一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

［全国地区リーグ戦が始まる中、各地区でプレシーズンに行われた大会・活動を掲載します］
2014年6月22日、愛知県（半田市）・半田運動公園陸上競技場にてラクロス東海チャレンジマッチ、東海男子ユース選抜（以下、東海ユース選抜） 対 東海学生選抜（以下、東海選抜）の試合を行った。当日はあいにくの雨天であったが、会場には多くのラクロス関係者や家族が応援に駆け付け、盛り上がりを見せていた。



スコア

チーム	1Q	2Q	3Q	4Q	計
東海ユース選抜	1	0	5	0	6
東海選抜	1	3	0	4	8

得点者

東海ユース選抜	東海選抜
#11 牧野 良基 (2)	#3 加藤 匠 (3)
#10 藤本 顕太 (1)	#22 渡辺 裕俊 (2)
#17 宮崎 貴大 (1)	#4 高木 将伸 (1)
#18 竹内 俊基 (1)	#11 一尾 健人 (1)
#66 溝園 秦成 (1)	#12 塚本 大紀 (1)

審判員

主審	坂本 猛
副審	井尻 俊介
	加藤 広貴
CBO	佐野 公亮

［左：東海ユース選抜／右：東海選抜］

第1Q
最初のフェイスオフは東海選抜が制す。その後の展開から#4高木がDFを1人かわしてこの日最初のシュートを放つが惜しくも枠外。チェイスによってポゼッションを得た東海ユース選抜だったが、ミスによってポゼッションを失ってしまう。
その後も東海選抜は#11一尾、#5相川、#12塚本がシュートを放つなど東海ユース選抜のゴールへと迫るが得点には至らない。対する東海ユース選抜はブレイクシチュエーションをつくるがパスミスによってシュートまではいけず。東海ユース選抜はその後もポゼッションを得るがパス、キャッチのミスによってポゼッションを失ってしまい、シュートを撃つことすらできない。
そして11分頃、東海選抜#3加藤がシュートを決め東海選抜が先制点をとる。その後、東海ユース選抜はこの日初めて落ち着いてボールを回し#17宮崎が東海ユース選抜のファーストシュートを放つがゴーリーにセーブされる。15分頃には東海ユース選抜#7吉田がDFをかわしてゴール前へとパスを出し、これを#10藤本が落ち着いて決め同点に追いつく。そして1-1の同点のまま第1Qを終える。

第2Q
フェイスオフを東海選抜が制すと#4高木がDFを1人かわしてシュートを決め、第2Q開始20秒で東海選抜が勝ち越す。
その後、東海ユース選抜は相手のイリーガルボディチェックによりエキストラマンオフェンスとなるが得点することはできない。その後も東海ユース選抜は素早いクリアからブレイクシチュエーションをつくるがシュートまではいけず。対して8分頃、東海選抜#12塚本がDFをかわしてシュートを決め、東海ユース選抜を突き放しにかかる。
その後、東海ユース選抜は#66満園が3人に囲まれながらボールをキープし続け相手のイリーガルボディチェックを誘いエキストラマンオフェンスとなるが得点できず。その後は両チーム共にパス、キャッチのミスが目立ち第2Q終了まで残り5分を切る。そんな中、東海選抜は#22渡辺がシュートを決めリードを3点に広げる。そしてそのまま東海選抜の3点リード、1-4で第2Qを終える。



第3Q
ハーフタイムのスティックチェクによりアンスポーツマンライクコンダクトとなり、両チーム共に1人少ない状態で第3Qが始まった。
そんな中、東海ユース選抜は#66満園がシュートを決め2-4とする。そしてここから東海ユース選抜の怒涛の反撃が始まる。その5分後には東海ユース選抜#11牧野がゴーリーの飛び出た無人のゴールへとシュートを流し込み1点差に追いあげ、その2分後には#18竹内がDFをかわしてランニングシュートを決め、同点に追いつく。そして12分頃には東海ユース選抜#11牧野がDFをかわしてこの日2点目となるシュートを決め、ついに逆転する。
その後も東海選抜はチャンスというチャンスを作ることができず、逆に東海ユース選抜の勢いは留まることを知らなかった。東海ユース選抜はチャンスを作り続け、16分頃には#17宮崎が鋭いシュートをゴールへと突き刺し、リードを2点に広げる。そして東海ユース選抜の2点リード、6-4で第3Qを終える。

第4Q
第3Qの勢いをそのままに、フェイスオフを東海ユース選抜が制すと#31西村がシュートを放つがゴーリーにセーブされる。東海ユース選抜はリードをして余裕ができたのか、パスが思い通りに回るようになり東海選抜のイリーガルボディチェックを誘う。しかし東海ユース選抜はエキストラマンオフェンスを活かすことができず、得点には至らない。
そして逆にマンダウンディフェンスを防いだ東海選抜は#8沼田、#13菅沼、#6東浦がシュートを放つなど何度もチャンスを作るが得点には至らず。しかし13分頃に、#3加藤がこの日2点目となるシュートを決め、1点差に迫る。すかさず東海ユース選抜はチームタイムアウトをとるが、その後インターフェアランスによりマンダウンディフェンスとなると、東海選抜#22渡辺にシュートを決められ同点とされる。その2分後にもファールからマンダウンディフェンスとなった東海ユース選抜は東海選抜#22渡辺のフィードから#3加藤にシュートを決められ、逆転を許す。
その後も東海選抜は攻撃の手を緩めず、試合終了まで残り1分を切ったところで#11一尾がダメ押しとなるシュートを突き刺す。そしてそのまま意地を見せた東海選抜の2点リード、6-8で試合を終了のホイッスルは鳴り同時に両チームに拍手とエールが送られた。



試合序盤から白熱した試合を見せ、途中東海ユース選抜がリードする場面もあったが最後は意地とプライドを見せた東海選抜に軍配が上がった。
健闘した東海ユース選抜の選手からは「敗れてしまったが、ユース選抜選手権大会では優勝を目指す」という力強い言葉が聞かれた。
7月4～6日に行われる第16回全日本ユース選抜選手権大会にて東海ユース選抜は高みを目指していく。


※両チームの選手たちが出場している第23回東海学生ラクロスリーグ戦は、8月9日に開幕し、11月2日（日）の決勝戦に向けて、試合が実施されています。


・Text：日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・山田尚征（滋賀大学）
・Photo：日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班