四国地区・フレッシュマンキャンプ

2014/05/28

2014年5月17日(土)、18日(日)に、愛媛県(松山市)・愛媛大学山越グラウンド、松山大学文京グラウンドにて四国地区フレッシュマンキャンプ(1年生対象)を開催した。男子46名、女子39名が参加し、新入生にとっては初めての地区単位でのイベントとなった。
参加者練習1

 今回のフレッシュマンキャンプは、学生連盟新人委員会(*)の運営のもと、「2L」をテーマとして行われた。「2L」とは「Lacrosse Like」。ラクロスを初めて1か月前後の新入生が対象となるこのイベントを通じて、ラクロスのことを好きになるきっかけとなってもらいたい、という新人委員会の願いが込められている。
(*日本ラクロス協会中四国地区内学生連盟新人委員会)
練習2練習3
[写真:開会式にて新人委員会幹部による挨拶/右:基礎のフォーム指導を行う川本コーチ(強化部)]

 技術面の指導には、強化部が積極的に関与。「左右を力強くスイングできるようになること」を目的とした。そのアプローチとして選択されたのは「素振り」、ではない。ノースティック状態からボールゲームを通して体の使い方を覚えていく、というものだ。ラクロスという競技の特性上、スティックばかりに目が行きがちであるが、その本質は他のボールゲームに通じるものがある、ということを実感として得ることを目指した。
練習4練習5
[左:スティックを使わずに、身体でキャッチの感覚を体感/右:フォームを確認しつつスティックなしで遠投を行い、力強いスイングの実現を目指す]
練習6練習7
[左:グラウンドボール練習/右:スティックを用い、より実践に近い練習を行う]

 このキャンプで“強化”を図ったのは、プレイヤーばかりではない。「自チームが勝つために、チームスタッフとして何ができるのか」という視点から、新人チームスタッフへの指導、講習も行われた。1日目の夜には、熱中症予防に関する講習会やスタッフとしての心構えを考える場が設けられ、2日目の活動に生かしていく姿も見られた。
SG活動を学ぶマネージャーたち
[写真:マネージャー(写真奥)もSG(*)の指導の下、熱中症対策やサポートに力を入れた]
(*SafetyGuard;安全対策担当者)

 文字通りラクロス漬けの2日間を過ごした新入生たち。「疲れた」という率直な感想に混じって「もっとラクロスをやりたかった」という声がいたるところであがった。これこそが、指導に当たった川本強化部次長が求めていた“欲求不満感”であるという。実際に、キャンプ終了後、そのまま自主練習に励む新入生の姿を見ることができた。これからの中四国を背負って立つフレッシュマンの活躍に期待せずにはいられない。
MVP表彰
[写真:閉会式では新人副委員長・塩田恵美より2日間のVP、MVPの表彰が行われた]


・Text:日本ラクロス協会中四国地区内学生連盟 広報委員長・安東直之
・Photo:日本ラクロス協会広報部(中四国地区)・加藤梨子、同中四国地区内学生連盟執行部・横浜智基