2014年男子日本代表インタビュー・(13)陳野クリス選手

2014/06/18

陳野選手 氏名  陳野 クリス
年齢  22歳
所属  慶應義塾大学
出身大学  (在学中)
日本代表歴  -
ラクロス歴  9年
ポジション  フェイスオファー
Q. ラクロスを始めたきっかけは何ですか?
A. 慶應義塾ニューヨーク学院に入学して、当時付き合っていた女の子がラクロス部だったんですね。で、自分もラクロスやりたいなと思ったのですが、女子ラクロス部はあったものの、男子ラクロス部は無かったので、ゼロから自分で作りました。

陳野選手陳野選手

Q. 平日は何をされていますか?
A. 週に5回は大学チームの練習です。あとは、ジムでトレーニングをしたり、夜は友だちと遊んだり、家でクロスを編んでいます。もう代表選手でも6人くらいのクロスを編みました。

Q. ご自身が一番こだわっていることは何ですか?
A. クロスの編み方、クロスの状態にはこだわります。フェイスオフはヘッドが命です。ヘッドの形と置き方で勝負は決まることがあるので、とてもこだわっています。情報は、YouTubeの動画で仕入れることが多いです。あとは、アメリカにいた時にはアメリカ代表であるChris Eckのクリニックにも行きました。彼は自分の師匠のような存在です。

陳野選手

Q. ラクロス以外で好きなことはありますか?
A. クロスを編むことと、筋肉を鍛えることです。週4回はジムに行っています。フェイスオフのトレーニングは、他のポジションとは別の要素が必要なので。今、日本代表で高橋ストレングスコーチにフェイスオフ専用のトレーニングを作ってもらっていて、とてもありがたいです。

Q. 世界大会で戦うにあたって、自分の強みは何ですか?
A. 対応性と冷静さを強みにしたいです。試合はフェイスオフから始まり、試合の流れを左右します。悪い流れを断ち切ると同時に良い流れを作るのが自分の役目です。逆に言えばフェイスオフを負けてしまうと悪い流れから始まってしまいます。勝ってようが、負けていようが、フェイスオフを任された身分として、勝負に勝って、オフェンスにつなげる。それが自分の責任であり、どんな状況でもやることはそれだけです。試合中は対戦相手のスティックの置き方や構え方、足の位置を見て、次の対戦に備え、冷静に分析し対応出来るようにしています。

Q. 世界大会への意気込みをお願いします。
A. フェイスオフでやってきたこと、取り組んできたことが世界で通用することを証明したいです。日本ではまだまだフェイスオフの知識が少ないと感じていて、ファールをしない正統なフェイスオフで勝って、日本のラクロスを変えたいと思います。

陳野選手陳野選手


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■世界大会概要
 ・名称  2014 FIL World Lacrosse Championships (第12回男子ラクロス世界選手権大会)
 ・主催  The Federation of International Lacrosse (FIL)
 ・開催地  アメリカ・デンバー
 ・期間  2014年7月10日(木)~19日(日)
   *大会公式ホームページはこちらから

Interview by:2014年度男子日本代表マネージャーリーダー・頃安悠子
Photo by:2014年度男子日本代表マネージャー・関田都、日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同国際部・陶器淳、同企画部部長・保坂光信