2014男子世界選手権・第1戦(オーストラリア戦)
2014/07/15
7月11日(7日目)
初戦オーストラリア戦。3月の親善試合では2-9と全く歯が立たなかった日本代表。
そこから4カ月。チームはぐっと変わりました。
厳しい戦いになることは十分承知の上。でも厳しい状況でも、やることを徹底して自分達のラクロスを行っていけば、必ず勝機はある。
7月11日(金)のスケジュール
・朝食
・軽め調整
・昼食
・移動
・補食
・vsオーストラリア (Blue Division第1戦)
・夕食
・ミーティング
・ケア
日時:2014年7月11日(金) 18:35試合開始
日本代表(青) vs オーストラリア代表(黄)
スコア
(延長:4分ハーフ/再延長:サドンビクトリー)
得点者
午前中から少し雲が厚かったデンバー。試合中に雷雨で中断なども想定しつつ午前中は軽く身体を動かし、今日の試合へ集中を高めます。
試合会場へ到着後、ジョギングとストレッチを行い、試合開始1時間前グラウンドIN直前、予感は的中。雨、そして雹までも降ってきて、ロッカールームへ戻されます。
そこから雷も鳴りだし、集中豪雨の様な、少し先も真っ白で見えなくなる程の豪雨に見舞われます。
なかなかフェイスオフ時間が決まらない中、選手達のメンタル、フィジカルコンディション共に、高橋SCが中心になり調整していきます。
そして、予定より1時間半遅れでフェイスオフ。
「大事なのは1Q」
昨日のミーティングで大久保HCから繰り返し伝えられた通り、先制点は取られるものの、すぐに日本の初得点を#13岩野が奪取。
その後取り返されるも#20アンドリューがミドルシュートを決めて2-2で1Qを終えます。
2Q、立て続けにオーストラリアに取られ、一気にオーストラリアが流れを引き寄せるかに思えましたが、#14松下のミドルシュートが決まり、チームの雰囲気は高まります。どんなにオーストラリアのオフェンス時間が長くても、粘りの守備で日本の攻撃に繋げます。そして、#23山口、クリアからの豪快なシュートで、今日初めて日本が勝ち越し、3Qへ。
ハーフタイムでは「絶対に隙を見せず、相手の隙を狙え」大久保HCは言います。
選手は「グラウンドボール」と口ぐちに言い、必ずルーズボールを獲得し、攻撃に繋げることを確認します。
3Q早々、オーストラリアが決め、すぐさま同点、そして逆転。しかし今日の日本は揺らぐことなく、グラウンドボールを確実に獲得し、攻撃へとつなげます。
そして早いパス回しから、#9継が1対1を仕掛け得点。2分後には、オーストラリアのクリアから#3関根がグラウンドボールを
獲得し、得点。3Q残り50秒、#17小澤からのパスを受け、#20アンドリューが再びミドルシュートを決め、1点リードで最終クォーターへ。
4Q、#17小澤、#3関根が立て続けに得点し、点差を3点まで広げますが、オーストラリアもここで日本に流れは渡さず、連続3得点。あっという間に同点へ。
シーソーゲームは続き、残り6分で#10本下がしっかりと点を決め、残り2分でエキストラを#17小澤が決め切り12-10。
たまらずオーストラリアはタイムアウトを取る。
「絶対に勝ったと思うな」大久保HCは強く言います。
しかしその通り、タイムアウト後、残り1分でオーストラリア2得点。試合は延長戦へ。
延長戦は4分前後半にて行われます。
日本、オーストラリア両チーム共に最後まで強い集中力を持って戦い、試合会場も大きな盛り上がりを見せます。
前半にオーストラリアが得点、しかし延長戦後半、クリアボールから#22星がパスを受けてシュート、同点にし延長戦でも決着がつきません。
延長戦でも同点の場合は、サドンビクトリー方式、1Q4分で、先にシュートを決めた方が勝ちとなります。
結果、オーストラリアが先に得点し、13-14で終了となりました。
観客からは両チームに大きな拍手と歓声が上がりました。
素晴らしい戦いを見せた日本代表。恐らくこれまでの中で、選手全員が一番いいプレイを出し、最高の試合でした。
しかし、負けは負け。
この戦いを自信にし、明日(12日)の宿敵イラコイ戦に向け、頭を切り替えなければなりません。
Text by:2014年度男子日本代表マネージャー・頃安悠子
初戦オーストラリア戦。3月の親善試合では2-9と全く歯が立たなかった日本代表。
そこから4カ月。チームはぐっと変わりました。
厳しい戦いになることは十分承知の上。でも厳しい状況でも、やることを徹底して自分達のラクロスを行っていけば、必ず勝機はある。
7月11日(金)のスケジュール
・朝食
・軽め調整
・昼食
・移動
・補食
・vsオーストラリア (Blue Division第1戦)
・夕食
・ミーティング
・ケア
日時:2014年7月11日(金) 18:35試合開始
日本代表(青) vs オーストラリア代表(黄)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
延長 前半 |
延長 後半 |
再 延長 |
TOTAL
|
日本代表
|
2
|
3
|
3
|
4
|
0 | 1 | 0 |
13
|
オーストラリア代表
|
2
|
2
|
3
|
5
|
1 | 0 | 1 |
14
|
得点者
日本代表 |
#3 関根 幹祐 (2) |
#17 小澤 徹也 (2) |
#20 アンドリュー レイ (2) |
#5 畑田 峻希 (1) |
#9 継 渉 (1) |
#10 本下 純 (1) |
#13 岩野 岳 (1) |
#14 松下 立 (1) |
#22 星 奉博 (1) |
#23 山口 悠 (1) |
試合会場へ到着後、ジョギングとストレッチを行い、試合開始1時間前グラウンドIN直前、予感は的中。雨、そして雹までも降ってきて、ロッカールームへ戻されます。
そこから雷も鳴りだし、集中豪雨の様な、少し先も真っ白で見えなくなる程の豪雨に見舞われます。
なかなかフェイスオフ時間が決まらない中、選手達のメンタル、フィジカルコンディション共に、高橋SCが中心になり調整していきます。
そして、予定より1時間半遅れでフェイスオフ。
「大事なのは1Q」
昨日のミーティングで大久保HCから繰り返し伝えられた通り、先制点は取られるものの、すぐに日本の初得点を#13岩野が奪取。
その後取り返されるも#20アンドリューがミドルシュートを決めて2-2で1Qを終えます。
2Q、立て続けにオーストラリアに取られ、一気にオーストラリアが流れを引き寄せるかに思えましたが、#14松下のミドルシュートが決まり、チームの雰囲気は高まります。どんなにオーストラリアのオフェンス時間が長くても、粘りの守備で日本の攻撃に繋げます。そして、#23山口、クリアからの豪快なシュートで、今日初めて日本が勝ち越し、3Qへ。
ハーフタイムでは「絶対に隙を見せず、相手の隙を狙え」大久保HCは言います。
選手は「グラウンドボール」と口ぐちに言い、必ずルーズボールを獲得し、攻撃に繋げることを確認します。
3Q早々、オーストラリアが決め、すぐさま同点、そして逆転。しかし今日の日本は揺らぐことなく、グラウンドボールを確実に獲得し、攻撃へとつなげます。
そして早いパス回しから、#9継が1対1を仕掛け得点。2分後には、オーストラリアのクリアから#3関根がグラウンドボールを
獲得し、得点。3Q残り50秒、#17小澤からのパスを受け、#20アンドリューが再びミドルシュートを決め、1点リードで最終クォーターへ。
4Q、#17小澤、#3関根が立て続けに得点し、点差を3点まで広げますが、オーストラリアもここで日本に流れは渡さず、連続3得点。あっという間に同点へ。
シーソーゲームは続き、残り6分で#10本下がしっかりと点を決め、残り2分でエキストラを#17小澤が決め切り12-10。
たまらずオーストラリアはタイムアウトを取る。
「絶対に勝ったと思うな」大久保HCは強く言います。
しかしその通り、タイムアウト後、残り1分でオーストラリア2得点。試合は延長戦へ。
延長戦は4分前後半にて行われます。
日本、オーストラリア両チーム共に最後まで強い集中力を持って戦い、試合会場も大きな盛り上がりを見せます。
前半にオーストラリアが得点、しかし延長戦後半、クリアボールから#22星がパスを受けてシュート、同点にし延長戦でも決着がつきません。
延長戦でも同点の場合は、サドンビクトリー方式、1Q4分で、先にシュートを決めた方が勝ちとなります。
結果、オーストラリアが先に得点し、13-14で終了となりました。
観客からは両チームに大きな拍手と歓声が上がりました。
素晴らしい戦いを見せた日本代表。恐らくこれまでの中で、選手全員が一番いいプレイを出し、最高の試合でした。
しかし、負けは負け。
この戦いを自信にし、明日(12日)の宿敵イラコイ戦に向け、頭を切り替えなければなりません。
■日本代表・第4戦 カナダ代表 7月14日(月)・14:00~ [日本時間:7月15日(火)・5:00] ■日本代表への応援メッセージ受付ページ ■インターネット中継について |
Text by:2014年度男子日本代表マネージャー・頃安悠子
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