2014年男子日本代表・第11回練習会(6月14日~15日)

2014/06/28

2014年男子日本代表の第11回練習会を、6月14日(土)に東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場、20日(日)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園補助競技場にて行った。

試合1試合2

 全員が集まる練習会も、残すところあとわずかだ。選手達は日の丸が描かれた新しいメットを身に付け、練習に臨んだ。

 世界大会まで1ヶ月を切った今、練習会では実践と細部の調整が繰り返された。両日ともスクリメッジを主に行い、14日(土)は早稲田大学とStealers、15日(日)は関東ユース選抜、ADVANCE-HANGLOOSE、慶應義塾大学と対戦した。

■早稲田大学戦 (6月14日・第1試合)、Stealers戦(6月14日・第2試合)
試合3試合4
スコア
チーム 1Q 2Q 合計
日本代表 4 2 6
早稲田大学 0 2 2
チーム 1Q 2Q 合計
日本代表 4 1 5
Stealers 4 1 5
■関東ユース選抜戦 (6月15日・第1試合)
試合5試合6
スコア
チーム 1Q 2Q 合計
日本代表 5 3 8
関東ユース選抜 2 0 2
■ADVANCE-HANGLOOSE戦 (6月15日・第2試合)
試合7試合8
スコア
チーム 1Q 2Q 合計
日本代表 4 4 8
ADVANCE 0 2 2
■慶應義塾大学戦 (6月15日・第3試合)
試合9試合10
スコア
チーム 1Q 2Q 合計
日本代表 4 2 6
慶應義塾大学 0 6 6

得点者(日本代表)
6月14日 6月15日
#5 畑田 竣希 (2)
#3 関根 幹祐 (4)
#3 関根 幹祐 (1)
#5 畑田 竣希 (4)
#9 継 渉 (1)
#9 継 渉 (4)
#10 本下 純 (1) #11 忠平 裕司 (4)
#11 忠平 裕司 (1)
#10 本下 純 (2)
#12 岡部 光人 (1)
#7 池川 健 (1)
#14 松下 立 (1)
#13 岩野 岳 (1)
#17 小澤 徹也 (1)
#17 小澤 徹也 (1)
#18 佐保田 裕介 (1) #18 佐保田 裕介 (1)
#22 星 奉博 (1)

 実践形式の練習を通して、代表の目指して来た「守らせない」オフェンスが体に感覚として染み付いてきたようだ。試合のなかで相手を見て調整し、ディフェンスを崩して点を取る場面も増えた。シュート機会を自分達でコントロールできるようになってきている。ただ、肝心なのは流れの悪い時だ。些細なミスで、流れは一気に相手に傾く。特に14日(土)のスクリメッジでは、不必要なファールが多かった。「防げるミスは、二度とするな」試合後、平田基樹アシスタントコーチが克を入れていた。

 また、最近では忠平裕司選手や小澤徹也選手といった若手MFのシュートが目立つ。先日チームに合流したアンドリュー レイ選手の影響もあるようだ。
 今大会に臨む代表選手の中には、学生も多く、若い世代の選手がおよそ半数を占める。このチームがあと一段階、上のレベルに上がるためには、若手選手の活躍が必須となるだろう。あと数週間で、チームのなかで若手がどれだけ自分から発信し、プレーで存在感を見せることが出来るかが勝負所だ。

 代表のラクロスの完成度は確実に高まっているといえる。
しかし、それはまだ確信ではない。確固たる自信を持って、世界大会に臨むため、週末に行われる国際親善試合は決して負けられない。これまで積み上げて来た日本代表のラクロスを、その目で確とご覧頂きたい。


Text by:日本ラクロス協会広報部・臼井杏美
Photo by:2014年度男子日本代表マネージャー・関田都