第25回関西学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)(2)

2014/11/20

第25回関西学生ラクロスリーグ戦
男子決勝戦  
関西学院大学(白) vs 同志社大学(紺)

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ゲームレポート
 秋風が少し肌寒く感じる雲空の下、第25回関西学生ラクロスリーグ戦戦ファイナル3決勝、関西学院大学(以下、関学) 対 同志社大学(以下、同志社)が宝が池球技場にて行われる。リーグ戦全勝で1位突破の関学が力を見せつけるのか、先日行われた準決勝で接戦を勝ち取り、勢いに乗っている同志社が勝利するのか、注目の試合が始まる。

 第1クォーター、最初のフェイスオフを同志社が制した。試合開始1分、ボールを奪った関学がパスをつなぎ関学#31日下がクリース前でボールを貰って、確実にゴールを決めた。その後のエキストラマンオフェンスで同志社#1桑原がすぐさま点を取り返す。しかしその後関学が2点を追加し、流れを呼び込んだ。3−1の関学リードで第1クォーター終了。

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 第2クォーター、フェイスオフを関学が制する。開始2分、同志社#29畠からクリース前へのパスを受けた#3加賀山が得点を決める。これで同志社が流れに乗るかと思われたが、4分、関学#39喜田の意表を突くパスを受けた#5藤川が得点を決める。これで流れに乗った関学は3得点を決め、7−2で同志社を突き放す。その後、11分同志社#45近藤による鮮やかなランニングシュートで1点を取り返すも、すぐさま関学#1後藤のシュートが決まる。関学はその後も1得点を追加。負けじと同志社#39のミドルシュートが決まる。しかしその後関学#3坂本が2得点を上げ、11−4と関学が勢いに乗ったまま大量リードを奪い、第2クォーター終了。

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 第3クォーター、フェイスオフを同志社が制する。すぐさま積極的にシュートを撃っていく同志社は2分、#7北村による華麗なランニングシュートにより点を取る。その後ゴールを狙って行く両チームだが互いの懸命なディフェンスに阻まれる。しかし11分半、関学がパス回しでディフェンスを崩すと#31日下のゴール右上からの強烈なミドルシュートが決まる。そして関学のフェイスオフブレイクから#31日下がまたもや点を決める。その後同志社がエキストラマンオフェンスで1点を決めるが、13−6で関学リードのまま第3クォーター終了。

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 第4クォーター、お互いゴーリーのファインセーブにより得点が入らない。後がない同志社だったが、9分、同志社#29畠からパスを受けた#1桑原が得点を決める。その後立て続けに、同志社#23岡田がランニングシュートと豪快なミドルで2得点を上げる。これで流れに乗った同志社は17分、#19松岡のパスが入り得点が追加される。13−10と3点差まで迫られた関学はシュートを放つも同志社#2下舘のファインセーブにより得点を阻まれる。流れに乗っている同志社は17分半#29畠のミドル、18分#7北村のミドルが決まり1点差まで詰め寄る。時間がない同志社は直ぐにポゼッションし、残り15秒に#29畠が豪快にディフェンスを交わし得点を決め、ついに13−13の同点に追いつき、会場は割れんばかりの歓声と拍手によりボルテージが最高潮のままクォーター終了となる。4クォーターで勝敗が決まらなかったため、サドンデスビクトリーが行われる。

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 サドンデスビクトリーの開始の笛と共に関学がボールポゼッションを奪い猛攻撃を繰り広げる。関学がシュートを放つも同志社#2下舘がファインセーブし、会場が盛り上がる。しかし、同志社がクリアしきれず、ボールを奪い返した関学#5藤川が強烈なシュートを決め、試合終了。

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 前半は同志社が大量リードを許したが、ファイナル3準決勝から勝ち進んできた意地を見せつけ、同点まで追いつくも最後は関学がリーグ戦1部1位の威厳を見せ、14−13で勝利した。ファイナルにふさわしい激闘を繰り広げてくれた両チームに敬意を評したい。関学は全日本大学選手権大会に出場することとなった。是非関西代表として、健闘していただきたい。

(関西学院大学が出場する大学選手権大会・準決勝戦は、11月24日(月・祝)に、大阪・ヤンマーフィールド長居で行います)

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・Text:日本学生ラクロス連盟西日本支部 広報委員会ゲームレポート班・車田勇輝(桃山学院大学)、志水翔大(大手前大学)、久野俊英(龍谷大学)
Photo:日本ラクロス協会広報部次長(関西地区)・中山崇、同広報部・肥後洋平