一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2013年7月16日（火）　11:30試合開始（現地時間）
場所：カナダ・オシャワ

予選Pool・第5戦：日本代表（青） vs イスラエル代表（白）



スコア

チーム	前半	後半	延長	TOTAL
日本代表	3	8	1	12
イスラエル代表	8	3	0	11

得点者

日本代表	イスラエル代表
#6小堀 優子 (3)	#7 Kimberly Dubansky (4)
#11 和田 亜紀子 (2)	#23 Lauren Dykstra (2)
#17 剱持 真衣 (2)	#2 Amanda Schwab (1)
#5 飯塚 菜々恵 (1)	#5 Jenna Block (1)
#7 高野 ひかり (1)	#11 Alison Curwin (1)
#8 水戸 理恵 (1)	#24 Sarah Meisenberg (1)
#10 井倉 涼子 (1)	#33 Samantha Ellis (1)
#14 稗田 早織 (1)	－

Player of the Match
　#6 小堀優子



第5戦、予選Poolを跨いでの対戦となったイスラエル戦。イスラエルのメンバーは殆どがアメリカに住みラクロスをしている、言わばアメリカのクラブチームのような選手構成。ラクロスを熟知した、決して侮ることのできないチームである。

序盤、日本はゴール前へのフィードを中心に確実に得点を重ねていく。しかし3－1とリードし、波に乗り始めたあたりから、微妙に歯車が狂っていく。攻撃陣のミスが目立ち始め、イスラエルの攻撃時間が長くなり始める。イスラエルの1対1からの突破を警戒し、引き気味のマンツーマンで応じるが、相手に押し込まれ失点を重ねてしまう。3－3と同点になったところでタイムアウトをとるが、ドロー獲得にも苦しみ防戦一方の展開となり連続の5失点。3－8で5点ビハインドと厳しい展開で前半を終える事となる。

後半に入り、ドローの修正が功を奏し日本に一気に流れが舞い込む。#6小堀が3得点、#17剱持が2得点、#14稗田が1得点をあげ、怒濤の6連続ゴールで逆転。しかし、イスラエルも粘りを見せる。速攻とフリーシュートで2点を取りまたも逆転。ここで日本は、勝負師#11和田が速攻とカットインで再逆転。逃げ切りを図る日本だが、イスラエルはただでは転ばない。終了間際、ゴール前のフリーの選手にパスが通り11－11、この日5度目の同点となり前後半終了の笛を迎える。

サドンビクトリーとなった延長前半、日本はドローを獲得。攻撃サイドにボールを持ち込むと、仕掛けからの執拗な展開で相手を崩し、最後は#12能村からのパスを#8水戸がゴールに流し込み12－11、ゲームセット。今大会屈指の好ゲームは日本の劇的勝利とともに幕を閉じた。

イスラエルは強敵だったとはいえ、実力は日本が一枚上。格下相手の試合としては課題が残る内容であった。ここから先は最終順位に直接影響する厳しい試合が続いていく。今大会で大きく成長した日本代表、その力を存分に発揮するような試合を見せてもらいたい。


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［左：#13・渡辺奈緒／右：#2・渡邉光里］


［左：#7・高野ひかり／右：イスラエルは#7・Dubansky、#23・Dykstraらを軸に得点を重ねた］


［左：#14・稗田早織／右：守備を確認する#1・富田真世、#16・高柳美咲］


［左：#22・杉本美歩／シュートを決める#6・小堀優子］

■予選Poolランク

1	アメリカ	PoolA　4勝0敗	Chmpionship Bracket 進出
2	カナダ	PoolA　3勝1敗	Chmpionship Bracket 進出
3	オーストラリア	PoolA　2勝2敗	Chmpionship Bracket 進出
4	イングランド	PoolA　1勝3敗	Chmpionship Bracket 進出
5	ウェールズ	PoolA　0勝4敗	Chmpionship Bracket 進出
6	日本	5勝0敗	Chmpionship Bracket 進出
7	ニュージーランド	4勝1敗	Chmpionship Bracket 進出
8	ホーデノソーニー	4勝1敗	Chmpionship Bracket 進出
9	アイルランド	3勝2敗	Chmpionship Bracket 進出
10	イスラエル	4勝1敗	Chmpionship Bracket 進出
11	スコットランド	4勝1敗	Chmpionship Bracket 進出
12	オーストリア	3勝2敗	Chmpionship Bracket 進出
13位以下 （順不同）	オランダ	2勝3敗	Diamond Bracket PoolX 進出
	フィンランド	2勝3敗	Diamond Bracket PoolX 進出
	ドイツ	2勝3敗	Diamond Bracket PoolX 進出
	韓国	1勝4敗	Diamond Bracket PoolY 進出
	スウェーデン	0勝5敗	Diamond Bracket PoolY 進出
	ラトビア	0勝5敗	Diamond Bracket PoolY 進出
	香港	1勝4敗	Diamond Bracket PoolY 進出

　＊9～11位の順位は大会規定に基づき決定


・Text：日本ラクロス協会NPC委員・大久保宜浩　（＊NPC：日本代表プロジェクト委員会）
・Photo：日本ラクロス協会事務局次長補佐（関東地区）・浅井威宏