【日本ラクロスの四半世紀・第15回】 1998年・全国のチームに全日本選手権への道を
2012/05/24
1998年(平成10年) |
1月 | 国際交流推進プロジェクト開始 |
4月 |
関東地区にて、第1回あすなろカップ(関東学生ラクロスユーストーナメント)を開催。 (29日、江戸川区臨海球技場、新2年生大会) ※当時のフィールドレポートはこちらから (アーカイブページが開きます) |
6月 | 中四国地区にて、第1回中四国サマーカップを開催。 |
7月 |
第10回国際親善試合を開催。 この年、初めて九州地区で開催した(5日、佐賀・鳥栖スタジアム) 女子戦を実施し、九州選抜が、19歳以下オーストラリア選抜と対戦し、1-17で敗戦した。 ※当時の大会特設ページはこちらから (アーカイブページが開きます) |
第8回ILF男子世界大会に参加(15~25日、アメリカ・ボルチモア、参加国:11ヶ国) 大会参加国が11カ国に増え、日本代表はRed DIVISIONからの出場となった。 第1戦で男子世界大会初勝利をあげた日本はRed DIVISIONを5戦全勝。プレイインゲームは苦しい戦いを強いられ、8位で大会を終えることとなったが、今後に向けて大きな一歩を踏み出した。 ※当時の大会特設ページはこちらから (アーカイブページが開きます) ※当時の代表特設ページはこちらから (アーカイブページが開きます) |
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10月 |
第1回Teen'sJuniorOpen(女子中高生ラクロス新人戦)を開催。 (10月25日~11月15日、決勝戦:国本女子高校町田グラウンド、参加:18校) |
11月 |
第1回全日本選手権地方地区予選を開催。 (21日~23日、福島・ルネサンス棚倉、現・全日本大学選手権予選) 北海道・東北・中四国・九州の各地区学生チームが、地方地区予選を経て、全日本選手権本戦に出場することが可能となった。 ※当時のフィールドレポートはこちらから (アーカイブページが開きます) |
12月 |
第9回全日本選手権を開催。 11月に実施された地方地区予選の結果、男子・福岡大学、女子・西南学院大学が初めて本戦に出場した。 1回戦で、福岡大は慶應義塾大に4-12で、西南学院大は東京女子体育大に0-20で敗退した。 ※当時の大会特設ページはこちらから (アーカイブページが開きます) |
男子世界大会での初勝利 |
日本ラクロスにとって、初めて参加した海外キャンプ「アメリカキャンプ」が行われた記念すべきフィールドで開催された。
1998年7月16日午前9時。大会初日の第1試合。
日本はスコットランドに対し先制点をあげると、浮き足立たない様に前半は我慢のラクロスに徹し、後半に勝負をかけると4Qに逆転をし、10-7で世界大会初勝利をあげた。
その後、Red DIVISIONを5戦全勝した日本だったが、プレイインゲームでは接戦を落とす展開が続き3連敗し、総合8位で大会を終えた。
また、USA・カナダの対戦となった決勝戦は、劇的な展開と見せた。
USAのペースで試合が進み、前半の2Qを終えて8-1と圧倒されていたカナダだったが、3Qに入って立て直すと、4Qに怒濤の如く攻め、4Qだけで一挙9点をあげ、試合残り20秒で追いつき、男子世界大会初の延長戦となった。
延長戦では追いすがるカナダを振り切り、USAが15-14のスコアで7回目の優勝を果たしたが、USAのミロン、ウェイドや、カナダのゲイト兄弟など、トップレベルの選手達が最高峰の技術で応酬し合う、世界一を決めるに相応しい試合となった。
[左:「速く早いラクロス」を意識してきた/右:今大会、全8試合を通して、1試合平均失点を5.75点に抑えた日本DF陣]
[左:スコットランド戦/右:応援に駆付けた日本ラクロスの父たち(ボブ・スコット氏、ロス・ジョーンズ氏、ノリオ・エンドー氏]
[左:Red Divisionの1位通過を決めた日本代表 / 右:Red Division1位通過を決めたウィニングボール]
[左:開幕戦に臨む日本代表 / 右:大会会場でエキシビションマッチを行った日本Teen's選手団]
全日本選手権への4地区からの出場 |
予選は、九州勢が、男女とも全勝し、男・福岡大学、女・西南学院大学が全日本選手権大会へと駒を進めた。
全日本選手権の1回戦では、力の差を見せつけられる形になったが、今後に繋がっていく事が期待された。
[左右:(赤)福岡大学]
[左右:(青)西南学院大学]
国際親善試合を九州で初開催 |
[左:大会チラシ / 中:試合風景 / 右:記念撮影]
大会結果 |
世界大会 | 優勝 | 日本代表の成績 |
第8回ILF男子世界大会 | USA | 総合8位 (Red Division 1位) |
国際試合 | 来日チーム(男子) | 来日チーム(女子) |
第10回ラクロス国際親善試合 | CARLO.ROSSI.LACROSSE.TEAM | AUSTRALIAN WOMEN'S TEAM U-19 |
全国大会 | 優勝(男子) | 優勝(女子) |
第9回ラクロス全日本選手権大会 | 慶應義塾大学 | WISTERIA |
地区大会 | 優勝(男子) | 優勝(女子) |
第4回北海道ラクロスリーグ戦 | 北海学園大学 | 北星学園大学 |
第5回東北ラクロスリーグ戦 | 仙台ラクロスクラブ | 東北大学 |
第11回関東学生ラクロスリーグ戦 | 慶應義塾大学 | 東京女子体育大学 |
第7回東海学生ラクロスリーグ戦 | 名城大学 | 南山大学 |
第9回関西学生ラクロスリーグ戦 | 神戸大学 | 武庫川女子大学 |
第6回中四国ラクロスリーグ戦 | 岡山大学 | 川崎医療福祉大学 |
第7回九州ラクロスリーグ戦 | 福岡大学 | 西南学院大学 |
第8回クラブチーム東日本リーグ戦 | ADVANCE-HANGLOOSE | WISTERIA |
第5回クラブチーム西日本リーグ戦 | ナニワラクロスクラブ | 神戸ラクロスクラブ |
中高生大会 | 優勝(女子) |
第3回Teen'sCup | ブレイブユース(東京成徳大学高等学校) |
第2回Teen'sCup関西(春) | CHERRY'S(立命館宇治高等学校) |
第3回Teen'sCup関西(秋) | BEAT BEANS(同志社高等学校) |
■ 『第16回 史上初の4連覇達成』 へ続く
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