第25回ラクロス全日本選手権大会:準決勝戦(男子)東京会場(2)
2014/12/18
第25回ラクロス全日本選手権大会
男子準決勝戦 慶應義塾大学(白) vs ACL(黒)
ゲームレポート
1Q
第1Q、フェイスオフはACLが競り勝ちACLのオフェンスから始まった。開始1分、慶應義塾大学(以下、慶應)#75北川のプッシングにより慶應は30秒間のマンダウンディフェンスとなる。ACLはエキストラマンオフェンスでゴールを脅かすも慶應のディフェンスに阻まれる。
一進一退の攻防が続き試合はついに動き始める。5分、ACL#12由良がゴール右上からシュートするも慶應G#2安藤がゴーリーセーブ。そのまま慶應がボールを繋ぎ、オフェンストップからカットインしてきた慶應#9林のランニングシュートが決まり慶應が先制点を挙げる。
直後のフェイスオフは慶應#33陳野が制し慶應ペースに。しかしすぐさまACLがボールを奪いACL#51松永がゴール左上からスタンディングシュートを撃つもゴールポストに嫌われる。ACLは幾度となくチャンスを作るも得点を奪えず苦しい展開。次第に慶應がペースを掴み始め、7分、8分と立て続けに慶應#39高橋がシュートを放ち、得点を重ねていく。3-0、慶應がリード。
その後は両チームともディフェンス陣が踏ん張り、要所要所を抑え、互いに決定機を作れぬまま第1Qが終了した。
2Q
第1Qの流れをそのままに慶應#33陳野がフェイスオフを勝ち取り慶應ボールから始まる。
さらにACLは慶應ポゼッション中のオフサイドでテクニカルファールとなり、30秒間のマンダウンディフェンスとなり苦しい展開となった。
しかし、このピンチをACL#8渡里のゴーリーセーブなどで0点に抑え、ファストブレイクを作る。ハーフライン際でパスを受けたロングミディー#14吉田がそのまま走り上がり、ゴール右上から豪快なスタンディングシュートをゴール左下に突き刺した。第2Qが始まり2分を過ぎた頃の出来事だった。
その後は再び慶應のパス回しやチェイスによりボールを支配される。ACLもボールを奪ってはチャンスを作るもフィニッシュで精細を欠き、流れが徐々に慶應に傾いてしまう。
第2Q・8分、ゴール裏の慶應#89大西からゴール右横#22田中、#22田中からゴール左横#39高橋にパスが渡りシュート。これが決まりスコア4-1慶應が差を広げる。完全にペースを握った慶應は11分、16分と#3脇坂、17分に#22田中が立て続けにシュートを決め、第2Q終了時点でスコア7-1と、慶應が決勝の切符を手繰り寄せるクウォーターとなり前半を終えた。
3Q
ACLはハーフタイムのスティックチェックによる違反のため、3分間の間1人少ない状態で第3Qをスタート。
開始1分で慶應#30居塚がクリース前で、ゴール左横にいた#89大西からのパスを受けシュート。8-1。開始早々から慶應が点差を広げていく。その後ACLはDFからATへのロングパスを多用しブレイクを試みると、カットされ立て続けにクリアを封じ込められる。第3Q終了間際には慶應#33陳野のフェイスオフからブレイクを作り、DFを一人ひきつけフリーになった#30居塚にゴール前でラストパスを出し、そのままシュートを決める。
ACLは第3Qで大学王者慶應に大きく突き放される展開となった。
4Q
開始直後、フェイスオフで慶應#33陳野がフェイスオフブレイクを作りランニングシュートを決める。慶應が第4Qも畳みかけをみせる。
フェイスオフ後、ACLゴーリー#8渡里がクリース付近でのグラウンドボールを獲りターンオーバー。その流れの中から、#22梅田がゴール右上からスタンディングシュートをするが決まらず、さらに#4佐藤がゴール前からのシュートも枠に嫌われチャンスをものにできない。対する慶應も#3脇坂を中心にシュートとチェイスで流れを呼び込もうとするも、ACLのディフェンスに阻まれターンオーバー。その後はお互いに第4Qの疲れからかミスが目立ち始め、攻めあぐねる展開となる。
ここで試合が動いたのは9分、ACL#12由良のカットインからのシュートだ。ゴール左上から1対1を仕掛けた#22梅田からのパスを華麗に流し込んだ。しかしスコアは12-3、未だ慶應優位の状況は変わらない。ACL#12由良、#81西本、#51松永が1点を狙いにいくも、慶應ゴーリー#31松永に阻まれ得点できず。
17分慶應#39高橋の、この日6得点目となるゴールで勝利を決定付けた。13-3、慶應リード。
その後、19分にACL#24川浪のパスカットからクリース前の#50池田にパスを繋ぎ得点するも、そのまま試合終了。
最終スコアは、慶應13-4 ACL。
幾度となくチャンスを作り、それをものにした慶應が決勝へと駒を進める形となった。
東京会場勝者の慶應義塾大学と、大阪会場勝者のFALCONSが火花を散らす決勝戦は、12月21日(日)に、東京都・江戸川区陸上競技場で行われる。
ゲームフォト
*ゲームスコア・得点者ページに戻る
・Text:第25回ラクロス全日本選手権大会実施本部 東京会場 ゲームレポート・広報班・佐藤由和(帝京大学)、辻井泰紀(東京学芸大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
男子準決勝戦 慶應義塾大学(白) vs ACL(黒)
ゲームレポート
1Q
第1Q、フェイスオフはACLが競り勝ちACLのオフェンスから始まった。開始1分、慶應義塾大学(以下、慶應)#75北川のプッシングにより慶應は30秒間のマンダウンディフェンスとなる。ACLはエキストラマンオフェンスでゴールを脅かすも慶應のディフェンスに阻まれる。
一進一退の攻防が続き試合はついに動き始める。5分、ACL#12由良がゴール右上からシュートするも慶應G#2安藤がゴーリーセーブ。そのまま慶應がボールを繋ぎ、オフェンストップからカットインしてきた慶應#9林のランニングシュートが決まり慶應が先制点を挙げる。
直後のフェイスオフは慶應#33陳野が制し慶應ペースに。しかしすぐさまACLがボールを奪いACL#51松永がゴール左上からスタンディングシュートを撃つもゴールポストに嫌われる。ACLは幾度となくチャンスを作るも得点を奪えず苦しい展開。次第に慶應がペースを掴み始め、7分、8分と立て続けに慶應#39高橋がシュートを放ち、得点を重ねていく。3-0、慶應がリード。
その後は両チームともディフェンス陣が踏ん張り、要所要所を抑え、互いに決定機を作れぬまま第1Qが終了した。
2Q
第1Qの流れをそのままに慶應#33陳野がフェイスオフを勝ち取り慶應ボールから始まる。
さらにACLは慶應ポゼッション中のオフサイドでテクニカルファールとなり、30秒間のマンダウンディフェンスとなり苦しい展開となった。
しかし、このピンチをACL#8渡里のゴーリーセーブなどで0点に抑え、ファストブレイクを作る。ハーフライン際でパスを受けたロングミディー#14吉田がそのまま走り上がり、ゴール右上から豪快なスタンディングシュートをゴール左下に突き刺した。第2Qが始まり2分を過ぎた頃の出来事だった。
その後は再び慶應のパス回しやチェイスによりボールを支配される。ACLもボールを奪ってはチャンスを作るもフィニッシュで精細を欠き、流れが徐々に慶應に傾いてしまう。
第2Q・8分、ゴール裏の慶應#89大西からゴール右横#22田中、#22田中からゴール左横#39高橋にパスが渡りシュート。これが決まりスコア4-1慶應が差を広げる。完全にペースを握った慶應は11分、16分と#3脇坂、17分に#22田中が立て続けにシュートを決め、第2Q終了時点でスコア7-1と、慶應が決勝の切符を手繰り寄せるクウォーターとなり前半を終えた。
3Q
ACLはハーフタイムのスティックチェックによる違反のため、3分間の間1人少ない状態で第3Qをスタート。
開始1分で慶應#30居塚がクリース前で、ゴール左横にいた#89大西からのパスを受けシュート。8-1。開始早々から慶應が点差を広げていく。その後ACLはDFからATへのロングパスを多用しブレイクを試みると、カットされ立て続けにクリアを封じ込められる。第3Q終了間際には慶應#33陳野のフェイスオフからブレイクを作り、DFを一人ひきつけフリーになった#30居塚にゴール前でラストパスを出し、そのままシュートを決める。
ACLは第3Qで大学王者慶應に大きく突き放される展開となった。
4Q
開始直後、フェイスオフで慶應#33陳野がフェイスオフブレイクを作りランニングシュートを決める。慶應が第4Qも畳みかけをみせる。
フェイスオフ後、ACLゴーリー#8渡里がクリース付近でのグラウンドボールを獲りターンオーバー。その流れの中から、#22梅田がゴール右上からスタンディングシュートをするが決まらず、さらに#4佐藤がゴール前からのシュートも枠に嫌われチャンスをものにできない。対する慶應も#3脇坂を中心にシュートとチェイスで流れを呼び込もうとするも、ACLのディフェンスに阻まれターンオーバー。その後はお互いに第4Qの疲れからかミスが目立ち始め、攻めあぐねる展開となる。
ここで試合が動いたのは9分、ACL#12由良のカットインからのシュートだ。ゴール左上から1対1を仕掛けた#22梅田からのパスを華麗に流し込んだ。しかしスコアは12-3、未だ慶應優位の状況は変わらない。ACL#12由良、#81西本、#51松永が1点を狙いにいくも、慶應ゴーリー#31松永に阻まれ得点できず。
17分慶應#39高橋の、この日6得点目となるゴールで勝利を決定付けた。13-3、慶應リード。
その後、19分にACL#24川浪のパスカットからクリース前の#50池田にパスを繋ぎ得点するも、そのまま試合終了。
最終スコアは、慶應13-4 ACL。
幾度となくチャンスを作り、それをものにした慶應が決勝へと駒を進める形となった。
東京会場勝者の慶應義塾大学と、大阪会場勝者のFALCONSが火花を散らす決勝戦は、12月21日(日)に、東京都・江戸川区陸上競技場で行われる。
ゲームフォト
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・Text:第25回ラクロス全日本選手権大会実施本部 東京会場 ゲームレポート・広報班・佐藤由和(帝京大学)、辻井泰紀(東京学芸大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
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