2010年男子世界選手権:3位決定戦・オーストラリア戦 (レポートを追加しました)
2010/07/25
男子ラクロス世界選手権大会:3位決定戦・オーストラリア戦(2010年7月24日)
日時:2010年7月24日(土) 現地時間・13:30試合開始
会場:Manchester University Armitage Sports Centre ・ Stadium
日本 vs オーストラリア
2009年3月末から始まった2010男子日本代表活動。
今日勝利する為にやってきたと言っても過言ではない。
チームも、応援して下さっている皆さんも、気持ちは一つ。
「世界3位を獲る」
試合開始。
5日前に対戦したオーストラリアとは違う。5日前、彼等はおそらく「日本に負けることはない」と思っていただろう。
ラクロスの歴史は130年以上のオーストラリア。
過去の世界大会では準優勝の経歴を持ち、ここ6大会は3位の座を守ってきた。
対してラクロスの歴史がたった25年しかない日本。世界大会での最高順位は5位。
そんなオーストラリアがそんな日本に敗戦したことは、彼らにとって屈辱だったに違いない。
彼らに油断はなかった。きっちり日本ラクロスを研究し、点の獲り方を知っていた。
前半、日本にオフェンス時間はほとんどなかった。ポゼッションしても、オフェンスまで運べない。
これまでではあり得ないパスミス。グラウンドボールが拾えない。
全てがオーストラリアの流れだった。
2-9で前半終了。
ハーフタイム。
前半に流れを持っていかれれば、後半に必ず日本に流れが来る。諦める時間ではない。
大久保HCの言葉に、これまでの苦しかった試合経験が蘇る。
どれだけリードされていても、日本のラクロスをすればいい。やるべきことをやれば結果はついてくる。
そのことは分かっていた。
3Q、徐々に日本のオフェンス時間が長くなる。ここで確実に点を入れ完全に日本に流れを持っていきたい。
しかしシュートを打つがなかなか入らない。対して、少ないシュート本数でも確実に点につなげるオーストラリア。
4-14。
4Q、相手のファールがたび重なり、日本にチャンスが多くやってくる。
16本のシュート。5得点。最後の最後まで全員でボールを奪いに行く。
しかし、これが精一杯だった。
9-16。試合終了。
多くの選手、スタッフが涙した。
それは悔し涙でもあり、安堵の涙でもあった。
日本代表は戦い尽くした。
9-16。これが今のオーストラリアの力であり、今の日本の力であった。
スコア
得点者
攻撃から守備まで、全員が全力を出しつくした
悔しさをにじまつつも、応援してくれた大勢の観客に感謝の挨拶をする選手たち
日本代表を、初となる3位決定戦の舞台に導いた選手・スタッフたち
この試合の写真を他にも追加掲載しました!
ぜひ、ご覧ください!
■ フォトギャラリー(3位決定戦)はこちらから
【広報部.Relax編集部・ツイッターメッセージより】
23年前の日本vsオーストラリア戦は、0-54という惨敗でした。
しかし、昨年開催されたアジアパシフィック大会では、U22男子日本代表が、U22オーストラリア代表に勝利。
これは、男女各年代における国際大会で、オーストラリアに対する初の勝利でした。
そして、今大会のBlueDivisionでは、フル代表としての初勝利を勝ち取りました。
着実に成長を遂げてきた日本ラクロス。
この日は、ついに世界選手権という大舞台で3位を競って戦いました。
長かったかもしれない。短かったかもしれない。
ただ、この大会で、新しい歴史を日本ラクロスは刻みました。
3位決定戦は残念な結果となりましたが、これまでの世界選手権で最高位獲得です。
そして、私たちの挑戦はまだ続きます。
2014年に向けたスタートはもう切りました。
次回大会は、2014年アメリカ・デンバーでの開催です。
皆さんと共に、日本ラクロスをより大きく、より強く、より楽しく、より充実したものにしていきましょう。
また、これまでの日本代表へのたくさんの応援、ありがとうございました。
Text:広報部.Relax編集部 (ツイッターメッセージより)、男子日本代表マネージャー・頃安悠子
Photo:男子日本代表通訳・鹿内映里、広報部・大木佳奈
日時:2010年7月24日(土) 現地時間・13:30試合開始
会場:Manchester University Armitage Sports Centre ・ Stadium
日本 vs オーストラリア
2009年3月末から始まった2010男子日本代表活動。
今日勝利する為にやってきたと言っても過言ではない。
チームも、応援して下さっている皆さんも、気持ちは一つ。
「世界3位を獲る」
試合開始。
5日前に対戦したオーストラリアとは違う。5日前、彼等はおそらく「日本に負けることはない」と思っていただろう。
ラクロスの歴史は130年以上のオーストラリア。
過去の世界大会では準優勝の経歴を持ち、ここ6大会は3位の座を守ってきた。
対してラクロスの歴史がたった25年しかない日本。世界大会での最高順位は5位。
そんなオーストラリアがそんな日本に敗戦したことは、彼らにとって屈辱だったに違いない。
彼らに油断はなかった。きっちり日本ラクロスを研究し、点の獲り方を知っていた。
前半、日本にオフェンス時間はほとんどなかった。ポゼッションしても、オフェンスまで運べない。
これまでではあり得ないパスミス。グラウンドボールが拾えない。
全てがオーストラリアの流れだった。
2-9で前半終了。
ハーフタイム。
前半に流れを持っていかれれば、後半に必ず日本に流れが来る。諦める時間ではない。
大久保HCの言葉に、これまでの苦しかった試合経験が蘇る。
どれだけリードされていても、日本のラクロスをすればいい。やるべきことをやれば結果はついてくる。
そのことは分かっていた。
3Q、徐々に日本のオフェンス時間が長くなる。ここで確実に点を入れ完全に日本に流れを持っていきたい。
しかしシュートを打つがなかなか入らない。対して、少ないシュート本数でも確実に点につなげるオーストラリア。
4-14。
4Q、相手のファールがたび重なり、日本にチャンスが多くやってくる。
16本のシュート。5得点。最後の最後まで全員でボールを奪いに行く。
しかし、これが精一杯だった。
9-16。試合終了。
多くの選手、スタッフが涙した。
それは悔し涙でもあり、安堵の涙でもあった。
日本代表は戦い尽くした。
9-16。これが今のオーストラリアの力であり、今の日本の力であった。
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
日本
|
0 |
2 |
2 |
5 |
9 |
オーストラリア |
3 |
6 |
5 |
2 |
16 |
得点者
日本 | オーストラリア |
#9 継 渉 (3)
|
#19 Perham Leigh (5)
|
#4 丸山伸也 (1)
|
#12 Sear Adam (3)
|
#7 池川健 (1) |
#27 Garnsworthy Ryan (3) |
#10 長谷川玄 (1) |
#21 Allen Gareth (2) |
#11 荻原史暁 (1) |
#9 Eagan Jacob (1) |
#12 岡部光人 (1) |
#13 Mortimer Stephen (1) |
#15 本下純 (1) |
#17 Garnsworthy Matthew (1) |
攻撃から守備まで、全員が全力を出しつくした
悔しさをにじまつつも、応援してくれた大勢の観客に感謝の挨拶をする選手たち
日本代表を、初となる3位決定戦の舞台に導いた選手・スタッフたち
この試合の写真を他にも追加掲載しました!
ぜひ、ご覧ください!
■ フォトギャラリー(3位決定戦)はこちらから
【広報部.Relax編集部・ツイッターメッセージより】
23年前の日本vsオーストラリア戦は、0-54という惨敗でした。
しかし、昨年開催されたアジアパシフィック大会では、U22男子日本代表が、U22オーストラリア代表に勝利。
これは、男女各年代における国際大会で、オーストラリアに対する初の勝利でした。
そして、今大会のBlueDivisionでは、フル代表としての初勝利を勝ち取りました。
着実に成長を遂げてきた日本ラクロス。
この日は、ついに世界選手権という大舞台で3位を競って戦いました。
長かったかもしれない。短かったかもしれない。
ただ、この大会で、新しい歴史を日本ラクロスは刻みました。
3位決定戦は残念な結果となりましたが、これまでの世界選手権で最高位獲得です。
そして、私たちの挑戦はまだ続きます。
2014年に向けたスタートはもう切りました。
次回大会は、2014年アメリカ・デンバーでの開催です。
皆さんと共に、日本ラクロスをより大きく、より強く、より楽しく、より充実したものにしていきましょう。
また、これまでの日本代表へのたくさんの応援、ありがとうございました。
Text:広報部.Relax編集部 (ツイッターメッセージより)、男子日本代表マネージャー・頃安悠子
Photo:男子日本代表通訳・鹿内映里、広報部・大木佳奈
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