関東地区・男子ポジション別練習会
2012/10/05
2012年9月1日(土)、東京・駒沢オリンピック公園第2球技場にて、フェイスオフ・ゴーリーを対象とした男子ポジション別練習会を開催した。
ゲームにおいて勝敗を左右する非常に重要なシーンであり、そのポジションは重責を担う、フェイスオフとゴーリー。
現在行われているリーグ戦の中でも、その重要性を痛感している指導者・選手は多いのではないだろうか。
指導は、フェイスオフを2012年男子日本代表アシスタントコーチの菅井毅、ゴーリーを同代表選手の篠原貴彦を中心に、2012年男子日本代表選手及び補欠選手15名が、デモンストレーター、シューターを務める形で行った。
参加希望者が定員を大幅に上回ったため、フェイスオフは希望各大学2名までに制限し34名、ゴーリーは26名、指導者も4名が参加した。
講習では、それぞれのポジションに対する考え方、重要性、チームとしての取組み方を説明し、基本的な技術の紹介、練習・トレーニング方法を実践した。
それぞれの主なポイントは下記のとおり。
いずれのポジションも、各大学において、重要性が認識されていなかったり、取組みが固定的で一段と工夫が必要、反復が不足している、などが窺われた。
今回の参加者は、練習会での内容を、個人の中にとどめるだけでなく、チームに持ち帰り、日々の活動・練習に反映することで、継続的なレベルアップをし、試合の重要なシーンで活きる選手、活かせるチームになって欲しい。
[左右:1年生・2年生ゴーリーに対する基本講義]
[左:フェイスオフ用のトレーニング / 右:3年生・4年生ゴーリーは、2012年日本代表選手からのセーブ体験]
・Text:日本ラクロス協会強化部次長(関東地区)・市川弘康
・Photo:日本ラクロス協会専務理事兼事務局長代行・早川靖彦
ゲームにおいて勝敗を左右する非常に重要なシーンであり、そのポジションは重責を担う、フェイスオフとゴーリー。
現在行われているリーグ戦の中でも、その重要性を痛感している指導者・選手は多いのではないだろうか。
指導は、フェイスオフを2012年男子日本代表アシスタントコーチの菅井毅、ゴーリーを同代表選手の篠原貴彦を中心に、2012年男子日本代表選手及び補欠選手15名が、デモンストレーター、シューターを務める形で行った。
参加希望者が定員を大幅に上回ったため、フェイスオフは希望各大学2名までに制限し34名、ゴーリーは26名、指導者も4名が参加した。
講習では、それぞれのポジションに対する考え方、重要性、チームとしての取組み方を説明し、基本的な技術の紹介、練習・トレーニング方法を実践した。
それぞれの主なポイントは下記のとおり。
フェイスオフ | ・運動能力の高い選手が取り組むことが重要(運動能力の引き上げが必須とされる) |
・ボールを確保する為にスティックでボールを「つかむ」能力をベースとし、スティックをうまく操る基本技術を身につける。基本は、「左手の使い方」と「ポジショニング」の2点。 (※)「つかむ」とは、「スティックのヘッドの部分を手でつかむ」行為や「ボールを手でつかむ」行為のことではない。 |
|
・フェイスオフ用トレーニングの実施。 | |
・フェイスオフの重要性を踏まえ、チームの全体練習にも一定時間織り込む。 |
ゴーリー | ・ゴーリーにとって重要な要素は、(1)セーブ、(2)スロー、(3)コーチング、(4)メンタリティ。このうち、今回はセーブに特化した内容を指導。 |
・セーブはスティックの向きや構え方などの基本事項を除くと、体格、筋力など個人の特性に応じてベストなセーブフォームは異なるため、各人が自分のプレーをよく研究することが重要である。今回の練習会では、各人のベストフォームを作り上げるためのアドバイスを実施。 | |
・セーブ力強化においても自分のセーブフォームを確認・研究することが最も重要であり、チームに戻ってからセーブフォームを確認し、自ら考えてベスト フォームを作り上げる課題を提示。自分のフォームを知るための方法として、シュートを受けている際に、ビデオもしくは携帯電話・スマートフォンの動画機能 等で正面(シューター側)から自分のフォームを動画撮影してもらい、自分で確認、および他人と比較する方法が、非常に有効である。 | |
・上達には、シュート本数を数多く受けることが重要で、できるだけ同時に複数のシューターと駆け引きしながら練習する。なお、決定率の低いスタンディング シュート・ランニングシュートばかりをチームで練習していても、試合での成果に乏しく、ゴーリー・シューター双方にとって効果が低い。 |
いずれのポジションも、各大学において、重要性が認識されていなかったり、取組みが固定的で一段と工夫が必要、反復が不足している、などが窺われた。
今回の参加者は、練習会での内容を、個人の中にとどめるだけでなく、チームに持ち帰り、日々の活動・練習に反映することで、継続的なレベルアップをし、試合の重要なシーンで活きる選手、活かせるチームになって欲しい。
[左右:1年生・2年生ゴーリーに対する基本講義]
[左:フェイスオフ用のトレーニング / 右:3年生・4年生ゴーリーは、2012年日本代表選手からのセーブ体験]
・Text:日本ラクロス協会強化部次長(関東地区)・市川弘康
・Photo:日本ラクロス協会専務理事兼事務局長代行・早川靖彦
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