2011年男子日本代表・第2回練習会活動レポート(2011年4月30日~5月1日)

2011/05/18

男子日本代表の強化合宿が、4月30日(土)、5月1日(日)に茨城・鹿島ハイツスポーツプラザにて行われました。

男子日本代表・トレーニング風景スクリメッジ風景

5月1日には合宿の確認の意味も含め、最後に千葉大学と特別ルールでスクリメッジを行いました。

スコア
チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本代表 8 5 6 7 26
千葉大学 0 0 0 1 1
得点者
日本代表
#3 関根 幹祐 (5)
#7 池川 健 (5)
#5 塚田 哲也 (3)
#9 継 渉 (2)
#11 松下 立 (2)
#15 久保 隆史 (2)
#6 加藤 啓介 (1)
#8 清家 悟 (1)
#12 岡部 光人 (1)
#13 橋本 立輝 (1)
#14 及川 卓 (1)
#18 佐保田 裕介 (1)
#25 池田 龍則 (1)
【特別ルール】
 ・日本代表のシュートチェイスは全て相手ボールとする
 ・日本代表のディフェンスエリアでのアウトオブバウンズは全て相手ボールとする



この特別ルールでは、シュートは枠内に撃たなければシュートとは見なさない、
そしてボールはインバウンズでなければ奪えないことになり、シュート精度とボールを奪う意識がより必要になっています。

必然的に通常の試合よりポゼッション時間が短くなるので、その中でいかにボールを奪い得点するかが試されました。

大久保宜浩ヘッドコーチは試合後、「どんな相手であれ、1Qで10点、1試合で40点の得点機会が訪れる。
その機会を如何にものにすることができるか。今回は26得点、まだ60%程度の出来である。
これを80~90%にしていかなければ、世界大会で4位3位を狙える位置にはいけない」、また、
「メンタル・フィジカル・スキル共に準備が全く出来ていない。それは選手・スタッフ含め全員に言えること。
こんな状態では世界大会で大敗する」と話しました。

昨年の世界大会経験者が多いこのチームですが、世界大会が間近に迫っているという状況ではないことで、
緊張感を欠いていることは否めません。
いつ試合が行われてもいい様に常に準備がされているチーム、それが日本代表であり、
現状のチームではまだまだ、と言えるでしょう。

日本代表の活動頻度は非常に少ないです。
重要なのは、自分のチームで、日々の生活で、どれだけ世界を意識出来るか。
活動の無い日々の過ごし方こそが、既に3年後に迫った2014年世界大会の結果を決めるのかもしれません。


次回は、5月28日(土)・29日(日)、共に東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で練習が行われます。
28日(土)は、19時~青山学院大学・慶應義塾大学と、29日(日)は、17時~獨協大学・早稲田大学と、
それぞれ20分×2Qで練習試合を予定しています。

日本代表は1Q10点の得点機会をどれだけものにすることができるか、
ぜひ実際の試合を見て確かめてみませんか?


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Text&Photo by:日本ラクロス協会・2011男子日本代表マネージャー・頃安悠子