2014年ラクロス東海チャレンジマッチ(6月)・女子戦

2014/08/21

[全国地区リーグ戦が始まる中、各地区でプレシーズンに行われた大会・活動を掲載します]
2014年6月22日(日)、愛知県(半田市)・半田運動公園陸上競技場にて、2014年ラクロス東海チャレンジマッチ、東海女子ユース選抜(以下、東海ユース選抜) 対 BRISKの試合を行った。BRISKは昨年発足した東海地区の社会人ラクロスクラブチームである。当日はあいにくの雨天であったが、会場には多くのラクロス関係者や家族が応援に駆け付け盛り上がりを見せていた。

試合1試合2

スコア
チーム
前半 後半
東海ユース選抜
5
2
7
BRISK
5
5
10
得点者
東海ユース選抜 BRISK
#10 吉川 素子 (2) #18 山田 麻莉 (3)
#5 小川 瞳 (1) #3 上村 朋世 (2)
#17 成田 美穂 (1) #17 佐藤 彩乃 (2)
#20 四坂 真由 (1) #11 部田 恵理華 (1)
#26 井上 鼓乃美 (1) #25 永田 和美 (1)
#66 半坂 佳奈恵 (1) #44 須崎 順子 (1)
審判員
主審 祖父江 仁美
副審 阪本 一美
宮崎 彩
横井 佑美
女子競技審判員

東海ユース選抜BRISK
[左:東海ユース選抜 / 右:BRISK]

 午前11時、東海ユース選抜#20四坂とBRISK#18山田のドローによって試合が開始されると、まずポゼッションを獲得したのは東海ユース選抜であった。東海ユース選抜は積極的に1対1を仕掛け、相手のフリースペース・トゥ・ゴールの侵害からフリーシュートのチャンスを得る。これを#26井上が決め、東海ユース選抜が先制点をあげた。一方BRISKも#17佐藤のフリーシュートからオフェンスを展開させ、ゴール裏からのパスをもらった#18山田がシュートを決めて試合を振り出しに戻した。
 その後両チームともに積極的な攻撃を見せ、相手のファールを誘ってフリーシュートに持ち込む展開が続く。東海ユース選抜の#17成田、#66半坂が立て続けに得点をあげ、さらに#20四坂がフリーシュートを決めると、試合は東海ユース選抜のペースになるかと思われたが、負けじとBRISKも#44須崎、#18山田が得点をあげ、5-5の同点で前半を終了した。

試合3試合4

 迎えた後半。前半同様両チームともに積極的な攻めを見せる中、BRISKはフリーシュートのチャンスを得る。このシュートは東海ユース選抜#8竹生の好セーブにより阻まれたが、ここからオフェンスを繋げて#3上村がシュートを決めた。
 すると東海ユース選抜も驚異的な1対1を次々と仕掛け、#10吉川がシュートを決める。このまま逆転したい東海ユース選抜であったが、度重なるファールによって#15石橋にイエローカードが出され、不利な状況となった。東海ユース選抜は必死のディフェンスにより何度か相手の攻撃を防いだものの、BRISKは怒涛の攻撃を見せ、次々に得点を決めて試合は6-9となった。
 しかしここでBRISK#17佐藤にもイエローカードが出て、今度は逆にBRISKが不利な状況となった。絶好のチャンスをものにしたい東海ユース選抜。#10吉川がランでディフェンスを振り切ってシュートを決めると、追い上げムードに観客席が沸いた。だが反撃はこの1点に留まり、BRISKがさらに1点を追加。この後も東海ユース選抜は諦めず力強い1対1やランでシュートを狙ったものの得点をあげるには至らず、試合終了。7-10でBRISKが勝利した。

試合5選手インタビュー

 試合後のインタビューで東海ユース選抜キャプテンの#20四坂は、「最後まで粘り強く戦えなかったことが勝敗を分けた」と語った。結果は惜しくも敗北となったが、力強いオフェンスと高いディフェンス力、そして最後まで諦めない姿勢は大いに観客を沸かせてくれた。
 東海ユース選抜は7月に行われる第16回ラクロス全日本ユース選抜選手権大会に出場する。今回の試合の反省を十分に活かして、彼女たちが目標に掲げた「日本一」をぜひとも達成してほしい。


※ユース選抜の選手たちが出場している第23回東海学生ラクロスリーグ戦は、8月9日に開幕し、11月2日(日)の決勝戦に向けて、試合が実施されています。また、BRISKが出場している第21回西日本クラブチームラクロスリーグ戦は、7月12日に開幕し、10月26日(日)の決勝戦に向けて、試合が実施されています。


・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・永井明沙子(名古屋大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班