第23回東海学生ラクロスリーグ戦・開幕戦(男子)

2014/10/22

2014年8月16日(土)、愛知県(名古屋市)・港サッカー場にて第23回東海学生ラクロスリーグ戦開幕戦を行った。
昨年1部リーグを1位で通過した名古屋大学(以下、名大)と昨年の1部リーグ2位で東海王者の名城大学(以下、名城)の強豪校同士の熱い戦いが幕を開けた。

試合1試合2

スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
名古屋大学
3
2
5
2
12
名城大学
0
1
1
2
4
得点者
名古屋大学 名城大学
#11 東浦 功治 (4) #12 岡本 駿也 (1)
#22 小國 和樹 (3) #30 安藤 圭吾 (1)
#78 榊原 健児 (2) #48 鎌田 竜次 (1)
#1 稲垣 貴大 (1) #65 花村 景人 (1)
#74 磯村泰爾 (1)
#76 荒川 眞次 (1)
審判員
審判団
主審 田中 恵太郎
副審 八木 信行
佐野 公亮
CBO 吉田 憲宣
ベンチマネージャー (確認中)
名古屋大学名城大学
[左:名古屋大学 / 右:名城大学]

ゲームレポート
第1Q
最初のフェイスオフは名城が制しその後、名大がスラッシングのファールを犯し、名城がエキストラマンオフェンスとなるが、得点することができない。そしてここから、マンダウンディフェンスを防いだ名大の攻撃が続く。名大は#7藪内、#78榊原、#11東浦が立て続けにシュートを放つが惜しくも得点とはならず。その後、名城もオフェンスの時間を作るも得点することができないでいたが、7分、名大#22小國がゴール左横からDFをかわしてシュートをゴールへと突き刺し、名大が先制点をとる。
その後は両チーム、一進一退の攻防が続き、ウォーターブレイクタイムアウトとなる。タイムアウトを終え、名大#1稲垣がゴール前でシュートを放つも名城ゴーリー#3中村がナイスセーブを見せ得点を許さない。その後も名大のオフェンスの時間が続き、名城のディフェンス陣はなんとか防いでいたが15分、名大#11東浦が追加点となるシュートを決める。さらに#78榊原がシュートをゴールへと突き刺し、リードを3点に広げる。その後も名城は名大のディフェンス陣に対して攻めあぐね、終始名大ペースで第1Qを終える。

試合8試合3

第2Q
名城はフェイスオフを制すがポゼッションを奪われ、またしても名大のオフェンスの時間が続く。名大は相手のファールを誘いエキストラマンオフェンスとすると#1稲垣がミドルシュートを決め4-0とする。対する名城はポゼッションを奪っても名大のディフェンスに対して攻めあぐね、パスキャッチのミスなどでポゼッションを失ってしまう。さらに名城は2人が同時にファールを犯し、ツーマンダウンディフェンスとなってしまうが、ゴーリー#3中村のセーブなどでここを防ぐ。その後も名大の立て続けのシュートを止め続け、得点を許さない。しかし14分、名大#76荒川にランニングシュートを決められ追加点を許してしまう。
名大はその後、またしても相手のファールを誘いエキストラマンオフェンスとなるがミスが出てしまい得点することができない。マンダウンディフェンスを防いだ名城はオフェンスの時間を作り、#30安藤がゴール前で受けたボールを落ち着いて決め、ついに反撃の狼煙を上げる。その後も名城は攻めるが得点とはならず、そのまま5-1で第2Qを終える。

試合5試合6

第3Q
ハーフタイムのスティックチェッックにより名城の選手のスティックがイリーガルとされ、アンスポーツマンライクコンダクトのファールとなり、マンダウンディフェンスで試合が始まる。そして名城はさらにファールを犯してしまい、ツーマンダウンディフェンスとなってしまう。名城はなんとかこれを防いでいたが、1人目のペナルティタイムが解除されマンダウンディフェンスとなったところで、名大#11東浦にシュート決められてリードを5点を広げられてしまう。その後、名城はチャンスを作り#48鎌田がシュートを放つが惜しくも枠外。
このシュートのチェイスに勝った名大は#22小國がゴール裏からDFをかわし、角度のないところからシュートを決め追加点をとる。対する名城はゴール前で#55松井がシュートを放つも惜しくも枠外となるが、このとき相手のファールを誘いエキストラマンオフェンスとなる。しかし名城はシュートまでいけずにポゼッションを奪われてしまう。その後はマンダウンディフェンスを凌いだ名大のオフェンスの時間が続く。名大は相手のファールを誘いエキストラマンオフェンスとすると#1稲垣のパスを受けた#11東浦がゴール前で落ち着いてシュートを決め、名城を突き放す。さらに#74磯村がDFを抜き去りシュートを決める。対する名城も14分頃に#48鎌田がDFをかわしてシュートを決め、9-2とする。しかしその2分後に#11東浦にシュートを決められてしまう。そして8点差のまま第3Qを終える。

試合4試合7

第4Q
開始2分頃、名大#7藪内のパスを受けた#22小國がDFをかわしてシュートを決める。ここで名城のコーチが#22小國のスティックチェックを申請するが、スティックは合法とされ、申請したコーチのアンスポーツマンライクコンダクトとなってマンダウンディフェンスとなり、名大#78榊原にシュートを決められてしまう。
点差を広げられた名城は#48鎌田がDFをかわして立て続けにシュートを放つが得点することはできない。その後も名城は攻め続ける。攻めのディフェンスでポゼッションを奪った名城は#12岡本がDFをかわしてシュートを決め12-3とする。その後も流れを掴んだ名城は相手のファールを誘ってエキストラマンオフェンスとするとトップの位置から#65花村がシュートをゴールへと突き刺し追加点をとる。しかし得点後のフェイスオフで名大はアンスポーツマンライクコンダクトを犯し、マンダウンディフェンスとなる。逆にエキストラマンオフェンスとなった名城だったがパスミスによってポゼッションを失ってしまう。
その後は一進一退の攻防が続き、両チーム得点できずに試合は12-4の名大の勝利で終わった。

どちらも何度も優勝経験のある強豪校同士の今回の試合は、終始名大のペースで試合は進み大きな点差がついた試合であったが、名城ゴーリーの中村のセーブが印象的であった。試合後、名大キャプテン#71野田は、「チーム1人1人が普段の練習から手を抜かずに常に高い目標に向かって努力してきたことが勝因」だと語った。


・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会ゲームレポート班 山田尚征(滋賀大学)
  ・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班