2014年男子日本代表・第6回練習会(4月12日~13日)
2014/04/18
2014年男子日本代表の第6回練習会を、4月12日(土)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園補助競技場、13日(日)に神奈川県(川崎市)・川崎富士見球技場にて行った。
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「守らせない」
それが代表の目指すオフェンス(以下OF)だ。ディフェンス(以下DF)に捕まる前に勝負をかけ、決めきる。目指すものはいたってシンプルだ。
ディフェンス(以下DF)について整理したのが前回までの練習だったのに対し、今回の練習会では、DFからどうOFに繋いでいくか、つまり「どうやって点を取りたいか」という点に関して、OF同士で共通認識を持つことを目的とした。
1日目の練習会では、パス練習やポジション別にメニューを行った後, 6対6でOF、DFそれぞれで、お互いにイメージを摺り合わせた。
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代表のOFは、DFとの距離感の取り方を重視している。DFさせない位置まで相手と距離を取ることで、パス、突破、シュートと多くの選択肢を持つことができる。そうすることによって、外側で相手にとって恐い状況を作り、DFを外に引き出した際にできる内側のスペースを複数人で狙うことをOFの共通認識として浸透させた。それは逆に言えばDFにとっては、無駄にOFにつきすぎて内を空けないこと、つまり守るべきかどうかの見極めが重要である、ということを意味している。シュートレンジが広い海外の選手に対して、日本が対策すべきポイントでもあるのだ。
練習の最後に行ったスクリメッジでは、DFとの距離の取り方が良くなり、DFが広がった時のオンサイドのスペースを使おうとするプレーも多く見られた。スペースの使い方をさらに連動させ、スペースを大きく使えるようになることが今後の課題だと、大久保宜浩ヘッドコーチは話す。
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「この選手が撃つ」と思われる選手からずらし、空いているスペースから「守らせず」にシュートを撃つ。代表が目指すOFはシンプルなゴールだ。決して誰も出来ないようなスーパーシュートではない。
そのためには、個人の力量が重要となる。パス精度を高め、シュートモーションの状態でパスを受けることで、外側で恐い状況を作る。そして、シュートを決めきる。決めきるからこそパスが活きる。それら全てが「守らせない」OFに繋がる。
代表選手に求められているものは、『いい』プレーではない。『勝つための』プレーなのだ。選手一人ひとりが、もっと強くならねばならない。
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次回は4月19日(土)、20日(日)に東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて練習を行う。
Text by:日本ラクロス協会広報部・臼井杏美
Photo by:日本ラクロス協会企画部部長・保坂光信
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「守らせない」
それが代表の目指すオフェンス(以下OF)だ。ディフェンス(以下DF)に捕まる前に勝負をかけ、決めきる。目指すものはいたってシンプルだ。
ディフェンス(以下DF)について整理したのが前回までの練習だったのに対し、今回の練習会では、DFからどうOFに繋いでいくか、つまり「どうやって点を取りたいか」という点に関して、OF同士で共通認識を持つことを目的とした。
1日目の練習会では、パス練習やポジション別にメニューを行った後, 6対6でOF、DFそれぞれで、お互いにイメージを摺り合わせた。
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練習の最後に行ったスクリメッジでは、DFとの距離の取り方が良くなり、DFが広がった時のオンサイドのスペースを使おうとするプレーも多く見られた。スペースの使い方をさらに連動させ、スペースを大きく使えるようになることが今後の課題だと、大久保宜浩ヘッドコーチは話す。
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そのためには、個人の力量が重要となる。パス精度を高め、シュートモーションの状態でパスを受けることで、外側で恐い状況を作る。そして、シュートを決めきる。決めきるからこそパスが活きる。それら全てが「守らせない」OFに繋がる。
代表選手に求められているものは、『いい』プレーではない。『勝つための』プレーなのだ。選手一人ひとりが、もっと強くならねばならない。
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次回は4月19日(土)、20日(日)に東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて練習を行う。
Text by:日本ラクロス協会広報部・臼井杏美
Photo by:日本ラクロス協会企画部部長・保坂光信
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