第14回ラクロス全日本クラブ選手権大会(男子1回戦・広島会場)
2012/11/15
日時:2012年10月27日(土) 14:00試合開始
場所:広島(広島市)・広島広域公園第2球技場
FERVIENTE(白) vs ARM ARTISTA(赤)
スコア
審判員
ゲームレポート
2012年10月27日、中四国のクラブチームにも全国への門戸が開かれた。
第14回ラクロス全日本クラブ選手権大会1回戦。
前回大会までは、東日本クラブリーグ戦、西日本クラブリーグ戦のそれぞれ上位2チームによる大会であったが、今大会から新たに中四国クラブリーグ戦上位2チームが加わって、6チームによる全日本クラブ選手権となった。
午後の広島広域公園は小雨。
14:00、男子1回戦フェイスオフ。
対戦カードはFERVIENTE(中四国1位、以下、FER) vs ARM ARTISTA(西日本2位、以下、ARM)。
1Q
開始50秒、FERのゾーンディフェンスの隙をついて、ARM・AT#20佐々木がゴール右裏からの1対1により先制点を上げる。その後、暫くはお互いに滑りやすくなっているフィールドに足を取られたり、パスミス等によるターンオーバーが続く。
その均衡を破ったのはFER・AT#25岸本。MFに厳しく張り出すマンツーマンディフェンスのARMに対して、得意のゴール裏からの1対1で2連続ゴール。2-1、逆転。
ARMも負けじとFERのゾーンディフェンスを速いパス回しとスキップパスで崩しにかかるが、再三のパスカットによりボールを奪われ、なかなかハーフコートで得点を上げられない。そこで有効だったのがフルフィールドオフェンス。ARMはディフェンスやライドでボールを奪ってからの速い切り替えでブレーク状態を活かし、AT#9中村がきっちり2連続ゴール。2-3と逆転に成功する。さらに勢いに乗ったARMは、MF#28渡辺が追加点を挙げ、2-4と突き放し1Q終了。
2Q
このクウォーターはさらに激しい攻防が続き、お互いにファウルが重なる。しかしエキストラマンオフェンスのチャンスを両チームとも活かしきれない。ARMがFERのキーマン・MF#14竹上に対して徹底したシャットディフェンスで守り切れば、FERも粘りのゾーンディフェンスでゴールを死守。それでもARMはゴール前のこぼれ球にAT#23池田がいち早く反応し、ゴールへねじ込み2-5とさらにリードを広げて後半へ。
3Q
ハーフタイムでのクロスチェックで両チームともイリーガルスティックと判定され、ともに3分間のファウル。そして、その間にFERの5対5のゾーンディフェンスが低くなったのを見逃さず、ARM#28渡辺の豪快なミドルシュートがゴールネットを揺らし2-6。
このままARMペースになるかと思われたが、FERはMF#9久城、MF#8平石がゴール横から1対1でスライドをかいくぐり連続ゴールを上げると、#25岸本がまたしてもゴール裏からの1対1で本日3得点目。5-6の1点差まで迫る。
その後しばらく膠着状態が続く中、次の1点はARM。MF#21坂田がゴール前でパスを受け確実に決める。FERも離されまいと、クウォーター終了間際#25岸本が裏から仕掛け、ディフェンスが寄ったところを見逃さず、AT#21千川へフィード。これが決まり6-7の1点差となって最終クウォーターへ。
4Q
早い時間帯に追い付きたいFER。そうはさせじと突き放しにかかるARM。
先に得点したのはARM。サイドから#21坂田が1対1により得点。6-8。まだまだあきらめないFERは#25岸本がゴール右裏からフィードを狙うもパスカットされる。しかし、そのこぼれ球を自ら獲って本日4点目を挙げ7-8。またもや1点差に。
だが、FERはあと1点が遠い。次の得点も試合巧者のARM。
ライドでミスを誘い、速攻から#23池田がカットインからパスを受けてゴール。7-9。さらにはMF#11筒井の1対1からのシュートも決まり、7-10。ついに点差を3点に広げる。
残り10分。そこからはお互いさらに激しいディフェンス、ゴーリーのファインセーブ、ボールの奪い合い、ファウルによるエキストラマンオフェンスと様々な場面になるも、なかなか次の得点には至らず、結局そのままのスコアで試合終了のホイッスルが鳴った。
接戦を繰り広げた両チームの勝敗を分けたものは何か。フィジカル、技術、戦術、あるいは各リーグ戦での経験の差か。
各地域のラクロスのお手本となる各クラブチーム。その頂点までの道のりから今後とも目が離せない。
(ARM ARTISTAが進出する準決勝戦は、17日(土)に、東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場で行います)
*フォトギャラリー「2012クラブ選手権・1回戦」はこちらへ
・Text:日本クラブチームラクロス連盟中四国支部・野中隆太(BARBARIAN LIGHTS)
・Text:日本ラクロス協会事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
場所:広島(広島市)・広島広域公園第2球技場
FERVIENTE(白) vs ARM ARTISTA(赤)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
FERVIENTE
|
2
|
0
|
4
|
1
|
7
|
ARM ARTISTA
|
4
|
1
|
2
|
3
|
10
|
主審 | 布施 昌也 |
副審 | 溝渕 信博 |
川原 慶彦 | |
CBO | 塔本 浩平 |
ベンチマネージャー | 佐藤 昌弘 |
2012年10月27日、中四国のクラブチームにも全国への門戸が開かれた。
第14回ラクロス全日本クラブ選手権大会1回戦。
前回大会までは、東日本クラブリーグ戦、西日本クラブリーグ戦のそれぞれ上位2チームによる大会であったが、今大会から新たに中四国クラブリーグ戦上位2チームが加わって、6チームによる全日本クラブ選手権となった。
午後の広島広域公園は小雨。
14:00、男子1回戦フェイスオフ。
対戦カードはFERVIENTE(中四国1位、以下、FER) vs ARM ARTISTA(西日本2位、以下、ARM)。
1Q
開始50秒、FERのゾーンディフェンスの隙をついて、ARM・AT#20佐々木がゴール右裏からの1対1により先制点を上げる。その後、暫くはお互いに滑りやすくなっているフィールドに足を取られたり、パスミス等によるターンオーバーが続く。
その均衡を破ったのはFER・AT#25岸本。MFに厳しく張り出すマンツーマンディフェンスのARMに対して、得意のゴール裏からの1対1で2連続ゴール。2-1、逆転。
ARMも負けじとFERのゾーンディフェンスを速いパス回しとスキップパスで崩しにかかるが、再三のパスカットによりボールを奪われ、なかなかハーフコートで得点を上げられない。そこで有効だったのがフルフィールドオフェンス。ARMはディフェンスやライドでボールを奪ってからの速い切り替えでブレーク状態を活かし、AT#9中村がきっちり2連続ゴール。2-3と逆転に成功する。さらに勢いに乗ったARMは、MF#28渡辺が追加点を挙げ、2-4と突き放し1Q終了。
2Q
このクウォーターはさらに激しい攻防が続き、お互いにファウルが重なる。しかしエキストラマンオフェンスのチャンスを両チームとも活かしきれない。ARMがFERのキーマン・MF#14竹上に対して徹底したシャットディフェンスで守り切れば、FERも粘りのゾーンディフェンスでゴールを死守。それでもARMはゴール前のこぼれ球にAT#23池田がいち早く反応し、ゴールへねじ込み2-5とさらにリードを広げて後半へ。
3Q
ハーフタイムでのクロスチェックで両チームともイリーガルスティックと判定され、ともに3分間のファウル。そして、その間にFERの5対5のゾーンディフェンスが低くなったのを見逃さず、ARM#28渡辺の豪快なミドルシュートがゴールネットを揺らし2-6。
このままARMペースになるかと思われたが、FERはMF#9久城、MF#8平石がゴール横から1対1でスライドをかいくぐり連続ゴールを上げると、#25岸本がまたしてもゴール裏からの1対1で本日3得点目。5-6の1点差まで迫る。
その後しばらく膠着状態が続く中、次の1点はARM。MF#21坂田がゴール前でパスを受け確実に決める。FERも離されまいと、クウォーター終了間際#25岸本が裏から仕掛け、ディフェンスが寄ったところを見逃さず、AT#21千川へフィード。これが決まり6-7の1点差となって最終クウォーターへ。
4Q
早い時間帯に追い付きたいFER。そうはさせじと突き放しにかかるARM。
先に得点したのはARM。サイドから#21坂田が1対1により得点。6-8。まだまだあきらめないFERは#25岸本がゴール右裏からフィードを狙うもパスカットされる。しかし、そのこぼれ球を自ら獲って本日4点目を挙げ7-8。またもや1点差に。
だが、FERはあと1点が遠い。次の得点も試合巧者のARM。
ライドでミスを誘い、速攻から#23池田がカットインからパスを受けてゴール。7-9。さらにはMF#11筒井の1対1からのシュートも決まり、7-10。ついに点差を3点に広げる。
残り10分。そこからはお互いさらに激しいディフェンス、ゴーリーのファインセーブ、ボールの奪い合い、ファウルによるエキストラマンオフェンスと様々な場面になるも、なかなか次の得点には至らず、結局そのままのスコアで試合終了のホイッスルが鳴った。
接戦を繰り広げた両チームの勝敗を分けたものは何か。フィジカル、技術、戦術、あるいは各リーグ戦での経験の差か。
各地域のラクロスのお手本となる各クラブチーム。その頂点までの道のりから今後とも目が離せない。
(ARM ARTISTAが進出する準決勝戦は、17日(土)に、東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場で行います)
*フォトギャラリー「2012クラブ選手権・1回戦」はこちらへ
・Text:日本クラブチームラクロス連盟中四国支部・野中隆太(BARBARIAN LIGHTS)
・Text:日本ラクロス協会事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
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