2011年19歳以下女子日本代表・第9回活動レポート(2011年5月14日)

2011/05/27

2011年5月14日(土)に東京・駒沢オリンピック公園第一球技場にて、19歳以下女子日本代表(以下、U19女子日本代表)の練習会が行われました。
今回の活動レポートから、選手自身が練習の振り返りを行い、レポートを発信していきます。
チーム内でしか分からない、選手の生の声をご覧ください。

<レポート執筆者> #4 稗田早織 (MF)
   稗田早織選手

この日の練習は、
 ・ブレーク (ゴーリーから)
 ・ライド
 ・ポジション別練習 (AT:ピック練習、シュートのクリニック/DF:インターセプト練習)
 ・ハーフコート7対7
 ・ゲーム
を行いました。

ブレーク練では、ATに早くつなぎ、サイドを決め込まないことでブレークの良い形が作れていた場面がありました。
ポジション別の練習では、ATは「2人組での動き」、DFは「守備範囲」というキーワードを意識して行いました。
パスキャッチのミス等が目立った場面もあり、
各々がスピードやプレッシャーの中での基礎技術を向上させなければならないと感じました。
すべてのメニューにおいて、グラウンドボールのファーストタッチを取る意識はまだまだ高めていけると思います。


<レポート執筆者> #14 小西那奈 (AT)
【今日のオフェンスのポイント】
   小西那奈選手

起点 ・崩し ・仕上げをキーワードにプレーしています。
1対1を起点にし、そこからさらにディフェンスを崩し、最後の仕上げでいかにNBC同士の2対1を作るか。
流動的でより確率の高いプレーを目指しています。
また、攻守が切り替わった際のクリアからブレークへの展開や、強いライドをかけることなど、
攻めと守備のハイブリッドを常に意識しています。
AT同士はアイコンタクトで意思疎通ができるように感性をすりあわせてプレーしていくことが今後の課題です。

 ※NBC:Non Ball Carrier

<レポート執筆者> #12 高野ひかり (MF/DF)
【今日のディフェンスの活動報告】
   高野ひかり選手

私たちは、マンツーマンディフェンス・ゾーンディフェンス・ライドのすべてを通して“奪う”ことを意識しています。
そのためにグラウンドボールのファーストタッチはもちろんのこと、
今回はインターセプトに重点をおいた練習も行いました。
DF間の連動した動きや奪いどころでのテンションの上げ方、
攻撃へつなげるためのハイブリッドの動きなどが課題となっています。


※ハイブリッド:
 攻撃と守備の切り替えの早さを追求するのではなく、攻撃中に守備を始め、守備をしながら攻撃を始める。
 攻守のハイブリッド(=融合)。
 一つ一つ直面する局面に「対応する」のではなく、各局面を次のプレーと「ハイ ブリッド(=融合)させる」ことで、
 全てのプレーの連続性を追求しています。


   ■ フォトギャラリー(U19女子日本代表)はこちらから

Text by:2011年19歳以下女子日本代表選手・稗田早織、小西那奈、高野ひかり
Photo by:2011年19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・會田好美