関東学生リーグ戦レポート:男子戦・成城 対 日本

2015/11/06

日時:2015年9月7日(月) 10:50試合開始
会場:東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

3部Cブロック:成城大学(白) 対 日本大学(赤)

第28回関東学生ラクロスリーグ戦には、男子39チーム・女子61チームの計100チームが出場しています。
各チームの試合の模様を、日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会info班の学生スタッフがお伝えします。


スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
成城大学
3
7 5
7
22
日本大学
2
0 0
1
3
ゲームレポート
 この日の天気は少し雨が降っている中、成城大学(以下、成城)と日本大学(以下、日本大)の試合が始まった。

1Q
 成城大学のMF#21・山本が力強いダッヂを掛けるがシュートは惜しくも枠外へ。その後、日本大のクリアになるが、日本大はパ
スミスを起こしてしまい成城大学にボールを奪われてしまう。
 そして成城AT#65・前田がゴール裏から攻めシュートが成功。スコア1-0。
 フェイスオフを成城MF#21・山本が獲り、日本大はピンチになるもゴーリー#7・宮地が身体を張ってピンチを凌ぐ。そのまま日本大ボールになりAT#9・福田がゴール左上からシュートを撃つが惜しくも枠外。しかしこの後に成城MF#23・永澤がオフサイドになる。成城にマンダウンディフェンスが発生したこのチャンスを日本大は活かせなかったが、その後でのボールダウン後のブレイクで日本大MF#14・有賀からAT#9・福田にパスが通りそのままシュートを決める。スコア1-1。

 その直後に成城AT#88・持田がブルダッヂを掛けシュートを決める。スコア2-1。
 続くフェイスオフは成城のイリーガルプロシージャーになり日本大のボールになる。その後、ゴール前に転がったボールを日本大MF#6・佐藤が押し込み2点目を決める。スコア2-2。
 成城MF#21・山本がフェイスオフを獲り、そのままシュートを撃つが惜しくも枠外に。そして日本大のクリアになるが、成城のライドが決まる。成城のMF#21・山本が攻めるが日本大のディフェンスを崩すことが出来ず成城がタイムアウトを取った。

 タイムアウト明け、成城がファールを犯し、日本大ボールになる。しかし成城ゴーリー#20・吉野がセーブから見事にパスを出しクリアを成功させる。そしてAT#65・前田がロールからシュートを決める。スコア3-2。
 フェイスオフは成城MF#21・山本が獲り、残り時間僅かで日本大DF#3・紫安がプッシングをしてしまったところで、第1クォーターが終了した。

2Q
 日本大のマンダウンディフェンスの状態から始まり、成城大AT#10・岡田がシュートを撃つが日本大ゴーリー#7・宮地がセーブ。しかし、クリアが上手くいかず。そして成城AT#10・岡田がチェックでプレッシャーを受けながらも見事にシュートを決める。スコア4-2。
 その後、互いのチームのゴーリーが自陣のネットを揺らすことを許さない時間帯が続いたが、成城AT#10・岡田がニアからのシュートを決め、スコアを5-2とすると、成城はここから点差を離していった。

 この後、成城ボールとなると、ボールを回し成城AT#10・岡田がゴールの真横で難しい角度からのシュートを決めた。スコア6-2。その後も成城MF#17西原がシュートを撃つが、日本大ゴーリー#7・宮地が簡単には決めさせなかった。しかし、成城のライドにはまり、しかも日本大はオフサイドを犯してしまい、マンダウンディフェンスになってしまった。成城はこのチャンスを見事に活かしMF#23・永澤がゴールネットを揺らした。スコア7-2。成城の攻撃は止まらず日本大のディフェンスが崩れている隙にAT#65・前田がシュートを決めた。スコア8-2。
 またしても成城ボールになるが日本大ゴーリー#7・宮地が身体を張りながらゴールを守る。その甲斐あって日本大ボールになるが、日本大の対角を通すパスを成城ゴーリー#20・吉野がパスカットに成功。その後、成城MF#23・永澤が自分のマークマンとスライドで飛んできた選手をフェイスダッヂでかわし、点を決めた。スコア9-2。
 しかし、この後に成城がプッシングをしてしまいマンダウンディフェンスになり、日本大にチャンスが訪れ、日本大MF#13・近藤がシュートを撃つがこれはゴールに嫌われてしまった。弾かれたボールは成城に奪われ、そのままパスを繋いでいき成城MF
#23・永澤がランニングシュートを決める。スコア10-2。
 その後も日本大は攻めるが、得点を得ることができず第2クォーター終了。

3Q
 スコア10-2の成城リードで迎えた3Q。フェイスオフは成城フェイスオファー(FO)#21・山本が勝ち日本大にボールを渡さない。しかし日本大もゴーリー#7・宮地が成城MF#17・西原のシュートをしっかりとセーブして点を許さない。

 攻撃に移った日本大はAT#9・福田、MF#14・有賀が積極的に攻撃するがゴールには結びつかない。そして3Q・2分、成城AT#10・岡田のアンダーシュートがゴール左下に決まり11-2となる。その1分後には成城AT#65・前田のシュートが決まり12-2とリードを広げる。その後日本も攻めを見せるが、成城MF#16・星野、DF#37・高杉のナイスクリアで成城オフェンスになり、その後7分に成城AT#10・岡田からカットインしたAT#7・田久保へのパスが通りスコア、これで13-2となる。続くフェイスオフでも成城FO#21・山本が確実に勝ち日本大にボールを渡さない。
 しかし日本大もゴーリー#7・宮地がセーブを連発し意地を見せる。だがその後のクリアをなかなか成功させることができずにチャンスを掴めない。シュートに持ち込んでも、成城はゴーリー#20・吉野のセーブで得点を許さない。

 そして16分、成城AT#10・岡田の華麗なフェイクからのシュート、更に17分にAT#88・持田のシュートが決まり15-2とリードを広げて3Qは終了した。

4Q
 4Qの開始3分、成城MF#17・西原のスタンディングシュートが決まり16-2となる。
 このまま負けまいと日本大もフェイスオファー#23・小林がフェイスオフに勝ちチャンスを作るが、上手く活かせない。そして6分と7分に成城AT#65・前田の活躍が止まらず連続でシュートを決め18-2、8分には成城AT#10・岡田のスコアで19-2と差を更に広げる。

 日本大も得点を決めたいが、クリアなどのミスが目立ちなかなかオフェンスに繋げられない。しかし10分、日本大DF#3・紫安がオフェンスコートにボールを運びMF#6・佐藤へとパス、そのままシュートを撃ちスコア19-3となる。
 更に日本大は、成城MF#22・日高のシュートを、交代したゴーリー#15・左近のセーブなどでゴールを守る。

 しかしそれからは、成城のオフェンスが冴え、18分に成城AT#88・持田、 AT#10・岡田のシュートが決まり21-3となり、試合終盤に日本大も意地を見せたがここで試合は終了。成城が19点差をつけ勝利を収めた。


 この試合で一番輝いていたのは、成城大学AT#10・岡田だと思う。決定力のある選手であり、味方にパスも出せるチームの核となる選手であった。


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試合校フォトギャラリー
両チームの、今年の試合写真を掲載します。
成城大学1日本大学1
[左:成城大学(青)・9月22日/右:日本大学(赤)・11月1日]
成城大学2日本大学2
[左:成城大学(青)・9月22日/右:日本大学(赤)・11月1日]
成城大学3日本大学3
[左:成城大学(青)・10月4日/右:日本大学(赤)・11月1日]
 
「11月28日に、大学日本一が決まる!」
 大会:第7回全日本ラクロス大学選手権大会
 日程:決勝戦/2015年11月28日(土)
 会場:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場

 関東学生リーグ戦に出場するチームが目指す、大学の頂点を決める戦いを、ぜひご覧ください!
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過去の優勝校 男子 女子
第6回 (2014) 慶應義塾大学 明治大学
第5回 (2013) 早稲田大学 慶應義塾大学
第4回 (2012) 慶應義塾大学 慶應義塾大学
第3回 (2011) 早稲田大学 関西学院大学
第2回 (2010) 早稲田大学 日本体育大学
第1回 (2009) 一橋大学 東海大学
大学選手権1大学選手権2
大学選手権決勝


  ・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・神崎洵(駒澤大学)、弘竜太郎(慶應義塾大学)
・Photo:日本ラクロス協会広報部(小林航)、同企画部長・保坂光信