第25回ラクロス全日本選手権大会:準決勝戦(女子)大阪会場(2)

2014/12/20

第25回ラクロス全日本選手権大会
女子準決勝戦  NLC SCHERZO(緑) vs 関西学院大学(白)

試合試合

ゲームレポート
 2014年12月14日(日)、冬の訪れが感じられる大阪府(大阪市)・ヤンマーフィールド長居において、第25回全日本選手権大会準決勝戦、NLC SCHERZO(以下、NLC) 対 関西学院大学(以下、関学) の試合を行った。

前半
 ドローのホイッスルがフィールドに鳴り響いた。最初のドローをNLCが制するもパスミスにより関学ボールに。関学は素早いパス回しで相手のファウルを誘い#72山田が確実にフリーシュートを決め、関学が先制点を挙げる。
 先制点を奪われたNLCは次のドローを制しそのままセットオフェンスに持ち込むが関学の堅いディフェンスに阻まれ、得点に結びつけることができない。その後もNLCは果敢にシュートチャンスを狙い、隙を見た#5木村が見事にシュートを決め、1-1の同点となった。続けてNLC#10井倉が2点連続でゴール裏からの1対1によりシュートを決め3-1で関学を突き放した。

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 一方巻き返したい関学はゴーリーのナイスセーブによりチャンスを掴み前半20分、#57兼任が力強い攻めで1点を取り返した。しかし前半終了間際、NLC#35前田がダウンボールを取り、スピードのあるシュートでゴールネットを揺らし再び2点リードとなった。
 前半は4-2でNLCのリードで終了した。

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後半
 後半、追いつきたい関学はドロー後すぐにパスを回し#17横井がシュートを撃ち、点を決めた。
 もう1点決めたい関学であるが、なかなか得点へ繋げることができない。その後、両者一歩も譲らないボールの奪い合いが続く中、先に流れを掴んだのはNLC。NLC#5木村の鋭いシュートによりチームが勢いに乗り、#10井倉、#19山田が続けざまにシュートを決め、7-3とさらに点差が広がった。

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 相手の勢いを止めたい関学は後半13分、#47松本がゴール前でパスを受け華麗なクイックシュートを決めた。続けて攻めのディフェンスでボールを奪い、正確なパスを繋ぎ、#17横井が5得点目となるシュートを撃ち込み、会場をどよめかせた。この勢いのまま逆転したい関学であるが、タイムアウト後すぐに、NLCが相手のDFを揺さぶる巧妙なプレーを見せつけ、#10井倉がこの試合最後の点を取り8-5で試合は終了した。

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 今回の試合は、NLCの素晴らしい技術が輝き見事決勝戦進出を決めた。この勢いのまま日本一を目指して欲しい。関学も諦めないプレーをこれからに生かして、来年こそは日本一に輝くことを期待している。


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・Text:第25回ラクロス全日本選手権大会実施本部 大阪会場 ゲームレポート班・井上侑香(神戸松蔭女子学院大学)、河瀬朱理(同志社女子大学)
・Photo:日本ラクロス協会広報部次長(関西地区)・中山崇、同広報部・山本卓也