第22回関西学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)

2011/11/22

日時:2011年11月13日(日) 14:00試合開始
場所:大阪・長居第2陸上競技場


京都大学(白) vs 神戸大学(黒)

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スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
京都大学
3
4
3
0
10
神戸大学
1
0
0
2
3
得点者
京都大学 神戸大学
#14 松永 健太 (3) #7 青木 貴史 (2)
#81 長浦 佳祐 (2) #22 木田 武志 (1)
#8 松尾 寛星 (1)
#10 金城 惇平 (1)
#16 大河内 健一 (1)
#28 村井 彰弘 (1)
#51 森 紳吾 (1)
審判員
主審 野村 陵
副審 白髪 大典
福谷 大志
CBO 瀧 雄希
ベンチマネージャー 坂本 猛
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ゲームレポート
寒い日が続く中でも暖かさが感じられたこの日、長居第2陸上競技場においてファイナル3決勝、京都大学(以下、京大)対神戸大学(以下、神大)の試合が行われた。
ファイナル3常連の京大か、昨年2部から昇格した勢いに乗って決勝まで上ってきた神大か、どちらが関西一になるのか期待が高まるなか試合は始まる。

第1Q、フェイスオフを制したのは神大。そのまま攻めるも京大がボールを奪い、ブレークを作って冷静なパス回しで#8松尾がこの試合初得点を決める。しかし、その後、京大側がクロスチェッキングのファウルを犯しマンダウンディフェンスになり、神大がここぞとばかりに攻めるも得点には繋がらない。京大ボールの時、#28村井が神大ディフェンス陣の裏を取り、ゴール裏からクリースへのフィードを受け得点を決める。しかし負けじと神大は、クリア時に#7青木がゴーリーのいないゴールにシュートを放ち、ディフェンスが守ろうとするもスコア。それを取り返すかのように京大#51森が得点を決めて、第1Qが終了した。

第2Q、両者なかなか得点が決まらずに試合が進む。開始4分後、京大#16大河内がゴール前に転がったボールをスクープしてシュートを決める。そこから、京大はボールポゼッションの時間が長くなり、何本ものシュートを撃つが神大のゴーリーのセーブにより阻まれる。しかし開始10分後、京大#14松永がシュートを決める。さらに、第2Q終了2分前、京大#81長浦がゴール右上からのランニングシュートを決める。神大は中盤からは安定したディフェンス力を見せるが、7-1で京大がリードのまま第2Q終了。

第3Q、始まって6分後、京大の#10金城がエキストラマンオフェンスでゴール右横からシュートを決める。その後は両者のゴーリーのファインプレーが続き、両者得点を決められず試合が進む。その沈黙を破ったのは、京大#14松永。ゴール前でこぼれたボールを拾いゴールを決める。そして第3Qも残り1分を切った時、京大#81長浦がトップの位置からシュートを撃ち、神大ゴーリーが反応するものの勢いを殺しきれずゴールに入る。10-1で京大リードのまま第3Q終了。

第4Q、開始3分30秒、神大の#22木田がゴール左上からシュートを決め待望の追加点をとる。その後は両者一進一退の攻防が続くが、またもゴーリーのファインプレーにより両者得点を奪えない状況が続く。しかし13分、エキストラマンオフェンスの状況で神大の#7青木がゴール左横から豪快なシュートを決める。ここから神大は反撃といきたいところだったが、その後両者得点を決めれないまま10-3で試合は終了した。

京大が関西1位となったが、神大もすばらしい試合を見せてリーグ戦の締めくくりを飾るにふさわしい試合を両者は繰り広げた。
京大はこれで全日本ラクロス大学選手権大会に臨むことになる。また神大にもこの悔しさをバネに来年の活躍も期待したい。


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*フォトギャラリー「2011関西学生リーグ戦」はこちら


  ・Text:日本学生ラクロス連盟西日本支部・平川幸樹(大手前大学)、早瀬達真(大阪産業大学)、高石啓史(大阪市立大学)
・Photo:日本ラクロス協会広報部次長(関西)・中山崇