ASPACレポート:男子・第6戦(対香港)

2015/07/10

 2015年7月9日(木)に行われた第7回APLUアジアパシフィック選手権大会(ASPAC)・第6戦の相手は、香港代表との対戦でした。
 22歳以下男子日本代表(以下、U22日本代表)の次戦は、10日(金)の9:00(日本時間・11:00)から、シンガポール代表との対戦となります。

第6戦1第6戦2

スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
U22日本代表
8
4
6
5
23
香港代表
0
0
0
0
0
得点者
U22日本代表
#14 倉島 航太 (5)
#3 筒井 大揮 (4)
#11 畑田 峻希 (4)
#9 小林 宙実 (2)
#16 藤森 一伎 (2)
#18 難波 宏貴 (2)
#29 工藤 卓 (2)
#2 吉永 佑大 (1)
#25 居塚 大岳 (1)
得アシスト
U22日本代表
#29 工藤 卓 (3)
#7 安室 修平 (2)
#11 畑田 峻希 (2)
#14 倉島 航太 (2)
#17 小山 久徳 (2)
#25 居塚 大岳 (2)
#3 筒井 大揮 (1)
#5 森田 莞司 (1)
#8 佐藤 大 (1)
#9 小林 宙実 (1)
#30 石井 陽介 (1)
個人賞
・Player of the Match Award:#12 田村統馬(U22日本代表)
第6戦3

チームレポート
 この大会では、8連戦というタフなスケジュールを戦います。大会も後半戦に入り、6日目を迎えた今日は、U22日本代表を支える佐々木貴也トレーナーのコンディショニングレポートを綴ります。

第6戦4

 7月9日、大会6試合目は香港との試合でした。さて、今回はASPAC大会期間中のコンディショニングについて書きます。

試合前
 食事を済ませた状態で試合開始2時間前に集合し、30分ミーティング。その間にテーピングを巻きます。

グラウンド到着後、ウォーミングアップ
  ・フリーアップ 5分~8分
  ・サイキングアップ
  ・ランニング
  ・バリスティック、ダイナミックストレッチ、体幹、バランス、神経刺激
  ・スピード系
  ・アジリティー系
  ・コンタクト系

 フリー以外の動作をある程度ルーティーン化し、そこで各自足りないと思う部位、各チームでやっているルーティーンなどをフリーの時間に行ってもらいます。ASPAC大会前はフリーの時間を取らずにやっていましたが、フリーの時間とサイキングアップの時間を設けたところ、1Qの動き、試合への入り方が良くなったと感じています。

試合後
 ホテルに戻ってから、パートナーストレッチとアイシング。

 全体でのコンディショニングは以上です。
 あとは個々に対してのコンディショニングなので、シャワーの冷水と温水を使って疲労回復を促したり、ストレッチやマッサージ等をする選手もいます。U23オーストラリア戦の後はハードヒットが多かったため、アイシングとマッサージを受けた選手が多かったので、やはり強い相手との試合や、緊張感のある試合、競った試合展開となると疲労度合いは上がるようです。

 10日で大会7日目を迎えることとなりましたが、選手はまだまだフルパフォーマンスを出せるだけの体力があります。常にフルパフォーマンスの出せる状態を作っていけるよう、選手のコンディションをコーチスタッフと連携をとりながら、試合の入り方や出場の仕方も決めていきます。残り2試合、選手スタッフ共に全力を尽くします。

コメント
 工藤卓/#29・AT/西南学院大学(4年)
工藤選手 九州男児
 九州から毎回、飛行機で東京に来て、練習をしてまた九州に帰る。費用と時間が飛んでいくばかりでした。だからこそ、それに見合ったものを得ようと毎回考えていました。活動は楽ではありませんでしたが、充実していました。
 そんなU22日本代表の活動もあと僅かです。しかし、まだこのチームに貢献できた覚えがありません。あと2試合、得点という形で必ずチームに貢献します。頑張るばい。
 そして活動を通して学んできたことを、九州に少しでも還元したいと思っています。どうか九州の皆様、日本の皆様、応援よろしくお願いします。
 小山久徳/#17 ・AT/青山学院大学(3年)
小山選手 160分後が本当のスタート
 日本を代表して、日の丸を背負って日本よりも暑い国での8連戦。全てが初めてのことで身体的にも精神的にも全員が極限状態です。
 スコアだけ見ればどの試合もイージーに見えるかもしれないですが、全試合、全員がハードワークして少しも気を緩めることなく得点を重ねた結果なのでそんなことはありません。
 でもやっぱり世界選手権と比べるとASPACは精神的にも身体的にも負担が少ないんだと思います。私たちの目標は2018年の世界選手権でフルの日本代表として世界と戦うことです。
 本当に倒さなければならない相手はもっと大きく強いと思います。2015年度U22JAPANとして戦えるのもあと160分間だけです。悔いなく終われるよう全員で頑張りますので応援よろしくお願いします。
 難波宏貴/#18・MF/京都産業大学(3年)
難波選手 U22日本代表活動を通じて
 U22日本代表活動を通じて全国のトッププレイヤーと一緒にラクロスが出来ることに喜びを感じると同時に、その中で自分らしいプレーをする難しさを感じました。どうすれば自分らしいプレーができるのか?その苦悩と戦い続けた半年間だったと思います。その中でも他のプレーヤーからの刺激を受け、自分のラクロスを見直し、更に成長できる良い期間だったと思います。
 そんなU22日本代表活動もあと2試合のみとなりました。タイの猛暑の中の8連戦ではありますが試合を重ねるごとにチームは成長を続けています。このメンバーで戦えるのはあと2試合だけですが、まだまだチームとしても個人としても成長し、ASPAC3連覇という最高の形で代表活動を締めくくりたいと思います。
 居塚大岳/#25・MF/慶應義塾大学(4年)
居塚選手 感謝
 22歳以下日本代表としてラクロスをさせて頂いている中で私が最も感じることは周りへの感謝です。本当に色々な人に支えられて今の自分がある、ということを噛み締めています。
 自主練習に付き合ってくれる慶應義塾大学ラクロス部の仲間、毎日朝早く起きて朝ご飯を作ってくれる親、U22日本代表の活動を支えてくださっているコーチ陣、マネージャー、トレーナー、OB・OGの方々。
 本当に色んな人に支えられて今の自分があると感じています。自分を支えてくださっている人たちに恩返しをするためにも、残りの試合に全て勝利して、ASPAC優勝という結果を残したいと思います。
第6戦4第6戦5
[左:試合後の記念品交換/右:チームを支える中島マネージャー]
 
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・Text:2015年度22歳以下男子日本代表トレーナー・佐々木貴也
・Photo:2015年度22歳以下男子日本代表マネージャーリーダー・臼杵志衣奈