2014年男子日本代表インタビュー・(5)池川健選手
2014/05/14
氏名 | 池川 健 | |
年齢 | 27歳 | |
所属 | Stealers | |
出身大学 | 成蹊大学 | |
日本代表歴 | 2007年U21代表、2010年大会 | |
ラクロス歴 | 10年 | |
ポジション | アタック |
A. 高校3年生の時、甲子園の決勝戦を一人で観に行き、日本一の凄さを知りました。それまで日本一とは無縁の18年間だったのですが、大学に入学してラクロス部の先輩から「誰でも日本一を目指せる」と聞いて、素直に日本一になりたいと思ったんです。
Q. 平日は何をされていますか?
A. ジムでのトレーニングは週2、3回しています。平日はラクロスの映像や他のボールスポーツの映像も見ています。バスケットボール、ハンドボール、サッカーなどで当たり前とされている動きが、ラクロスでは全く行われていないことが多くあるので参考になることがとても多いです。
Q. ご自身が一番こだわっていることは何ですか?
A. 「考えること」です。自分は体格が良いわけでも、足が特別速いわけでも、感覚が鋭いわけではないので、練習中は自分のプレーを常に説明できるくらい、考えてプレーすることを常に意識しています。また他の選手のプレーを見て真似することも考える上で非常に大切だと思っています。ただ究極は「考えることが無意識の中でできる」ようになることだと思います。頭で意識してではなく無意識にいつも考えてしているプレーをできている時が自分の良いパフォーマンスができるだと思っています。
Q. ラクロス以外で好きなことはありますか?
A. 僕は皆で和気藹々とするのも好きなんですが、自然豊かなオーストラリア生活で公園によく行っていたこともあり、最近好きな場所は日本庭園です。六義園、浜離宮など、都会にいるのに別の時間が流れている空間がとても落ちつきます。
Q. 世界大会で戦うにあたって、自分の強みは何ですか?
A. これは自分のこだわりにも通じることですが、「考えてプレーすること」です。これは相手が海外の選手であっても全く変わらない部分です。
具体的には、ラクロスはボールスポーツなので、相手がいる上で自分はこうする、ゴーリーがこう動いたから自分はこう撃つ、自分より味方の状態が良いから自分はパスを出すといったように、相手や味方の動きを基準にプレーするということを考えて常日頃から練習しています。先ほども言いましたが、これを無意識でできている時は世界大会でもベストなパフォーマンスができると信じています。
Q. 世界大会への意気込みをお願いします。
A. 2010年の世界大会では4位で、表彰式の時は3位までしかグラウンドに立てなかったんです。だから僕らはスタンドから見ることしかできなくて、すごく悔しかった。だから今年こそはメダルを穫って帰りたいです。
日本代表として、今のチームはまだ結果が出せていないので、周囲からは色々なことを言われます。でも、この選ばれたメンバーでやるしかない。このチームでどれだけ一つになれるか、一人ひとりが戦う集団になり同じベクトルで目標を追いかける事ができるかが重要だと思うので、選手同士、積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思います。
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■世界大会概要 ・名称 2014 FIL World Lacrosse Championships (第12回男子ラクロス世界選手権大会) ・主催 The Federation of International Lacrosse (FIL) ・開催地 アメリカ・デンバー ・期間 2014年7月10日(木)~19日(日) *大会公式ホームページはこちらから |
Interview by:日本ラクロス協会広報部・臼井杏美
Photo by:日本ラクロス協会広報部・大木佳奈、同企画部部長・保坂光信
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