第28回関東学生ラクロスリーグ戦(準決勝戦・男子第2試合)(2)

2015/11/13

日時:2015年11月3日(火・祝) 12:00試合開始
場所:東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場


早稲田大学(白) vs 慶應義塾大学(紺)

試合6試合2

 *ゲームスコア・得点者ページはこちら

ゲームレポート

 2015年11月3日(火祝)、日差しが暖かく快晴のラクロス日和の中、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場にて関東学生ラクロスリーグ戦のファイナル4を行った。本ゲームレポートでは、早稲田大学(以下、早稲田) 対 慶應義塾大学(以下、慶應)の試合を取り上げる。試合のスコアはゲームスコアページの通りであり、慶應が勝利をおさめた。以下に、この試合の詳細や選手達の活躍について述べる。

ハーフタイムショー1ハーフタイムショー2

第1クォーター(1Q)
 12時00分、試合開始のホイッスルとともにフェイスオフ。早稲田の#3・丸山がフェイスオフを制し、まずは早稲田のオフェンス。しかし早稲田はなかなか攻め込むことができず、慶應にボールを奪われてしまう。慶應の#22・田中がランクリアでボールを運び、そのボールを受けた#9・野上は1Q・5分、ブレイクからのアンダーシュートで先制点を上げる。
 これに負けじと早稲田は、主将である#21・畑田が果敢にゴールに向かうも、なかなかシュートを決めることが出来ない。クリアに成功した慶應は、#30・居塚のカムアラウンドシュートによって追加点を上げる。その後は一進一退の攻防が続くが、慶應の#17・河村がスラッシングを犯してしまい、1分間のエキストラマンオフェンスを得た早稲田は1Q・15分、#13・山口がシュートを決めてようやく初得点を挙げた。こうして第1クォーターは終了した。

第2クォーター(2Q)
 2Qの序盤では、早稲田、慶應ともに積極的にシュートを放っていくが、なかなか点を決めることが出来ない。しかし2Q・8分、慶應の#51・仁熊のサイドシュートがとうとう決まり、さらに早稲田を突き放した。
 負けられない早稲田も2Q・10分、#7・吉永がランニングシュートを決め、慶應に近づいた。さらに追加点がほしい早稲田は、主将の#21・畑田が素早いランニングシュートを放つも、慶應の主将である#28・栗田率いるロング陣が果敢にシュートコースに入り込み、見事ゴールを死守した。
 流れに乗ってきた慶應は2Q・19分、#22・田中のブレイクからの二アシュート、#51・仁熊のカムアラウンドシュートを立て続けに決め、2Qは終了した。

試合1試合2

第3クォーター(3Q)
 3Qの序盤では慶應のオフェンスが続き、3Qの2分半、慶應#7・井上がスタンディングシュートを決め、得点を挙げる。
 焦る早稲田は、オフェンスしようとするもパスミスを連続し、なかなか攻めることが出来ない。一方慶應も、果敢にシュートを撃っていくがなかなかゴールを決められない。しかしこの沈黙を破ったのは慶應であった。3Q・18分、慶應#9・野上がサイドシュートを決め、ようやく3Qで追加点を得ることが出来た。こうして3Qが終了した。

第4クォーター(4Q)
 4Qでは、早稲田が初めにボールをポゼッションするもすぐに慶應に奪われてしまう。そしてそのままブレイクになり、4Q・2分、慶應#23・橋詰がシュートを決め、さらに早稲田との点差を広げる。

 その後しばらくは慶應のオフェンスが続くが、これ以上点差を広げられたくない早稲田はディフェンス陣とゴーリーの決死の守りにより、慶應に点を与えない。するとその思いに答えた早稲田のオフェンス陣は、ここから怒涛の追い上げを見せる。
 4Q・9分半には早稲田の主将#21・畑田がシュートを決め、10分にも再び#21・畑田がシュートを決める。さらに12分、早稲田の#36・篠崎がブレイクからの二アシュートを決めた。なんとたった2分半の間に早稲田は3得点を挙げたのである。
 しかしここで早稲田の#21・畑田がアンネセサリーラフネスを犯してしまい、慶應は1分間のエキストラマンオフェンスを得る。ここで追加点を奪っておきたい慶應は#30・居塚がシュートを放つが、早稲田のゴーリー#33・新町のナイスセーブにより点を奪うことが出来ない。すると15分半、早稲田#7・吉永のシュートが決まり、さらに慶應に追いついていく。

 慶應に追いつけそうな早稲田だったが、慶應は4Q終了間際、#10・繁益がダメ押しの1点を決めて何とか逃げ切った。よって、慶應義塾大学の勝利という形で4Qが終了した。

試合1試合4
試合13試合14

 今回の試合での両チームのシュート成功率とフェイスオフ成功率は次の通りである(info班集計)。
 
チーム シュート成功率 フェイスオフ成功率
早稲田大学 18% 57%
慶應義塾大学 26% 43%
 フェイスオフでは早稲田の方が優勢だったが、やはり一本一本のシュートの正確さで上回った慶應に軍配が上がる結果となった。


  ・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会info班・鈴木健人(埼玉大学)、弘竜太郎(慶應義塾大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同広報部次長(関東地区)・高橋直大、同広報部(関東地区)・小林航

 
「11月28日に、大学日本一が決まる!」

 決勝戦:2015年11月28日(土)
  ・東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場
 準決勝戦:2015年11月21日(土)
  ・京都府(京都市)・宝が池球技場 / 東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
 1回戦:2015年11月14日(土)
  ・愛知県(名古屋市)・港サッカー場

 *『第7回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら
 
過去の優勝校 男子 女子
第6回 (2014) 慶應義塾大学 明治大学
第5回 (2013) 早稲田大学 慶應義塾大学
第4回 (2012) 慶應義塾大学 慶應義塾大学
第3回 (2011) 早稲田大学 関西学院大学
第2回 (2010) 早稲田大学 日本体育大学
第1回 (2009) 一橋大学 東海大学
大学選手権1大学選手権2
大学選手権決勝