第6回関東女子地区ユース対抗戦

2015/04/25

 去る3月21日(土)、強化部(関東女子)は地区ユース対抗戦を東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で開催いたしました。今回で6回目を迎えた地区ユース対抗戦。昨年は大雨のためグラウンドのラインが消えてしまうなどの理由から、全ての試合を消化することができませんでしたが、今年は天候にも恵まれ、全6試合をアツく、楽しく、フレッシュに行うことができました。

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 関東地区は大学数が多く、また1校に在籍する選手数も多いため,強化部が全大学の1年生を1ヶ所に集めて練習会を行うことは非現実的です。そのため、関東地区に所属している大学を大きく4つの地区(関東中央地区、北関東地区、南関東地区、西関東地区)に分けています。
 それぞれの地区での練習会(フレッシュマンクリニック 通称:フレクリ)を行い、その練習会を通じて各地区から選出された選手で「地区ユース選抜」を構成します。今回の対抗戦は,そうやって構成された地区ユース選抜同士の試合でした。

活動形式

 昨年度は年間を通じて、多くのフレクリを開催できました。フレクリで指導役となる各大学の育成担当者を集めての「育成担当者ミーティング」や、地区ユース選抜のみを集めた「地区ユース練習会」など、それぞれの地区で多くの活動を続けていくことができました。

 ・『2014年度女子地区別1年生練習会(フレクリ)』のレポートはこちら

 関東ユース選抜が関東の「トップ層の強化」に位置づけられるとすれば、地区ユース選抜は「ミドル層の強化」に当たります。各地区の運営はそれぞれの地区のヘッドコーチに任せていますが、昨年度はどの地区も、ただ上手い選手を集めるのではなく、できる限り所属するすべての大学から選手を集め、地区ユース選抜チームを作り上げていました。地区ユース選抜の練習会や対抗戦を通じて得られたものを、それぞれの選手が将来的に所属する大学に還元していくことができれば、関東地区全体のレベルアップにも繋がります。

 今年の地区ユース対抗戦では、どの地区も勝利と敗北を味わいました。勝つことの嬉しさと負けることの悔しさを学んだ1年生たちが、今後の各大学での主力として活躍することこそ、我々強化部スタッフの楽しみでもあります。

 新年度も最初の1ヶ月が過ぎようとしています。各大学における新入生獲得活動も、一層熱を帯びている時期でしょう。昨年度の1年生育成に関わった学生を巻き込みながら、今年の1年生の育成にも全力で向かっていきます。

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[写真:春先に行うこの大会では、審判部でも審判育成活動の場として活用している]
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[左:大倉崇・北関東地区ヘッドコーチ/右:河内由気西関東地区ヘッドコーチ]

■大会結果
  西関東 南関東 北関東 関東中央
西関東地区 4-9 3-8 6-3
南関東地区 9-4 5-8 8-4
北関東地区 8-3 8-5 6-8
関東中央地区 3-6 4-8 8-6
■大会写真
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・Text:日本ラクロス協会強化部次長(関東女子)・大倉崇
・Photo:日本ラクロス協会広報部(関東)・村上典大、同強化部(関東女子) 南関東地区SG・上片平彩