ASPACレポート:女子・前半戦総評
2015/07/08
2015ASPAC / U-22 Women's Lacrosse Japan National Squad inThailand
前半戦総評 「ASPACまでの人、ASPACからの人」
梅雨とはまた違ったジメジメと蒸し暑いタイの今日この頃、ここバンコクにて第7回アジアパシフィックラクロス選手権(ASPAC)が開催された。アジアのラクロス交流と強化、発展を目的とし、女子の部では6チームが集まって試合を行い、優勝国を決めるのである。
18名の日本戦士たちは、もちろん優勝を目指して試合に臨んでいるが、あくまで目標はそこではなく、もっと他に「使命」を持ってこの地に来た。では、一体何なのか。それは、現在そして未来における選手たちの言動やプレーに、その答えを見出せるであろう。是非注目しておいてもらいたい。
ところで私達は、この活動において「因果関係」、そして「MissionとMessage」についてよく語り合う。というのも、全ての経験や知識、行動は必ず価値と意味を持ち、どこかで繋がりを持つものであるからだ。そして私達日本代表は今後、得たものを自分自身がALLOUTして(全力を傾けて)、日本をはじめ世界に影響を与える責任をもつ。既に、そのような存在である必要性を感じている。人間として、女性として、アスリートとして、どのような未来を描いて、今この瞬間をどのように生きるのかを考える組織。その追求を続けて初めて、ラクロス界で革命を起こせると信じている。
さて、大会は6日の時点で3試合が終了した。結果は3勝であるが、内容を振り返ると課題は多く、また様々な「種」が収穫されたように思う。中でも私が最も印象的だったことは、“ゲームのすべての要因(自分たちと相手・流れや状況・審判など)をどのように解釈し、試合を展開していくのか、勝負どころを制するのか”という「生きたゲーム能力」に関してより一層考えるようになったことである。
オーストラリアを始め各国は、おそらく私達にはない強みや戦略、思考回路を持っている。それに、国民性や勝負所、試合に対する向き合い方が異なるであろう。ゲームが動くにつれて、その違いを肌で感じはじめると、自分たちのペースが乱れ、心の持ち方がわからなくなることさえある。私達は今まで、試合中における分析能力や選択肢の幅、自分たちの在り方や思考回路の転換に関して少し無頓着であったのではないかと感じた。
そのような時、その現場における選手個々の力、つまり生きたゲーム能力が必要とされる。そしてこれは、国際試合だからこそより分かりやすく自分たちの課題として見出せたが、おそらく日本でも重要であろう。
女子の部は、今日(7日)は大会中日で、一日オフとなった。心身ともにリフレッシュし、また明日から、この大きな「種」を今後大切に育て、大きな花を咲かせるべく最高の準備をしていきたい。
ASPAC本大会中は随時、試合結果を日本ラクロス協会HP『.Relax(ドット・リラックス)』で更新すると共に、Twitter協会公式アカウントでも試合速報をお伝えする予定です。
また、Twitterでは、みなさんからの応援メッセージを日本代表選手に届けます。ぜひ、「#laxjpnfan」のハッシュタグを付けて応援メッセージをつぶやいてください。
■日本ラクロス協会 twitter公式アカウントはこちらから (Twitterのページが開きます)
・Text:2015年度22歳以下女子日本代表アシスタントコーチ・鳴澤眞寿美
・Photo:2015年度22歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・高橋直大
前半戦総評 「ASPACまでの人、ASPACからの人」
梅雨とはまた違ったジメジメと蒸し暑いタイの今日この頃、ここバンコクにて第7回アジアパシフィックラクロス選手権(ASPAC)が開催された。アジアのラクロス交流と強化、発展を目的とし、女子の部では6チームが集まって試合を行い、優勝国を決めるのである。
18名の日本戦士たちは、もちろん優勝を目指して試合に臨んでいるが、あくまで目標はそこではなく、もっと他に「使命」を持ってこの地に来た。では、一体何なのか。それは、現在そして未来における選手たちの言動やプレーに、その答えを見出せるであろう。是非注目しておいてもらいたい。
ところで私達は、この活動において「因果関係」、そして「MissionとMessage」についてよく語り合う。というのも、全ての経験や知識、行動は必ず価値と意味を持ち、どこかで繋がりを持つものであるからだ。そして私達日本代表は今後、得たものを自分自身がALLOUTして(全力を傾けて)、日本をはじめ世界に影響を与える責任をもつ。既に、そのような存在である必要性を感じている。人間として、女性として、アスリートとして、どのような未来を描いて、今この瞬間をどのように生きるのかを考える組織。その追求を続けて初めて、ラクロス界で革命を起こせると信じている。
さて、大会は6日の時点で3試合が終了した。結果は3勝であるが、内容を振り返ると課題は多く、また様々な「種」が収穫されたように思う。中でも私が最も印象的だったことは、“ゲームのすべての要因(自分たちと相手・流れや状況・審判など)をどのように解釈し、試合を展開していくのか、勝負どころを制するのか”という「生きたゲーム能力」に関してより一層考えるようになったことである。
オーストラリアを始め各国は、おそらく私達にはない強みや戦略、思考回路を持っている。それに、国民性や勝負所、試合に対する向き合い方が異なるであろう。ゲームが動くにつれて、その違いを肌で感じはじめると、自分たちのペースが乱れ、心の持ち方がわからなくなることさえある。私達は今まで、試合中における分析能力や選択肢の幅、自分たちの在り方や思考回路の転換に関して少し無頓着であったのではないかと感じた。
そのような時、その現場における選手個々の力、つまり生きたゲーム能力が必要とされる。そしてこれは、国際試合だからこそより分かりやすく自分たちの課題として見出せたが、おそらく日本でも重要であろう。
女子の部は、今日(7日)は大会中日で、一日オフとなった。心身ともにリフレッシュし、また明日から、この大きな「種」を今後大切に育て、大きな花を咲かせるべく最高の準備をしていきたい。
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・Text:2015年度22歳以下女子日本代表アシスタントコーチ・鳴澤眞寿美
・Photo:2015年度22歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・高橋直大
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