第7回全日本大学選手権大会・激闘プレイバック「第1回大会(2009年)」
2015/11/08
第1回大会を制したのは、男女ともに、それまでのラクロス全日本選手権大会に出場した経験のない大学となった。準決勝戦の白熱した試合も含め、一部の強豪同士の争う時代から、群雄割拠の時代へと移り変わりつつあることを感じさせされる第1回大会となった。
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*『第1回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら (アーカイブページが開きます)
第1回大会に出場したのは、4地区予選も含め、以下の14チーム。
男子:一橋大学、関西学院大学、名城大学、北海道大学、新潟大学、岡山大学、西南学院大学
女子:東海大学、大阪国際大学、南山大学、北海道大学、東北大学、愛媛大学、福岡大学
2009年11月28日には、準決勝戦の会場となった東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場にて、本戦出場チームを対象として、開会式を行った。
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[左:開会式/右:選手宣誓をする男子・一橋大学主将・河邑亮太、女子・東海大学主将・長山祐子]
女子準決勝戦の第2試合、東海大学(関東地区1位)と福岡大学(4地区1位)の試合は、終了間際まで勝負の結果が見えない緊迫した試合となった。
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先制点を決めたのは福岡大学(以下、福岡)。開始のドローを制すると、そのまま開始1分に先制点をあげた。この失点により東海大学(以下、東海)は攻める姿勢を前面に出し、6分の間に2点を返す。対する福岡は細かくクリアを繋げ、#66富田真世選手がシュートを決め、2-2の同点に追いつく。だが、その後は東海が流れを掴み追加点をあげていく。福岡はゴーリーが好セーブを見せるも、5-2の東海リードで前半を終了した。
後半最初の点も福岡だった。5分にクリアから点に繋げると試合はシーソーゲームとなる。直後に東海が1点を返すと、福岡は2点連続で決め6-5と1点差に追い上げる。タイムアウトを取った東海は、直後に#1長山祐子選手がシュートを決め差を広げる。東海はハイプレッシャーを仕掛け、激しい中盤争いとなり両チームともゴールに辿り着けない時間が続くが、福岡は#21山本望選手がシュートを決め再び1点差に追い上げる。残る時間、福岡もプレッシャーを掛けていくが、東海に一歩及ばず7-6で試合終了となった。
なお、福岡の富田選手は、2011年の全日本選手権大会でNLC SCHERZOのゴーリーとして最優秀選手賞に輝くとともに、2013年女子ワールドカップに日本代表として出場しているが、この試合ではフィールドプレイヤーとゴーリーの両ポジションで出場していた。
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男子準決勝戦の第1試合、関西学院大学(関西地区1位)と名城大学(東海地区1位)の試合は、大会初の延長戦にもつれこむ試合となった。
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1Q、ミドルシュートを撃ち試合の流れを掴もうとする名城大学(以下、名城)に対し、ゴール裏でのインバートからトップでシュートを撃つ攻撃を繰り返す関西学院大学(以下、関西学院)。開始8分、先制点を決めたのはゴール裏から真ん中まで切り込み、左手で見事なゴールを決めた関西学院#22・林裕貴選手だった。2Qは両校ともエキストラマンオフェンスのチェンスを得るが、両ゴーリーを中心に好守備を見せ、互いに無得点に終わる。
3Q開始早々、名城#15・近藤立選手がゴール左前からランニングシュートを決め試合を振出しに戻すが、そのゴールで関西学院の動きが変わり、9分、11分に立て続けにゴールを決める。4Q、守りに出た関西学院に対し、名城がラクロス魂を見せた。8分に名城#63・伊藤康博選手がゴールを決めると、スタンドからの歓声に後押しを受け、ついに同点に追いついた。そして試合は、サドンビクトリーの延長戦にもつれ込んだ。
サドンビクトリーでは、流れは再び関西学院へと変わったが、名城も得点を許さない。あっという間に第1ピリオドの4分間が過ぎた。そして第2ピリオド。その開始早々に関西学院#5・木下弘志選手が試合を決めるゴールを叩き込んだ。
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決勝戦は、男子・一橋大学 対 関西学院大学、女子・東海大学 対 大阪国際大学の東西対決となった。
ラクロス全日本選手権大会も含め全国大会14回目の出場となる関西学院大学、3回目の出場となる大阪国際大学に対して、一橋大学、東海大学はともに全国大会初出場にして決勝戦に駒を進めてきた。
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女子決勝戦は、試合開始1分も経たないうちに東海大学#1・長山選手が先制点を決めると、追加点を重ねていく。大阪国際大学も、ゴール前でのパス回しからの華麗なゴールで観客をどよめかせたが、試合の流れを変えることはできず、東海大学が14-4で女子初代王者に輝いた。
男子決勝戦。一橋は序盤からこれまでの戦いで見せてきたアタックがゴール裏でボールをキープし、隙を伺いゴールを狙う攻めを展開した。2Qに入り関西学院の守備の徹底的なマークで試合は膠着しかけるが、3Qに一橋が攻撃的なディフェンスを始めると、再び一橋の流れに。一橋は徹底して攻撃の形を崩さず攻め、得点を重ねる。関西学院は4Qに怒涛の攻撃を見せたが、点差を縮められず、一橋大学が8-3で男子初代王者に輝いた。
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*『第1回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら (アーカイブページが開きます)
開会式 |
男子:一橋大学、関西学院大学、名城大学、北海道大学、新潟大学、岡山大学、西南学院大学
女子:東海大学、大阪国際大学、南山大学、北海道大学、東北大学、愛媛大学、福岡大学
2009年11月28日には、準決勝戦の会場となった東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場にて、本戦出場チームを対象として、開会式を行った。
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[左:開会式/右:選手宣誓をする男子・一橋大学主将・河邑亮太、女子・東海大学主将・長山祐子]
【激闘プレイバック・女子】 準決勝戦/東海大学 対 福岡大学 |
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チーム
|
前半
|
後半
|
計
|
東海大学
|
5
|
2
|
7
|
福岡大学
|
2
|
4
|
6
|
後半最初の点も福岡だった。5分にクリアから点に繋げると試合はシーソーゲームとなる。直後に東海が1点を返すと、福岡は2点連続で決め6-5と1点差に追い上げる。タイムアウトを取った東海は、直後に#1長山祐子選手がシュートを決め差を広げる。東海はハイプレッシャーを仕掛け、激しい中盤争いとなり両チームともゴールに辿り着けない時間が続くが、福岡は#21山本望選手がシュートを決め再び1点差に追い上げる。残る時間、福岡もプレッシャーを掛けていくが、東海に一歩及ばず7-6で試合終了となった。
なお、福岡の富田選手は、2011年の全日本選手権大会でNLC SCHERZOのゴーリーとして最優秀選手賞に輝くとともに、2013年女子ワールドカップに日本代表として出場しているが、この試合ではフィールドプレイヤーとゴーリーの両ポジションで出場していた。
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【激闘プレイバック・男子】 準決勝戦/関西学院大学 対 名城大学 |
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チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
Ex1 | Ex2 |
計
|
関西学院大学
|
1
|
0 | 2 |
0
|
0 | 1 |
4
|
名城大学
|
0
|
0 | 1 |
2
|
0 | 0 |
3
|
3Q開始早々、名城#15・近藤立選手がゴール左前からランニングシュートを決め試合を振出しに戻すが、そのゴールで関西学院の動きが変わり、9分、11分に立て続けにゴールを決める。4Q、守りに出た関西学院に対し、名城がラクロス魂を見せた。8分に名城#63・伊藤康博選手がゴールを決めると、スタンドからの歓声に後押しを受け、ついに同点に追いついた。そして試合は、サドンビクトリーの延長戦にもつれ込んだ。
サドンビクトリーでは、流れは再び関西学院へと変わったが、名城も得点を許さない。あっという間に第1ピリオドの4分間が過ぎた。そして第2ピリオド。その開始早々に関西学院#5・木下弘志選手が試合を決めるゴールを叩き込んだ。
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初代王者 |
ラクロス全日本選手権大会も含め全国大会14回目の出場となる関西学院大学、3回目の出場となる大阪国際大学に対して、一橋大学、東海大学はともに全国大会初出場にして決勝戦に駒を進めてきた。
女子決勝戦は、試合開始1分も経たないうちに東海大学#1・長山選手が先制点を決めると、追加点を重ねていく。大阪国際大学も、ゴール前でのパス回しからの華麗なゴールで観客をどよめかせたが、試合の流れを変えることはできず、東海大学が14-4で女子初代王者に輝いた。
男子決勝戦。一橋は序盤からこれまでの戦いで見せてきたアタックがゴール裏でボールをキープし、隙を伺いゴールを狙う攻めを展開した。2Qに入り関西学院の守備の徹底的なマークで試合は膠着しかけるが、3Qに一橋が攻撃的なディフェンスを始めると、再び一橋の流れに。一橋は徹底して攻撃の形を崩さず攻め、得点を重ねる。関西学院は4Qに怒涛の攻撃を見せたが、点差を縮められず、一橋大学が8-3で男子初代王者に輝いた。
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「11月28日に、大学日本一が決まる!」 決勝戦:2015年11月28日(土) ・東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場 準決勝戦:2015年11月21日(土) ・京都府(京都市)・宝が池球技場 / 東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場 1回戦:2015年11月14日(土) ・愛知県(名古屋市)・港サッカー場 *『第7回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら |
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過去の優勝校 | 男子 | 女子 |
第6回 (2014) | 慶應義塾大学 | 明治大学 |
第5回 (2013) | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
第4回 (2012) | 慶應義塾大学 | 慶應義塾大学 |
第3回 (2011) | 早稲田大学 | 関西学院大学 |
第2回 (2010) | 早稲田大学 | 日本体育大学 |
第1回 (2009) | 一橋大学 | 東海大学 |
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