2015年ラクロス東海チャレンジマッチ(3)・女子戦

2015/08/31

 2015年5月2日(土祝)、パロマ瑞穂北陸上競技場において2015年ラクロス東海チャレンジマッチを行った。雲一つない春空のもと始まった午後からの女子の試合は、東海学生選抜(以下、選抜)と立命館大学(以下、立命館)によるものであった。

東海学生選抜立命館大学

スコア
チーム
前半 後半
東海学生選抜
6
4
10
立命館大学
4
2
6
得点者
東海学生選抜 立命館大学
#14 佐藤 加奈子 (2) #16 梅田 真里亜 (2)
#16 岡田 英里香 (2) #91 漆間 恵美 (2)
#25 古橋 鮎佳 (2) #14 山崎 和香 (1)
#61 棚瀬 那月 (2) #18 中村 友紀 (1)
#34 成田 美穂 (1)
#81 広瀬 舞鈴 (1)
審判員
主審 小鹿 えりか
副審 伊藤 さやか
嶋崎 恵美
朽名 里奈
女子競技審判員

ゲームレポート
試合1試合2

 選抜#21國保と立命館#16梅田によるドローで試合開始。最初にチャンスを迎えたのは選抜であった。選抜はパスを繋いで攻撃エリアへ攻め込む。ここで立命館のフリースペース・トゥ・ゴールの侵害による選抜#61棚瀬のフリーシュートが成功し、先制点をあげた。流れを掴ませたくない立命館。#14山崎の シュートが決まり1-1の同点となった。
 この後、連続のファールによるフリーシュートで選抜が2得点をあげ、3-1で選抜リード。ここで立命館がタイムア ウトを取った。念入りに話し合いコートへ向かう。そこからは両者の攻防が続き、選抜#25古橋から#61棚瀬へパスが繋がりシュートを成功させると、即座に立命館#18中村がゴールを決めた。ここから両チーム1得点ずつ決め、5-3。
 そして前半残りわずか、立命館#22間宮がシュートを決めた。立命館の追い上げにベンチから歓声があがる。これ以上追いつかれたくない選抜は、ドローを取り切った#14佐藤がそのまま攻め込みシュートを成功させた。お互い一歩も譲らな い中、6-4で前半が終了した。

試合3試合4

 ハーフタイムが明け、両者とも気持ちを高めたところで後半が始まった。開始してしばらく攻守が入れ替わる時間が続いたが、立命館#91漆間のシュートが連続で決まり6-6の同点に追いついた。立命館の猛追を許してしまった選抜は何としても突き放したいが、逆転を狙う立命館のディフェンスに阻まれ、なかなか攻め込むことができない。
 この流れを断ち切ったのは、選抜#61棚瀬。#21國保からのパスを受け、そのままシュート。これを決めてスコアを7-6とすると、流れを掴んだ選抜は#18岡田、#14佐藤と連続で得点を決め、9-6と立命館を引き離した。
 これ以上離されたくない立命館だが、#89小森にイエローカードが与えられた。人数有利を生かした攻撃で選抜#25古橋がシュートを決め、10-6。試合終了時間が迫るも、両者ともに最後まで勝利を目指してコートに立った。そして応援席の歓声も高まる中、試合終了。10-6で選抜が勝利した。

インタビュー1インタビュー

 試合終了後のインタビューで選抜キャプテン#21國保は、「前半はパスキャッチミスでボールが繋がらない時間が続いたが、後半は、選抜らしいプレーができた」と語った。勝利に対する両者の熱い思いが観客席にまで伝わってくる、素晴らしい試合であった。


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※東海学生選抜の選手たちが出場している第24回東海学生ラクロスリーグ戦は、8月12日(水)に開幕し、11月1日(日)の決勝戦に向けて、試合を実施しています。

・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・野島雅世(愛知学院大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班