第20回北海道学生ラクロスリーグ戦(開幕戦・男子)

2014/11/17

北海道地区の代表校が出場する第6回全日本ラクロス大学選手権大会の準決勝戦は、11月23日(日)に開催されます。
準決勝戦を間近に控え、今年の北海道学生ラクロスリーグ戦の幕開けとなった、開幕戦のゲームレポートを掲載します。

日時:2014年8月16日(土) 14:30試合開始
場所:北海道(江別市)・北海道立野幌総合運動公園陸上競技場


開幕戦・男子
北星学園大学 vs 北翔大学


開幕戦1開幕戦2

スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
北星学泉大学
4
2
2
3
11
北翔大学
2
2
1
2
7
審判員
開幕戦2
主審 (確認中)
副審  
 
CBO  
ゲームレポート
 2014年8月16日(土)、北海道(江別市)・北海道立野幌総合運動公園陸上競技場にて、北翔大学(以後、北翔) vs 北星学園大学(以後、北星)の試合を行った。

1Q
 審判のホイッスルで開幕戦は始まった。フェイスオフを制したのは北翔。
 得点の機会を伺いながらパスを回し、北翔#23田中がこの試合最初のシュートを放つ。しかし北星のゴーリー#31中村がセーブ。弾かれたボールを拾い、再び北翔がオフェンスを始める。だが、2本目のシュートもゴーリーがセーブし、北星のオフェンスが始まる。
 北星#4中村がシュートを放つが、惜しくも枠外。チェイスを制し、再び北星のオフェンス。ゴール裏から北星#7本間が1対1を仕掛け、そのままゴール横まで運び、ランニングアンダーシュート。ゴールネットを揺らす。先制点を決めた。その後も北星が1点を決め、2-0となる。
 リードしていた北星だが、パスミスから北翔にボールを奪われ、ゴール横でパスを受けた北翔#23田中がシュートを決め、1点差に詰め寄られる。
 このまま同点に追いつきたい北翔だったが、北翔#64高橋のファールにより北星にエキストラマンオフェンスを与えてしまう。しかしこのチャンスをものにできず、アウトオブバウンズにより北翔のオフェンスになる。
 しかし北星の好守により、攻守が交代。その後は両チームとも得点し、1Q終了時のスコアは、4-2と北星が2点リード。

2Q
 フェイスオフを制し、またしても最初のオフェンスは北翔。この試合2得点の北翔#23田中がシュートを放つが、アンネセサリーラフネスにより、北星のエキストラマンオフェンス。このチャンスを逃さず、北星#24紺野がシュートを決め、スコア5-2と点差が広がる。
 その後両チームとも攻めあぐねていた中、北星#9齊藤がゴール左上からディフェンスを崩し、#21阿部がパスを受けそのままシュート。追加点をものにした。スコアは6-2となる。
 再び長い攻防戦が続き、北星のチームタイムアウトがとられ、少しの休憩と作戦確認が行われる。
 タイムアウト終了後、北星#4中村がシュートを放つが、ゴーリーが得点を許さない。北翔のオフェンスが始まる。北星のスラッシングに対しフラッグダウン、そのまま北翔#10伊藤がシュートを決めスコア6-3となる。
 得点後も北星のマンダウンディフェンスが続き、北翔のエキストラマンオフェンスで試合が再開される。ゴール前に切り込んだ#23田中がシュート。しかしボールは枠外、北星がチェイスを制す。しかしリスタートの際ファールを犯し、ボールは北翔の手に渡る。
 この機会を逃すことなく北翔#23田中がゴール、スコア6-4と点差を縮めることに成功する。
 この得点の直後、第2Q終了のホイッスルが響く。北星が2点リードした状態で、前半が終了する。

3Q
 点差を広げて余裕を持ちたい北星。逆転のために、まずは同点まで追いつきたい北翔。両チームとも果敢に攻めるがそのたびに好守に阻まれ、なかなか得点が決まらない。その均衡を破ったのは北翔だった。ゴーリーがゴール付近でボールを拾うと、一気に北星コートまでボールを運び北翔#10伊藤がシュート。スコアを6-5とする。とうとう1点差まで追い詰めた。
 しかし北星の#24紺野が得点を決めスコア7-5とし、再び2点差となる。
 試合再開のフェイスオフを北星#4中村が制し、そのままシュート。スコア8-5とする。
 北翔がチームタイムアウトを取り、体勢を立て直し反撃しようとするも、スコア8-5のまま第3Q終了のホイッスルが鳴った。

4Q
 最後の20分が始まる。開始まもなくして北翔、痛恨のファール。北星にエキストラマンオフェンスのチャンスを与えてしまう。ここで北星#7本間が角度のないところからシュート。さらに点差を広げることに成功する。スコアは9-5となる。
 その後も北星のオフェンスは続き、またしても北翔のファールによりエキストラマンオフェンスが始まる。しかしこの場面で北翔は追加点を許さず、守りきることに成功する。人数はイーブンになったものの、北星は攻撃の手を緩めない。北星#0鈴木の1対1からのジャンピングシュートがゴールネットを揺らす。とうとうスコアは10-5となる。
 負けじと北翔が1点を返すも、追加点を入れることはできず、北星のチームタイムアウトが取られる。スコアは10-6。
 タイムアウトが終わり、北星のオフェンス。北星#7本間のシュートをディフェンスのスティックが弾きボールが飛んだ先には北星#21阿部がいた。そのままボールをキャッチし、シュート。11点目を決める。
 北翔が再び1点を返し、11-7としたが反撃はそこまで。試合終了のホイッスルが吹かれた。

 常にリードを守り、貪欲にゴールを目指した北星。逆に常にリードを許すも、最後まで粘り得点していった北翔。両チームとも気迫のこもったプレーが数多く見られた、開幕戦としてふさわしいものとなった。


・Text:日本学生ラクロス連盟北海道支部広報委員会副委員長・三戸浩敬(北星学園大学)