2014年男子日本代表・壮行会

2014/07/07

第25回国際親善試合の終了後まもなくして、東京都(江戸川区)・清新町コミニュティ会館にて、これまで初の、世界選手権大会に参加する日本代表の壮行会を開催した。これには、過去の日本代表選手・スタッフ、日本ラクロス協会認定A級指導者、同理事・事務局スタッフ等に声が掛けられ、代表選手団に最後の激励を行った。

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ラクロス日本代表は、世界大会において、勝利を追及するのはもちろんのこと、日本のラクロスを世界に示すこと、世界の中での日本の立ち位置を計り次の課題を持ち帰ってくることが求められている。
本来であれば多くのラクロス関係者に参加いただき、激励をいただきたいところではあるが、限られた条件の中で参加したメンバーからは、熱いメッセージが寄せられた。

吉留氏山田氏大門氏
[左:吉留太郎氏(2002年日本代表主将)/中:山田真之介氏(A級指導者・元東海ユース選抜コーチ)/右:大門孝行氏(1998年日本代表ゼネラルマネージャー)]

1994年~2006年まで4回の世界選手権大会に参加、2002年では主将を務めた吉留氏(法政大学OB)からは、「世界大会の厳しい戦いの中で、コーチを信じられるか、チームを信じられるか、戦術を信じられるか。信じて戦うことが重要」。
早稲田大学を常勝チームに育て上げた嶋田雄二氏(A級指導者、現早稲田大学監督)からは、「学生が多く選ばれていることは楽しみ。早稲田でも常に勝利に拘って指導をしてきているが、代表も世界の舞台で勝利を追及し、結果を出してほしい」
東海ユース選抜を過去に指導した山田真之介氏(A級指導者、現DESAFIO)は、「地方にいると代表を身近に感じることが少ないが、今日の選手のメッセージを聞いて、選手団の熱い思いを改めて感じた。所属クラブや、地元でも、この代表の想いを伝えていきたい。特に弘中選手は東海地区代表として期待している」
など、10名を超えるメンバーが壇上でスピーチし、選手のみならず関係者一同が、それぞれの代表に対する思いに真剣に耳を傾け、心を寄せていた。

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[左:アタック陣/右:ミディー陣]
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[左:ディフェンス・ゴーリー陣/右:協会理事、代表スタッフ経験者等が出席し、選手の決意に耳を傾ける]

また、選手全員が壇上で、一人ずつ決意を表明、会場はそれを後押しするかのように、大いに盛り上がった。
ベテラン選手からは、大会に臨む覚悟が、中堅選手からは、チームを中心で担う責任が、若手選手からは、代表として大会に臨む自覚が、それぞれ感じられ、代表選手団にとっても、出発前に大会への決意をより強いものとしているようだった。

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大久保宜浩ヘッドコーチからは、「一人一人が個人として、世界に自分を示すことが重要」と選手を鼓舞。最後に早川靖彦理事・事務局長から、「勝ち負けは重要だが、戦いは厳しい。本気で戦ってきて欲しい、期待している」と締めの挨拶で代表選手団を送り出した。

日本のラクロスを支えてきたメンバーからの激励に、日本代表選手の一層の奮起・活躍を期待できそうだ。
がんばれ、ラクロス日本代表!!


Text by :日本ラクロス協会理事・市川弘康
Photo by:日本ラクロス協会強化部(関東地区)・磯野麻美、同オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満