2013年女子日本代表・第10回練習会レポート(6月15日~16日)

2013/06/23

2013年女子日本代表の第10回練習会を、2013年6月15日(土)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第1球技場で行い、また16日(日)には、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場に於いて、23歳以下オーストラリア代表との国際親善試合を行いました。
 (※ 6月16日の国際親善試合のゲームレポートは、こちらをご覧下さい

試合1試合2

7月の本大会まで、1カ月を切りました。チームとしてはシチュエーション練習を重ねて行う仕上げの時期に入っており、更なるチーム戦術の浸透ができた二日間となりました。
試合3試合4

いよいよ残すところ、次回の練習会で国内最後の練習となりますが、今回も、6名の選手からワールドカップに向けた選手の意気込みを書かせて頂きますので宜しくお願いします。

小堀優子
(#6・AT)
小堀選手
「負けて負けて負けまくった練習試合、アメリカ遠征、勝つことを知らなかった私たち日本代表。でも、私たちの目標は来月に迫ってきたワールドカップでのメダル獲得です。

ここにいる仲間と楽しいこと、それよりも沢山の困難を一緒に乗り越えてきました。
2013日本代表の、強みである【仲間のために走るチーム】それが今、はっきりと見えてきました!
ただ闇雲に戦うだけではなく、ワールドカップでの連戦に対しての戦い方を長岡HCから常に言われてきました。前回の国際親善試合・今回のU23オーストラリアと戦ったことで、ワールドカップの連戦のイメージや自分達の弱み、強みを改めて確認できました。

最後になりましたが日本代表の活動に関わってくださっている皆様、本当にありがとうございます。感謝の気持ちをしっかりと結果で証明できるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします。そしてこれからも応援よろしくお願いします」
井倉涼子
(#10・AT)
井倉選手
「まず初めに、私たち日本代表の活動を支え応援して下さる皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。昨日の国際親善試合をはじめ、これまで約2年間たくさんの方々に支えられここまで活動してくることができました。これまでこのチームに関わって下さった方々に本当に感謝しています。

今回は、大会直前に2度の親善試合を経験する事ができ、外国人に対する戦い方をチーム・個人共に確認することができました。
残りあと2回と少ない練習になりますが、本大会に向けて最後までしっかり準備をしていきたいと思います。

また、今年のワールドカップでは、これまで経験した事のない9連戦という戦いが待っています。大切な事は、今まで練習してきたことをどんな状況でも『やり続けること』だと考えています。2013日本代表が目指す、『世界3位』に向けて世界一のチームワークで仲間の為に全力で走り続けていきたいと思います。応援宜しくお願いします」
飯塚菜々恵
(#5・AT/MF)
飯塚選手
「日頃より、日本代表活動へのご支援・ご声援誠にありがとうございます。
代表活動を日々支えてくださる関係スタッフの皆様はじめ、陰ながら支えてくださるチームメイト・家族・友人、応援してくださるたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの方々の支え・教え・応援があって、代表活動、そして今の自分があると感じております。

先日の対U23オーストラリアでは、ワールドカップの予選を想定した良いシミュレーションができました。日本人らしさを軸に、時と場合に応じて柔軟に使い分けていく戦術は、連戦を勝ち抜く最高の武器になると感じました。

私にとっては初めての世界大会となります。アメリカ遠征では自分の無力さを痛感しましたが、ワールドカップでは、仲間のために、自分ができることを精一杯がんばりたいと思います。最高のチームワークでメダルを勝ち取ってきます!
ご声援よろしくお願いします」
水戸理恵
(#8・AT/MF)
水戸選手
「『いいからやれ!』・・・そう自分に言い続けてこの活動で1年半が経とうとしています。

私自身、この代表活動はがむしゃらにメダルが欲しいと言い、がむしゃらにラクロスをしてきました。でも一体こうやって頑張れるのってなんでなんだろう?とふと自分に問い質した時に『このチームが好きだから』『この仲間のためなら自分が頑張らないと』と脳裏に浮かんだのです。やはり、日本のチーム力というのは生まれ持った能力なのだと改めて実感します。特に女性は誰かのために頑張るや、これだけやってきたから頑張れるといった力を発揮するのが得意な生き物です。
この特性や“仲間力”それに付け加えて今までやってきた戦術からの“個”を意識して戦うしかないと感じています。

また、この代表活動に関わってくださる運営スタッフやサポート、応援してくださる方々にも結果で恩返しをしなければならないと思っていますので、『いいからやれ!』精神でもっと自分にプレッシャーをかけ、ワールドカップで戦ってきます。応援のほど宜しくお願いします」
和田亜紀子
(#11・AT/MF)
和田選手
「いよいよ2013年のワールドカップがあと少しというところまで迫ってきています。
最近の活動でもワールドカップへの意識が高まり、期待と緊張感の中、内容のあるいい練習ができてきています。

私自身今回で3度目のワールドカップですが、世界に勝つ喜びも悔しさも味わってきました。
でも2013年ワールドカップはここにいる選手・スタッフでしか結果は出せないと思っていますし、結果を出す為の戦いを全員で挑んできたいと思います。
本大会は通用する、通用しないではなく、勝つか負けるかの勝負。
その一瞬一瞬を楽しみ、一つ一つの試合をしっかりと戦ってきたいと思います。

まだまだ私たちは無限に強くなれると信じているので、本大会で強く成長する日本に注目していただければと思います!応援よろしくお願いします!」
稗田早織
(#14・MF)
稗田選手
「ワールドカップまで残り20日あまりとなり、改めて応援していただいている人の多さを実感し、いっそう気が引き締まってきました。

先日行われたU23オーストラリア代表との試合では、ミスが多く個人的に反省の多い試合となってしまいました。強豪相手の試合では、いかにチャンスをものにするか、いかに相手のペースにのまれず、自分達のやってきた事をやれるかが大切だと考えます。今回の試合をしっかり反省し、本番へのイメージを高めていきたいと思います。

私のポジションMFの仕事は一番ムダ走りをする事だと考えます。辛い時こそ仲間の為に走り続けます。また、ドローでも流れをつかめるよう頑張りたいと思います。
2年前のU19のワールドカップでの悔しさも胸に、今回は必ずメダルを首にかけて帰ってきたいと思います。

応援していただいている人達に結果で恩返しするためにも、残り僅かをムダなく過ごしていきたいと思います。メダル獲得へ向けて、これからも応援よろしくお願いします」

Text&Photo by:2013年度女子日本代表ゼネラルマネージャー・寺本香
Photo by:日本ラクロス協会公認フォトグラファー・海藤秀満、同国際部・陶器淳