手く合わせた#19後藤がゴールを決めた。そこから流れを掴んだか、早稲田が攻め立てるが、追加点を奪うことはできず第2Qが終了した。
第3Qは激しい攻防が繰り広げられた。開始間もなく、早稲田のファールにより、岡山大学のエキストラオフェンスが始まるが、攻め焦る岡山はパスミス等が目立ち、耐える早稲田から得点出来ず。一方、ピンチをしのいだ早稲田は、#7矢崎の1対1で得点。そして岡山のファールで、早稲田のエキストラオフェンスとなり、早稲田#51林田が鋭いシュートを決める。試合の流れが早稲田に傾きだすかと思われたが、岡山も#16竹上がタックルを受けながらも捨て身の得点を取り、早稲田に食らいつく。この得点に応えたい岡山のディフェンス陣だが、早稲田#7矢崎と早稲田#51林田の連続ゴールを決められてしまう。第3Q残り2分早稲田の2マンダウンで岡山にチャンスが訪れた。しかし、いたって冷静な早稲田を前に、岡山はシュートを撃つものの、決めきることが出来ないまま2マンダウンは解除。絶好のチャンスを逃すものの、岡山は#16竹上の見事なランニングシュートを決め、第3Qは終了した。
早稲田大学5点リードで始まった第4Q。岡山はフェイスオフを取るものの、早稲田#88亀松のセーブによりボールを奪われる。岡山は戦略を変え、ボールマンをロング二人で追い込みに行くが、早稲田#11鈴木はロング二人をかわし、無人のゴールへとシュートを決めた。続くフェイスオフでポゼッションを取った岡山は、この日4点目となる岡山#16竹上のランニングシュートで得点。逆転を狙う岡山は、ここから連続得点を狙いたいが、岡山ゴーリー#31松浦のセーブの後のこぼれ球を、早稲田#27衣川が拾い得点。早稲田#3細岡がランニングシュートを決め、連続得点を決められてしまう。この後、岡山ゴーリー#31松浦は好セーブを続けるが、パスに焦りが見え始めクリアミスが起こり、岡山にとっては歯がゆい展開が続くが、岡山ゴーリー#31松浦のセーブからやっとの思いでATまでつないだボールは、岡山#2岸本が丁寧にゴールに入れた。しかし、残り2分6点差で早稲田リード。岡山はボールマンに対し積極的にプレッシャーをかけにいくも、余裕さえ見える早稲田は連続3得点を決め試合は終了した。
学生選手権決勝の切符は、昨年の学生王者・一橋大学下した関東地区代表の早稲田が得た。11月28日の学生選手権も早稲田の測り知れぬ底力が楽しみだ。
・Report:塩田卓也(日本大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
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日時:2010年11月23日(祝) 13:30試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
早稲田大学(関東学生1位) vs 岡山大学(学生四地区1位)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
早稲田大学
|
5
|
1
|
4
|
6
|
16
|
岡山大学
|
3
|
0
|
2
|
2
|
7
|
得点者
早稲田大学 | 岡山大学 |
#51 林田健太 (4)
|
#16 竹上雄大 (4)
|
#7 矢崎玄樹 (2)
|
#2 岸本大樹 (3)
|
#9 加藤啓介 (2) | - |
#11 鈴木剛 (2) | - |
#19 後藤幹 (2) | - |
#3 細岡辰則 (1) | - |
#27 衣川康三 (1) | - |
#31 弓場貴文 (1) | - |
#53 木村圭佑 (1) | - |
審判
主審 | 近藤雄亮 |
副審 | 瀧雄希 |
山崎洋祐 | |
CBO | 久保田奈穂 |
BM | 村上典大 |
ゲームレポート
朝から降っていた雨が上がり、秋の日差しが差す中、11月23日、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第2回全日本ラクロス大学選手権大会の準決勝が行われた。強豪ひしめく関東を制した早稲田大学(以下、早稲田)、対するは2年連続全日本の切符を手にした四地区代表、岡山大学(以下、岡山)、どちらが決勝へ駒を進めるのか、注目の一戦が始まった。
第1クォーター(以下、第1Q)、早速試合が動く、フェイスオフを制した早稲田が素早いパス回しから#51林田がトップから走りこみシュートを決めた。しかし、岡山も#2岸本がゴール裏からディフェンスをひとりかわし振り返りざまゴールにねじ込む。互いに攻撃の手を緩めず、すぐさま早稲田#9加藤が左上からシュートを決めると、#19後藤もカットインか追加点を決めた。負けじと岡山#2岸本がゴール裏からの1対1で再び得点を挙げた。流れを渡すまいと早稲田#11鈴木がゴールを決めると、岡山#16竹上も右上から内に切り込み豪快なシュートを決めた。熾烈な攻め合いが続く中、早稲田#51林田がこの日2点目を決め、早稲田2点リードの5-3でこのクォーターを終えた。
第2Q、岡山が第1Q終了間際にファールを犯してしまったため、早稲田のエキストラオフェンスから始まった。早稲田#9加藤がトップから豪快なミドルを放つも、岡山#31松浦がナイスセーブ。対する岡山もゴール裏からチャンスを伺うも、早稲田の堅いディフェンス陣がそれを許さない。その後も互いに粘り強いディフェンスが続き、時間が過ぎる。そして緊迫した展開の中、早稲田が均衡を破る、ゴール裏#31弓場からのパスに上手く合わせた#19後藤がゴールを決めた。そこから流れを掴んだか、早稲田が攻め立てるが、追加点を奪うことはできず第2Qが終了した。
第3Qは激しい攻防が繰り広げられた。開始間もなく、早稲田のファールにより、岡山大学のエキストラオフェンスが始まるが、攻め焦る岡山はパスミス等が目立ち、耐える早稲田から得点出来ず。一方、ピンチをしのいだ早稲田は、#7矢崎の1対1で得点。そして岡山のファールで、早稲田のエキストラオフェンスとなり、早稲田#51林田が鋭いシュートを決める。試合の流れが早稲田に傾きだすかと思われたが、岡山も#16竹上がタックルを受けながらも捨て身の得点を取り、早稲田に食らいつく。この得点に応えたい岡山のディフェンス陣だが、早稲田#7矢崎と早稲田#51林田の連続ゴールを決められてしまう。第3Q残り2分早稲田の2マンダウンで岡山にチャンスが訪れた。しかし、いたって冷静な早稲田を前に、岡山はシュートを撃つものの、決めきることが出来ないまま2マンダウンは解除。絶好のチャンスを逃すものの、岡山は#16竹上の見事なランニングシュートを決め、第3Qは終了した。
早稲田大学5点リードで始まった第4Q。岡山はフェイスオフを取るものの、早稲田#88亀松のセーブによりボールを奪われる。岡山は戦略を変え、ボールマンをロング二人で追い込みに行くが、早稲田#11鈴木はロング二人をかわし、無人のゴールへとシュートを決めた。続くフェイスオフでポゼッションを取った岡山は、この日4点目となる岡山#16竹上のランニングシュートで得点。逆転を狙う岡山は、ここから連続得点を狙いたいが、岡山ゴーリー#31松浦のセーブの後のこぼれ球を、早稲田#27衣川が拾い得点。早稲田#3細岡がランニングシュートを決め、連続得点を決められてしまう。この後、岡山ゴーリー#31松浦は好セーブを続けるが、パスに焦りが見え始めクリアミスが起こり、岡山にとっては歯がゆい展開が続くが、岡山ゴーリー#31松浦のセーブからやっとの思いでATまでつないだボールは、岡山#2岸本が丁寧にゴールに入れた。しかし、残り2分6点差で早稲田リード。岡山はボールマンに対し積極的にプレッシャーをかけにいくも、余裕さえ見える早稲田は連続3得点を決め試合は終了した。
学生選手権決勝の切符は、昨年の学生王者・一橋大学下した関東地区代表の早稲田が得た。11月28日の学生選手権も早稲田の測り知れぬ底力が楽しみだ。
・Report:塩田卓也(日本大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
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