2016年度男子日本代表・第2回練習会(2016年2月20日)
2016/03/06
2016年度男子日本代表(以下、男子代表)は、第2回練習会を2016年2月20日(土)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場にて実施しました。
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朝から一日雨が降り続く中、当初の予定を一部変更しながら、約5時間の練習を行いました。
【主な練習メニュー】
・15mパス・30mパス
・グラウンドボール(3人1組)
・ディフェンスフットワーク
・ディフェンス1対1(1st接点・2nd接点意識)
・1対1(ゴール有)
・クリアドリル(ミニゲームコート)
・フルフィールドオフェンス1次・1.5次・2次攻撃
(休憩)
・シュートドリル
・紅白戦(12分×5本)
練習会は、前回(2月13日・14日に実施した第1回練習会)の振り返りをすることから始めました。前回終了後に各自メモした反省を見返しながら、頭の中もウォーミングアップをします。
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[左右:前回の反省を思い返し、意識することから練習会をスタート]
今回の練習会テーマは、「ディフェンス時のスティックの使い方」、「シュートエリアとシュート時の選択肢」でした。
●「ディフェンスフットワーク」
佐々木貴也トレーナー(TR)が「パワーポジション」(運動時に最も力を発揮しやすい姿勢)について説明しました。「一番力が入る体勢」、「一番瞬発力が出せる体勢」、「そのどちらもできる体勢」の3種類について、「足の裏の3点に均等に体重をかける」などのコツを聞きながら、自分の「パワーポジション」を考えます。2人1組で四方から身体を押してもらいながら、「パワーポジション」を確認し合いました。
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[左右:パワーポジションの説明をする佐々木TR]
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[左右:パワーポジションを確認し合う選手たち]
●「ディフェンス1対1(1st接点・2nd接点意識)」
1st接点(スティックが相手に触れるくらいの距離)と2nd接点(身体が相手に触れる距離)の使い分けを練習しました。実際に1対1をやってみると、オフェンスに抜かれてゴールに向かわれてしまっても、ディフェンスが相手の嫌な位置にスティックで触れながら追い続けることで、シュートが枠外に飛んでしまうシーンもありました。
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[左:ディフェンス1対1での1st接点/右:ディフェンス1対1での2nd接点]
●「シュートドリル」
男子代表では、シュート決定力の強化、20点以上奪うラクロスを目指し、フルフィールドオフェンスの強化に取り組んでいます。フルフィールドオフェンスにおいては、1次攻撃(ゴールに向かう攻撃)・1.5次攻撃(ゴール裏からの攻撃)・2次攻撃(トップまで展開してからの攻撃)を狙ってからハーフフィールドオフェンスに移行することを徹底し、数的優位の作りやすいフルフィールドオフェンスでの得点割合が増加しています。今回は、シュート決定力向上にフォーカスし、シュートエリアの意識、シュート時にゴールに対して2ポイント+シュートパス(フィード)の選択肢を持つことを意識して練習しました。各選手のシュートに対する意識が向上することで、更なる得点力アップが期待できる練習となりました。
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[シュートドリル]
●紅白戦
今回も均等に分けた2チームで対戦しました(12分×5本)。今回のゲームでは、色チームと白チームで点差が大きく広がりましたが、これは、シュートを撃っているエリアの違いが大きな要因となっています。白チームは、24点中12点をフルフィールドオフェンス1次攻撃で奪っていますが、ブレイクの流れでゴールに強いベクトルで攻撃を仕掛けることで、最終的にゴールに近いエリアでシュートを放てていることが、シュート決定率の違いになりました。
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※FFO:フルフィールドオフェンス/HFO:ハーフフィールドオフェンス
※円グラフ内の数値は、「各区分の割合(%)」を示す。
※円グラフ外の括弧内の数字は、「その区分におけるシュート決定率(スコア/シュート本数)」を示す。
得点者
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[左:紅白戦の様子/右:練習後すぐにその日の振り返り]
次回は、2016年3月12日(土)12:00~15:00と18:00~21:00に、東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場にて、第3回練習会を行います。会場スタンドにてご自由にご見学いただけますので、ぜひご来場ください。
Text by:2016年度男子日本代表ヘッドコーチ・岩本祐介、同マネージャー・臼杵志衣奈
Game Data by:2016年度男子日本代表サポートスタッフ(アナリスト)・岸陽介
Photo by:2016年度男子日本代表マネージャー・臼杵志衣奈
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朝から一日雨が降り続く中、当初の予定を一部変更しながら、約5時間の練習を行いました。
【主な練習メニュー】
・15mパス・30mパス
・グラウンドボール(3人1組)
・ディフェンスフットワーク
・ディフェンス1対1(1st接点・2nd接点意識)
・1対1(ゴール有)
・クリアドリル(ミニゲームコート)
・フルフィールドオフェンス1次・1.5次・2次攻撃
(休憩)
・シュートドリル
・紅白戦(12分×5本)
練習会は、前回(2月13日・14日に実施した第1回練習会)の振り返りをすることから始めました。前回終了後に各自メモした反省を見返しながら、頭の中もウォーミングアップをします。
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[左右:前回の反省を思い返し、意識することから練習会をスタート]
今回の練習会テーマは、「ディフェンス時のスティックの使い方」、「シュートエリアとシュート時の選択肢」でした。
●「ディフェンスフットワーク」
佐々木貴也トレーナー(TR)が「パワーポジション」(運動時に最も力を発揮しやすい姿勢)について説明しました。「一番力が入る体勢」、「一番瞬発力が出せる体勢」、「そのどちらもできる体勢」の3種類について、「足の裏の3点に均等に体重をかける」などのコツを聞きながら、自分の「パワーポジション」を考えます。2人1組で四方から身体を押してもらいながら、「パワーポジション」を確認し合いました。
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[左右:パワーポジションの説明をする佐々木TR]
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[左右:パワーポジションを確認し合う選手たち]
●「ディフェンス1対1(1st接点・2nd接点意識)」
1st接点(スティックが相手に触れるくらいの距離)と2nd接点(身体が相手に触れる距離)の使い分けを練習しました。実際に1対1をやってみると、オフェンスに抜かれてゴールに向かわれてしまっても、ディフェンスが相手の嫌な位置にスティックで触れながら追い続けることで、シュートが枠外に飛んでしまうシーンもありました。
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[左:ディフェンス1対1での1st接点/右:ディフェンス1対1での2nd接点]
●「シュートドリル」
男子代表では、シュート決定力の強化、20点以上奪うラクロスを目指し、フルフィールドオフェンスの強化に取り組んでいます。フルフィールドオフェンスにおいては、1次攻撃(ゴールに向かう攻撃)・1.5次攻撃(ゴール裏からの攻撃)・2次攻撃(トップまで展開してからの攻撃)を狙ってからハーフフィールドオフェンスに移行することを徹底し、数的優位の作りやすいフルフィールドオフェンスでの得点割合が増加しています。今回は、シュート決定力向上にフォーカスし、シュートエリアの意識、シュート時にゴールに対して2ポイント+シュートパス(フィード)の選択肢を持つことを意識して練習しました。各選手のシュートに対する意識が向上することで、更なる得点力アップが期待できる練習となりました。
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[シュートドリル]
●紅白戦
今回も均等に分けた2チームで対戦しました(12分×5本)。今回のゲームでは、色チームと白チームで点差が大きく広がりましたが、これは、シュートを撃っているエリアの違いが大きな要因となっています。白チームは、24点中12点をフルフィールドオフェンス1次攻撃で奪っていますが、ブレイクの流れでゴールに強いベクトルで攻撃を仕掛けることで、最終的にゴールに近いエリアでシュートを放てていることが、シュート決定率の違いになりました。
チーム | 項目 |
1Q |
2Q | 3Q | 4Q | 5Q | 合計 |
色 | スコア | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 6 |
決定率 | 1/4 | 0/3 | 0/3 | 2/5 | 3/6 | 6/21 (29%) |
|
白 | スコア | 6 | 4 | 6 | 4 | 4 | 24 |
決定率 | 6/8 | 4/7 | 6/9 | 4/9 | 4/6 | 24/39 (62%) |
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※FFO:フルフィールドオフェンス/HFO:ハーフフィールドオフェンス
※円グラフ内の数値は、「各区分の割合(%)」を示す。
※円グラフ外の括弧内の数字は、「その区分におけるシュート決定率(スコア/シュート本数)」を示す。
得点者
色チーム (6点) | 白チーム (24点) |
AT 大庭 成浩 (2) | AT 井上 裕太 (8) |
MF 岩埼 功一郎 (1) | AT 関根 幹祐 (3) |
MF 本下 純 (1) | MF 夏目 聖矢 (3) |
AT 伊藤 大貴 (1) | AT 高橋 涼輔 (3) |
MF 堤 光一 (1) | AT 継 渉 (2) |
- | MF 加藤 啓介 (2) |
- | MF 金子 優祐 (1) |
- | MF 橋本 立輝 (1) |
- | MF 鈴木 翔太 (1) |
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[左:紅白戦の様子/右:練習後すぐにその日の振り返り]
次回は、2016年3月12日(土)12:00~15:00と18:00~21:00に、東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場にて、第3回練習会を行います。会場スタンドにてご自由にご見学いただけますので、ぜひご来場ください。
Text by:2016年度男子日本代表ヘッドコーチ・岩本祐介、同マネージャー・臼杵志衣奈
Game Data by:2016年度男子日本代表サポートスタッフ(アナリスト)・岸陽介
Photo by:2016年度男子日本代表マネージャー・臼杵志衣奈
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