一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2012年8月11日（土）　15:00試合開始
場所：大阪（大阪市）・鶴見緑地球技場（鶴見緑地スタジアム）

京都大学（白） vs 神戸大学（黒）



スコア

チーム	1Q	2Q	3Q	4Q	TOTAL
京都大学	1	2	0	2	5
神戸大学	2	0	1	0	3

ゲームレポート
時たま日差しが射す曇り空の中、鶴見緑地スタジアムにて第23回関西学生ラクロスリーグ戦開幕戦、京都大学（以下、京大） 対 神戸大学（以下、神大）の試合が行われた。昨年、全日本大学選手権2位の京大が力を発揮するか、それとも神大が食らいつくか、注目の中、試合が始まる。

第1Q
最初のフェイスオフは神大が獲り第1Qが始まった。初めに見せ場を作ったのは京大#14松永。しかし松永のシュートはバーに阻まれる。この後両者一進一退の攻防を繰り広げる中、均衡を破ったのが神大#1平田。ゴール裏からの1対1から得点をあげる。
追いつきたい京大であるがミスが続きなかなか得点に結びつけることができない。しかし京大#14松永が神大のパスをカットし無人のゴールにシュートを決め同点に追いつく。しかし神大も京大オフェンスに激しいプレッシャーをかけていきボールを奪いそのままロングシュートを放つとそのシュートが見事にゴールに突き刺さり再び京大を突き放す。負けじと京大も攻め続けるが神大ゴーリーのナイスセーブもあり得点することが出来ず、1-2の神大リードで第1Q終了。

第2Q
最初に動いたのは神大。神大#14西本が強烈なシュートを撃つも惜しくも外れる。さらに神大#39井上がシュートを撃つが外れる。しかしその後は京大ペースで、京大の速いパス回しで神大のディフェンスが崩れたところに、京大#41羽間がミドルシュートを決める。京大がその後も攻め続け、2マンアップでのエキストラマンオフェンスで、京大#19田中がゴール右横から鮮やかなミドルシュートを決める。
反撃にでたい神大、なんとか追いつこうと攻めて、エキストラマンオフェンスのチャンスも得た。神大はトップからパスを受けたクリース前の#15沖田が反転してシュートしようとするが、ディフェンスに詰められて、シュートを決められない。神大は終始攻め続けるが、京大リードの3-2で第2Q終了。

第3Q
ハーフタイムのスティックチェックにより、両者にファウルが飛び、5対5の状態からスタート。
最初のフェイスオフは神大が獲るが、京大のパスカットにより京大ボールとなってオフェンスが始まる。しかしミスが続き攻めきれない。一方神大も#7木田がゴール裏から1対1を仕掛けシュートを撃つが外れ、さらに神大#17納土がクリアからのブレークでシュートまで繋げるが決めきれず、両者我慢の時間が続く。
ところが、残り10分神大#1平田のゴール右横での1対1から、クリース前に出たパスを受けた#15沖田がシュートを決め、京大に追いつく。京大も攻め続けるがシュートを決めることが出来ず、3-3の同点で第3Q終了。

第4Q
京大#8松尾がシュートを撃つも大きく外れる。その後、両者攻めるが、互いの鉄壁のディフェンスにより攻めきることができない。
その均衡を破ったのは京大。ゴール裏でパスをもらった京大#14松永が1対1を仕掛けてシュート決める。その後も京大ペースで、#14松永がエキストラマンオフェンスで強烈なシュートを撃つ。これは惜しくも外れるが、その後、京大#41羽間が試合を決定付けるシュートを決めて、2点のリードに広げる。すかさず神大ベンチがスティックチェックを要請するも、合法と判定され、2点の得点差は変わらない。そのまま、京大リードの5-3で試合終了。

京大が勝利を収め、昨年の関西一のプライドを見せつけた。しかし神大も京大に引けを取らない互角のゲーム展開で、手に汗握る、白熱した試合となった。スコアはあまり動かなかったものの、開幕戦にふさわしい好ゲームであった。今後の両者の活躍に期待したい。




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  ・Text：日本学生ラクロス連盟西日本支部・飯泉太揮（大阪大学）、木下信（関西学院大学）、西岡啓太（甲南大学）
・Photo：日本ラクロス協会広報部次長（関西）・中山崇