日本代表・女子トライアルゲーム[名古屋会場]

2013/06/18

日時:2013年5月5日(日) 14:00試合開始
場所:愛知県(名古屋市)・
名古屋市瑞穂運動場北陸上競技場(瑞穂公園北陸上競技場)

東海クラブ選抜(白) vs 女子日本代表(青)

東海クラブ選抜女子日本代表

スコア
チーム
前半 後半
TOTAL
東海クラブ選抜
0
0
0
女子日本代表
9
20
29
得点者
東海クラブ選抜 女子日本代表
#24 小川 絵里子 (6)
#5 飯塚 菜々恵 (5)
#6 小堀 優子 (4)
#8 水戸 理恵 (3)
#11 和田 亜紀子 (3)
#17 剱持 真衣 (3)
#10 井倉 涼子 (2)
#7 高野 ひかり(1)
#14 稗田 早織 (1)
#22 杉本 美歩 (1)
審判員
審判員
主審 宮崎 彩
副審 阪本 一美
横井 佑美
山田 ひと美
ゲームレポート
2013年5月5日(日)、愛知県(名古屋市)・瑞穂公園北陸上競技場にて、東海女子クラブ選抜(以下、クラブ選抜) 対 女子日本代表(以下、日本代表)のトライアルゲームを行った。雲ひとつない空、降り注ぐ太陽のもと、試合が始まった。 

試合1試合2

クラブ選抜#30三浦と日本代表#14稗田によるドローにより試合が開始された。最初にボールを奪ったのは、クラブ選抜。#40菅田を中心にパスを回し1対1を仕掛けるが、日本代表の好守備に阻まれボールを奪われる。ボールを奪った勢いのまま素早くパスをつないだ日本代表は前半2分、#24小川のシュートで初得点を決めた。
次のドローでもクラブ選抜がボールをものにし、#30三浦が#40菅田からのパスを受けシュートを撃つが、日本代表のゴーリーに阻まれる。対する日本代表はロングパスを受けた#14稗田からのパスで#6小堀がシュートを決めた。その後も、チャンスをつくるもボールダウンで日本代表の攻撃へと切り替わり、攻めきれないクラブ選抜に対し、素早いクリアーで決定機を演出し、好機を確実に生かした日本代表が得点を重ねた。

これ以上点数を入れさせたくないクラブ選抜は、粘りのディフェンスで日本代表を止めようとするが、ゴール前での細かく素早いパス回しから隙を突かれ、さらに日本代表に得点を奪われる。クラブ選抜がインターセプトなどでチャンスをものにすると、観客席が沸いて勢いづくも得点につなげることはできず、0-9の日本代表リードで前半が終了した。

試合3試合4

後半に入っても日本代表の勢いは止まらない。ドローを奪い素早くパスをつないで、最後は#7高野がシュート。後半開始後わずか15秒での得点に観客席も沸かずにはいられなかった。続いて#6小堀と#11和田によるカットインで連続得点。また、息の合ったコンビネーションプレーで#8水戸、#14稗田、フリーシュートで#17剱持が得点を重ねる。
その後、クラブ選抜のゴーリーが好セーブを見せ観客の拍手を誘う場面も見られたが、ファールやミスが重なりクリアーを上げることができず、日本代表にチャンスを与えてしまう。そのチャンスを逃さない日本代表は圧巻の連続10得点をあげ力の差を見せつけた。

残り時間5分、一矢報いたいクラブ選抜は強いプレッシャーのディフェンスで巻き返そうとするが、日本代表がそれを許さない。スピード感あふれるパス回しで相手DFを翻弄し、さらに4得点を追加したところで試合終了。0-29で日本代表が勝利した。


試合後のインタビューで日本代表・主将#10井倉は「前半で9点、後半で20点であったが、もっと精度を上げて、1点を大事に、点を取れるところは確実に取っていきたい。また、自分たちの持ち味は、みんなでゴールを狙う泥くさいプレーなので、そのプレーで世界に挑んでいきたい」と語った。
日本代表は7月にカナダで行われる第9回ラクロス女子ワールドカップに出場する。その言葉通り、今回の試合のようなプレーで世界と戦ってきてほしい。


なお、今回のトライアルゲームに先立ち、9:30から同運動場田辺陸上競技場にて、東海地区の選手に対する日本代表選手によるクリニックも行われた。
クリニック1クリニック2
[左:クリニック風景 / 右:参加選手にメニューを説明する剱持選手(左)と高野選手(右)]
クリニック3
[写真:ゴーリークリニックを行う富田選手]


*フォトギャラリー「日本代表トライアルゲーム2013」はこちら


・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部 広報委員会・土赤 桃子
  ・Photo:日本ラクロス協会事務局(東海地区)・小保方智行、八木信行、2013年度女子日本代表マネージャー・鍛治田紗衣