第5回全国プレシーズントーナメント(男子決勝戦)
2015/09/22
2015年6月27日(土)。どんよりとした曇り空の中、全国プレシーズントーナメント決勝戦を、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場で行った。頂点をかけて争うのは獨協大学(以下、獨協)と成蹊大学(以下、成蹊)。試合前のアップから激戦の雰囲気が漂っていた。
[写真:白・獨協大学/青・成蹊大学]
スコア
審判員
ゲームレポート
1Q
13:10フェイスオフ。試合開始を告げるホイッスルが高々と鳴り響く。その数秒後だった。フェイスオフを制した成蹊がブレークをつくると最後は#14・長峰。曇天を切り裂くランニングシュートで幸先よく先制する。
その後もフェイスオフから成蹊のオフェンスが続き、残り10分、エキストラマンオフェンスとなったところで#82・吉田がトップからの強烈なスタンディングシュートで追加点をあげる。
なんとか反撃したい獨協は#9・阿部を中心にオフェンスを展開するが、成蹊#22・浅井を中心とする堅いディフェンスの前になかなか点を取ることができない。逆に終了間際、成蹊#18・三重野がビッグチャンスを迎えるが、クリースからのシュートは獨協ゴーリー#10・丸山のセーブに阻まれる。成蹊が2-0とリードし1Q終了。
2Q
最初のフェイスオフは獨協が制するが、両チームのライドが機能したこともあり、攻守の入れ替わりが激しい展開に。残り10分、このクウォーターで両チーム通じて初めてのシュートを成蹊#14・長峰が撃つ。するとここから長い成蹊オフェンスに。立て続けに激しいシュートが獨協ゴールを襲うが、獨協も#51・鈴木を中心とした集中したディフェンスでゴールを割らせない。結局このクウォオーターはスコアレスに終わり、依然として成蹊が2-0とリードし2Q終了。
3Q
主導権を握りながらも決定力を欠き追加点がほしい成蹊と、粘り強いディフェンスの中でまず1点を返したい獨協。双方の思惑がぶつかり合い、3Qは序盤から早い展開となる。どちらもブレークからシュートチャンスをつくりだすが、点を決めるには至らない。試合が動いたのは残り11分。成蹊#18・三重野のクリースシュートを獨協ゴーリー#51・鈴木がナイスセーブで防ぐが、その後のクリアパスをカットした#18・三重野がゴールにダイブしてシュート。獨協#51・鈴木も必死に体を入れるがボールはゴールに吸い込まれ、成蹊が待望の追加点をあげる。
このまま成蹊ペースで試合が続いていくかと思われたが、ここから獨協の怒涛の反撃が始まる。まずは残り8分。圧倒的なスピードでコートを駆け上がった獨協#16・中野のパスを受けた#42・横塚のシュートで3-1。その2分後、良いディフェンスからオフェンスに繋げると、#9・阿部がゴール裏の1対1からカムアラウンドシュートを決め3-2。さらに2分後、#9・阿部が再びカムアラウンドシュートを決めて3-3、同点。獨協が瞬く間に同点に追いつき、そのまま3Q終了。
4Q
4Q開始3分。勢いに乗った獨協が逆転に成功する。獨協#・15丸山が撃ったクリースシュートは成蹊#22・浅井に弾かれるが、グラウンドボールを拾った#15・丸山がゴールに飛び込む魂のシュート。これが決まり3-4。一転して獨協リードに。
その後も獨協ペースで試合が進んでいくが、1点を追う成蹊がワンチャンスをものにする。流れが悪い中で得たエキストラマンオフェンスで、#82・吉田がこの日2点目のスタンディングシュートをトップから決め、試合を振り出しに戻す。
なんとしても1点がほしい両チームの心情を表すかのように、試合はアップテンポな展開になる。しかし、どちらもチャンスをものにできない。そんな中でゴールは突然生まれた。残り1分、獨協#29・豊田が放ったロングシュートを成蹊DFが弾くが、それが運悪く獨協#9・阿部の目の前に。#9・阿部は落ち着いてそれをゴールに入れ、獨協が勝ち越し。#9・阿部はこの試合3点を入れる大活躍。成蹊は最後まであきらめない姿勢を見せるが、終了間際に獨協が追加点を入れて4-6で試合終了。獨協が勝利し、全国プレシーズントーナメント優勝を果たした。
・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・菊地哲朗(東京大学)、山田憲一(大東文化大学)
・Photo:プレシーズンマッチ実行委員会副委員長・三瓶聖、長谷川彩子
[写真:白・獨協大学/青・成蹊大学]
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
計
|
獨協大学
|
0
|
0 | 3 |
3
|
6
|
成蹊大学
|
2
|
0 | 1 |
1
|
4
|
主審 | 高橋 昂洋 |
副審 | 野川 駿 |
伊藤 幸太 | |
CBO | 北池 智美 |
1Q
13:10フェイスオフ。試合開始を告げるホイッスルが高々と鳴り響く。その数秒後だった。フェイスオフを制した成蹊がブレークをつくると最後は#14・長峰。曇天を切り裂くランニングシュートで幸先よく先制する。
その後もフェイスオフから成蹊のオフェンスが続き、残り10分、エキストラマンオフェンスとなったところで#82・吉田がトップからの強烈なスタンディングシュートで追加点をあげる。
なんとか反撃したい獨協は#9・阿部を中心にオフェンスを展開するが、成蹊#22・浅井を中心とする堅いディフェンスの前になかなか点を取ることができない。逆に終了間際、成蹊#18・三重野がビッグチャンスを迎えるが、クリースからのシュートは獨協ゴーリー#10・丸山のセーブに阻まれる。成蹊が2-0とリードし1Q終了。
2Q
最初のフェイスオフは獨協が制するが、両チームのライドが機能したこともあり、攻守の入れ替わりが激しい展開に。残り10分、このクウォーターで両チーム通じて初めてのシュートを成蹊#14・長峰が撃つ。するとここから長い成蹊オフェンスに。立て続けに激しいシュートが獨協ゴールを襲うが、獨協も#51・鈴木を中心とした集中したディフェンスでゴールを割らせない。結局このクウォオーターはスコアレスに終わり、依然として成蹊が2-0とリードし2Q終了。
3Q
主導権を握りながらも決定力を欠き追加点がほしい成蹊と、粘り強いディフェンスの中でまず1点を返したい獨協。双方の思惑がぶつかり合い、3Qは序盤から早い展開となる。どちらもブレークからシュートチャンスをつくりだすが、点を決めるには至らない。試合が動いたのは残り11分。成蹊#18・三重野のクリースシュートを獨協ゴーリー#51・鈴木がナイスセーブで防ぐが、その後のクリアパスをカットした#18・三重野がゴールにダイブしてシュート。獨協#51・鈴木も必死に体を入れるがボールはゴールに吸い込まれ、成蹊が待望の追加点をあげる。
このまま成蹊ペースで試合が続いていくかと思われたが、ここから獨協の怒涛の反撃が始まる。まずは残り8分。圧倒的なスピードでコートを駆け上がった獨協#16・中野のパスを受けた#42・横塚のシュートで3-1。その2分後、良いディフェンスからオフェンスに繋げると、#9・阿部がゴール裏の1対1からカムアラウンドシュートを決め3-2。さらに2分後、#9・阿部が再びカムアラウンドシュートを決めて3-3、同点。獨協が瞬く間に同点に追いつき、そのまま3Q終了。
4Q
4Q開始3分。勢いに乗った獨協が逆転に成功する。獨協#・15丸山が撃ったクリースシュートは成蹊#22・浅井に弾かれるが、グラウンドボールを拾った#15・丸山がゴールに飛び込む魂のシュート。これが決まり3-4。一転して獨協リードに。
その後も獨協ペースで試合が進んでいくが、1点を追う成蹊がワンチャンスをものにする。流れが悪い中で得たエキストラマンオフェンスで、#82・吉田がこの日2点目のスタンディングシュートをトップから決め、試合を振り出しに戻す。
なんとしても1点がほしい両チームの心情を表すかのように、試合はアップテンポな展開になる。しかし、どちらもチャンスをものにできない。そんな中でゴールは突然生まれた。残り1分、獨協#29・豊田が放ったロングシュートを成蹊DFが弾くが、それが運悪く獨協#9・阿部の目の前に。#9・阿部は落ち着いてそれをゴールに入れ、獨協が勝ち越し。#9・阿部はこの試合3点を入れる大活躍。成蹊は最後まであきらめない姿勢を見せるが、終了間際に獨協が追加点を入れて4-6で試合終了。獨協が勝利し、全国プレシーズントーナメント優勝を果たした。
・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・菊地哲朗(東京大学)、山田憲一(大東文化大学)
・Photo:プレシーズンマッチ実行委員会副委員長・三瓶聖、長谷川彩子
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