第23回北海道学生ラクロスリーグ戦:決勝戦・男子・北海学園大 対 北海道大

2018/03/26

日時:2017年10月15日(日)
会場:北海道(札幌市)・厚別公園主競技場


北海学園大学 vs 北海道大学

スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
合計
北海学園大学
0
0
0
1
1
北海道大学
1
1
1
3
6

ゲームレポート
【1Q】
秋の冷たい風が吹く中、ゲームの開始を告げるホイッスルが鳴り響き第23回北海道学生ラクロスリーグ決勝戦の火蓋が切って落とされた。
 リーグ戦では北海学園(以下、学園)が北海道大学(以下、北大)をスコア7-5で下しており、昨年リーグ決勝戦にて同カードで16-3と差をつけられて敗れた雪辱を果たせるのか大きな注目が集まった。
 始まりのフェイスオフを味方に掻き出したのは北大#4山岸。しかし学園のプレッシャーによってポゼッションは学園となり学園オフェンスから試合が開始する。北大校歌の永遠の幸が響く中、学園#10近藤がゴール裏から1対1を仕掛ける。しかし北大#38伊藤のディフェンスでボールダウンされ、そのまま北大がクリアしこの試合1回目の北大オフェンスとなる。
 北大のパスミスが続くも学園のルーズボールプッシングにより北大オフェンスが続く。パス回しから北大#0渡辺が右上からこの試合初のショットを放つも枠外となる。チェイスを北大が制し、右上、トップからと北大#0渡辺がショットを連続で放つも全て枠外となる。パス回しの中、学園#77太田のディフェンスにより北大がボールダウンされるもグラウンドボールを北大が制し、逆サイドの#22小林に展開しショットを放つも枠外。
 その後#44内田がトップからショットを放つがゴーリーセーブとなり学園のクリアとなるが北大#22小林のライドにより北大オフェンスとなる。
 #18堀井、#0渡辺、#88佐々木、#62深栖、#22小林が立て続けにショットを放つもゴールネットを揺らすことは出来ない。学園のディフェンスが成功し、学園がこの試合1回目のタイムアウトを取る。
 タイムアウト開け学園オフェンスとなるもパスミスにより北大ボールとなる。北大オフェンス、右上#22小林からクリース#62深栖へパスが通りショットを放つも枠外、続けて右上から#44内田がショットを放つも学園ゴーリー#5泉がセーブ。クリア成功し学園オフェンスとなる。右裏から学園#10近藤がまくってショットを放つもグラボになる。すくった学園#12堀内がゴーリーのいないゴールを狙うも北大#38伊藤のカットに阻まれる。激しいグラウンドボールの末学園オフェンスが続く。左横から学園#12堀内がショットを放つも得点にはならず、北大ボールとなり、北大がこの試合1回目のタイムアウトをとる。
 タイムアウト開け、北大の長いパス回しが続くもミスが出て、学園オフェンスとなる。北大#38伊藤のディフェンスによって北大オフェンスとなる。両チームがフライ完了し、ボールを持った北大#18堀井がトップから一対一を仕掛け、そのまま放ったランニングショットはゴール左上へと吸い込まれた。1Q終盤でついにこの試合の均衡が破られた。
 1Q2回目のフェイスオフは北大#4山岸が巧みに掻き出し、北大オフェンスとなる。#44内田のクリースへの切り込みを阻止する際に学園のスラッシングがとられ、北大の1分間のエキストラとなる。しかし、学園が耐え、1Qはスコア0-1で終了する。

【2Q】
 北大のエキストラから2Qが始まる。トップからの#44内田のショットをゴーリーがセーブし学園オフェンスとなる。学園のパスミスにより発生したグラボを北大が制し、北大オフェンスとなる。合計4本のショットを放つも全て枠外となり、学園オフェンスとなる。学園が正確なパス回しで北大守備陣を崩そうとするもなかなか糸口が掴めない。学園のパスミスを北大がクリアし、2回目のタイムアウトをとる。
 タイムアウト明け、#22小林がショットを放つもゴーリーセーブとなり、学園のクリア。ライド中北大#0渡辺のスラッシングにより、学園は1分間のエキストラとなるが、得点は生まれずイーブンとなる。右横から学園#7中嶋がショットを放つもゴーリーセーブとなる。北大オフェンスとなる。#5木村中心にショットを連発するも追加点は生まれず、学園オフェンスとなる。学園が2回目のタイムアウトをとる。
 タイムアウト明け学園のパスミスから北大オフェンスとなる。その後、北大#6津田が角度の無い位置からのランニングショットをゴール隅に決めスコア0-2となる。
 2Q一回目のフェイスオフは学園#4三田のイリーガルプロシージャーのより、北大ボールとなる。得点は動くことなく、スコア0-2で2Qが終了する。

【3Q】
 3Q一回目のフェイスオフは北大#13寺倉のルーズボールプッシングにより、学園ボールとなる。 学園はゴール裏からクリースを狙ったパスを試みるもつながらず、北大ボールとなる。北大オフェンスで#62深栖の放ったショットをゴーリーがはじくも、クリースに転がったボールを#21高田が執念でゴールに押し込みスコア0-3となる。
 3Q二回目のフェイスオフはフリーボールとなるが、学園#35小島がスクープし、#7中嶋がショットを放つ。しかし、北大3#中岸のナイスセーブに阻まれる。北大オフェンスとなり、幾度かのグラウンドボールを経て、再び学園オフェンスとなるもイリーガルプロシージャーにより北大ボールとなる。北大が怒涛の攻めを見せるも学園は追加点を許さない。学園オフェンスの末ルーズボールとなるが北大ボールとなる。学園#5泉のセーブから#77太田がクリアし、そのままショットを放つも惜しくも枠外となる。
 その後、北大#1川上がクリアの流れからゴールを狙うもゴーリーに阻まれる。学園がこの試合3回目のタイムアウトをとる。タイムアウト明け得点動かず3Q終了となる。

【4Q】
 4Q初めのフェイスオフは#4山岸がポゼッションしそのままショットするも枠外。学園オフェンスとなり、#10近藤がゴール裏からまくってショットを放ち、スコア1-3となり、学園が北大に食らいつく。
 4Q2回目のフェイスオフは#4山岸がポゼッションし北大ボールとなる。北大が数本ショットを放った後、学園ボールとなる。クリアを試みるも北大のライドが成功し、北大#62深栖までパスが回り、正確なショットをファーに打ち込み、これでスコアが1-4となる。
 4Q3回目のフェイスオフは北大のイリーガルプロシージャーのより学園ボールとなる。学園#10近藤が果敢にまくってショットを試みるも惜しくもゴーリーに阻まれる。北大ボールとなり、北大がこの試合3回目のタイムアウトをとる。
 タイムアウト明け北大はパスを回すもストーリングの警告が宣告される。しかし北大は攻め込むことができずにストーリングをとられてしまう。その後学園がこの試合4回目のタイムアウトをとる。
 タイムアウト明け、#1川上がディフェンス中にスラッシングをとられ、学園の1分間のエキストラとなる。しかし、学園#0豊田のクリースバイオレーションにより五対五のイーブンとなる。その後#14沢田が絶好の位置でボールを受けるも学園#5泉に阻まれる。その後北大#0渡辺のトップからのランニングショットがゴール隅に決まり、スコアが1-5となる。
 4Q4回目のフェイスオフは学園のイリーガルプロシージャーにより北大ボールとなる。北大オフェンスでゴール裏からのフィールドを学園#14小倉がカットするも北大#5木村がゴールに押し込みスコアが1-6となる。
 4Q5回目のフェイスオフは北大のイリーガルプロシージャーにより学園ボールとなる。学園オフェンスが続くがゴーリーセーブから北大#10久語のブレイクとなる。しかし学園#12堀内の諦めない追走により、ショットは許さない。その後学園のオフェンスとなるが、放ったショットがディフェンスに当たり、学園#10近藤がアンスポーツマンライクコンダクトをとられ、北大1分間のエキストラ。その後クリースでのショットを阻もうとして、学園#99大橋がイリーガルボディーチェックをとられる。残り時間全てが北大のエキストラとなる。しかしこのまま得点は動かず、両チームの応援歌が響く中、試合終了の笛が鳴り、最終スコア1-6で北海道大学の勝利で幕を閉じた。
 北大には北海道代表として力強く三地区代表と戦ってくれることに違いない。また、来季には更に力をつけた北海学園もリーグ戦を大いに盛り上げてくれるだろう。

【関連リンク】
 *第23回北海道学生ラクロスリーグ戦:閉会式
 *第23回北海道学生ラクロスリーグ戦:決勝・女子・北海道大 対 北海道教育大


Text by 日本学生ラクロス連盟北海道支部広報委員会・石黒充(北海道大学)